明日を追いかけて (扶桑社ロマンス ラ 9-5)

  • 扶桑社
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  • Amazon.co.jp ・本 (513ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594059620

感想・レビュー・書評

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  • 父を殺され、その殺人犯として追われるシャーロット。
    銃で撃たれた傷も手当て出来ず、ひたすらに逃げ、流れ着いたメキシコの地。
    財閥の跡取りとしての生活を捨て、ひっそりと絵を描くことだけを糧にする彼女の前にある男が現れる―戦場で瀕死の重傷を負いつつも、過酷なトレーニングで復活を目指すマット。
    姿を目で追いながらも、お互い言葉も交わさぬまま、不思議と傷ついた2人の心は近付いていくが…
    傑作ロマンティック・サスペンス

    プレゼントを贈りあうところは…童話とかで助けられた動物なんかが置いていくようで微笑ましい。
    ホットなシーンが少なめで、これくらいでいいわ-と思いました。
    ヒロインが身元を隠しているから進行がゆったりしていて、少しずつ知り合って、近付いていくのが良かった-
    いつもの数日間で事件もラヴもハイテンション!なのも一気に引き込まれて、それはそれで楽しめるけど。
    暴力的な部分も美しいものを愛でる気持ちも、人間として皆が持っているとは思うけど、嫌悪し理解不能と思っていたものが自身の内にあると知った衝撃は…どうなの?
    意外とあっさり受け入れてるようだけど、必要性と身近に先人がいるから、なのかな。
    エリザベス・ジェニングス名義で出したもの、他は翻訳されてないみたいで残念…

  • 元SEALヒーローx令嬢ヒロイン

    『闇を駆けぬけて』でも思ったけれど
    この作者のサスペンスって犯人側のモノローグが長く感じてしまう。
    そして真夜中シリーズのファンとしては、
    ラストのヒーローがちょっと情けない・・・
    戦うプリンセスは格好いいけど、少しくらいはヒーローの活躍シーンが欲しかった。

  • 元SEALのリハビリヒーロー * 追われる手負いのお嬢様
    リサマリ、本名で書いたロマサス。官能シーン満タンではない分、作者の良い所が際立っているかも。優しい描写が多いが、二人で野外音楽会に行くシーンが特に素敵。満足。

  • 【再読】
    文章の意味が分からなかった部分
    シャーロットの家政婦モイラがコーヒーを焦がす、という描写。
    焙煎後輸入した豆を再度焙煎するんか???

    カンティーナの食べ物描写は、メキシカン好きの私も惹かれたが。

  • サスペンスとしてはラストが相変わらずですが、ここまで情けなく弱ったヒーローはリサの作品では珍しく感じました。が復活後はいつも通り、差し迫った欲望と保護欲が凄かった(笑)
    今回は魚やら貝やら守護天使やら、エスパーかと思う意思疎通加減が面白かったです。
    ヒロインが流れ着いた小さな町は皆良い人たちで、永住したくなるような所です。
    ヒロインの猫とかお手伝いさんに関してはショックでしたが、それもサスペンス色を強調してました。敵にはちょっと同上してたんですが、猫のシーンですっかり嫌悪の部類。
    懲役20年は軽くないですか!!と不服に思ってしまいました。

    HOTさはいつもより低めでしたが十分堪能出来ました。是非ともスピンを読みたい!そんな作品でした。

  • エリザベスジェニング名義というだけあってLMライスのより官能度が足んない。充分楽しいんだけど、ちょっともの足んない。

  • 私が初めて読んだリサ・マリー・ライスがこの作品。
    ヒロインが追い詰められているときに、ヒーローが回復しつつあって、その時の淡い絆がまさにロマンス。
    事件は会社乗っ取りでヒロインを追い詰めるための手口も陰惨。
    それでもヒロインがしなやかに生き続ける姿が描かれてるので、テンポよく読めた。
    後日読んだ真夜中シリーズよりhotさは控え目だけど、その分ストーリーに集中できて良かったかもw

  • 購入済み

    あらすじ
    (BOOKデーターベースより)
    逃げ続けること。それがシャーロットに許された唯一の選択肢だった。財閥令嬢としての温かな生活はもう忘れよう。父を殺され、殺人犯の汚名を着せられ、銃で撃たれた傷の手当もできず、彼女はひたすら逃げる。南へ、南へと。しかし、流れ着いたメキシコの地で出逢った一人の男が彼女の運命を変えた。戦場で瀕死の重傷を負いながら、復活に賭ける不屈の男マット。お互い言葉も交わさぬまま、傷ついた二人の心は求め合い、近づいてゆくが…。

    リサ・マリー・ライスにしては展開が?と思っていたら
    別名で(本名らしい)出版した作品を日本ではリサ・マリー・ライスの名前で出版したようです。
    描写というか、展開がゆっくり目なのですよ。
    あとがきを読んで妙な納得でした。

    それにしても自分で銃弾の傷を治すって白人のお姉さんはすごいです。(違)

    Pursuit by Lisa Marie Rice

  • 最後の対決のシーンまで、ずぅーっと私怯えてた。
    とにかく分からないこと尽くしで、もうその時にならないと何の予想もつかなかった。
    でも――本当に、彼の守護天使兼戦うプリンセスはかっこよかった!

    何よりも大好きなシーンは、二人が出会った場面。
    私も勇気をもらったわ。

    • 榊さん
      私、ヒーローが俺の守護天使とか言い始めたときは思わず吹き出しちゃったよ◎ドリーミーなヒーローで◎
      私、ヒーローが俺の守護天使とか言い始めたときは思わず吹き出しちゃったよ◎ドリーミーなヒーローで◎
      2009/10/09
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著者プロフィール

Lisa Marie Rice
リサ・マリー・ライス
1951年アメリカ生まれ。翻訳者、通訳を経て小説家に転身。官能に彩られたロマンティック・サスペンスを中心に旺盛な創作活動を展開。『真夜中の男』(扶桑社ロマンス)で2004年のシズラー・アワードの最優秀ロマンティック・サスペンス賞を受賞。2014年より〈真夜中〉シリーズを再始動する。

「2023年 『真夜中の抱擁』 で使われていた紹介文から引用しています。」

リサ・マリー・ライスの作品

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