閉店時間 (扶桑社ミステリー ケ 6-9)

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制作 : 金子 浩 
  • 扶桑社 (2008年7月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594057213

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閉店時間 (扶桑社ミステリー ケ 6-9)の感想・レビュー・書評

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  • えーと。
    今までジャック・ケッチャムと出会わない、
    幸福な人生を歩んでこられた方と
    「ケッチャム?「隣の家の少女」の?」と眉間にシワを寄せた方は、スルーして頂いたほうがよろしいかと。

    短編集です。かなり普通です。
    ってゆーか、こんな普通の、わざわざ書かなくても、と
    いささか肩透かし。

    ま、言ってもですねー、
    読んでいる最中は、いつケッチャム節が炸裂するかと
    ドキドキしていたので、読み終わったら肩が凝っていました~
    ひい~。ふう。

  • この中では『雑草』は異色、いつものケッチャム。
    『閉店時間』『川を渡って』が白眉。ケッチャムの懐の深さがうかがえる。

  • そこまでケッチャム節は炸裂してなかった(と思う)

  • とことん絶望的な状況というのは、別に無敵の宇宙人が攻めてこなくても、とても身近なところにあって。日本人にとっては、でもやっぱりちょっと別の世界みたいに思えるんだけど、米国に住んでいる人にとって、これは全くの絵空事でもないんだろう。日本にいて良かった。

  • 鬼畜系小説。嵌まれば嵌まる。

  • ケッチャムの中短編集。「閉店時間」「ヒッチハイク」「雑草」「川をわたって」の順で好き。
    全く違う話だけど「川をわたって」はイーストウッドの『許されざるもの』をふと思い出した。正統派ウエスタン。

  • ケッチャム短編集。長編よりも比較的ソフトな話が多くて、ケッチャム初心者にお勧めかも。残酷描写も控えめ、後味もましなほう。
    ケッチャムには珍しいウエスタン「河を渡って」が、テンプレ的なウエスタンだけど、とても良かったです。

  • ケッチャムの鬼畜さの安定感。たまらないです。「隣の家の少女」は別格として、長編よりも短編の方が出来が良いのではないでしょうか。

  • 懐かしのジャックケッチャム。
    相変わらずの鬼畜陣も登場するけど、心やさしいひとたちも出てきます。弁護士の姉さんは鬼に変わったようだけど。罪もない一家が惨殺された瞬間吹いてしまった。この人のを読んでるとなんだかテンションがおかしくなる。

    一番良かったのは最後の「川を渡って」かな。全体の禍々しい雰囲気と、登場人物の普通っぽさのギャップが良かった。マザーがいい人過ぎて死亡フラグびんびんで、案の定一番ひどい目にあった。このときも悲しいというよりあーあと軽くなってしまうから、自分を疑ってしまう。

    ケッチャムの話は、状況次第で人の規範を変えてしまうから面白い。

  • 世の中、怖いものは多い。
    お化けも怖いし、猛獣に襲われるのもキツい。想像だけど。
    でも詰まるところは人。人間は実にバイオレンスになりうる。しかも毎日顔を合わせる―知り合いであれ、赤の他人であれ。

    本書は一部でカルト的人気を誇る鬼畜小説家ジャック・ケッチャムの中篇集である。
    「閉店時間」、「ヒッチハイク」、「雑草」、「川を渡って」の4篇が収録されており、どれも然るべき描写に満ち溢れている。
    そもそもこの著者の作品を手に取る人は、この手の内容であることを知っての狼藉であろうから、敢えて著者の他の作品と異なる点について述べてみたい。

    なんつうか、「ヒッチハイク」と「川を渡って」にはカタルシスがあるんです。
    いつもは実にまざまざと暴力を見せ付けていて、それでいて読み進めてしまうという印象があるのだけれど、この2作はちと違う。
    悪人の破滅が、割と爽やかな形で描かれている。
    これには驚いた。

    個人的にはケッチャムは娯楽作家ではないと勝手に思っている。
    過剰(あるいは悪趣味)とも言える暴力描写は、目を背けたくなるような陰惨なものだけれど、一方で酷い事件や出来事は実際に存在する。そう考えると、とても誠実に人の有様を書いているともとれて、「勧善懲悪」とかいう言葉の入る余地のないストイックな作風にふと安心感を憶えている自分がいる。
    一方で、やっぱり悪人は死んで欲しいよねという思いを抱くのもごく自然なことだ。生々しい救いのなさ、欺瞞に満ちたカタルシス、その両方が書けるという懐の深さが、この作品群の魅力なのではないだろうかと。

    そういうの好きな人向け。

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