黒き狩人と夜空の瞳 (扶桑社ロマンス シ 27-1)

  • 扶桑社
4.10
  • (17)
  • (13)
  • (8)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 92
感想 : 15
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (591ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594059736

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 初・ナリーニ・シン作品。
    パラ自体あまり読んだことはないが、
    条件があるようで縦横無尽。
    そして物語の広がり方が予測不能でかなり面白い。
    コンテンポラリーにはない面白さがある。
    そして独占欲と保護欲が本能であることが当然な世界だから、
    読んでてヒーロー目線に萌えてならなかった。笑
    もちろん泣けた場面もあった。
    それに、
    時々サスペンスの流れに集中しすぎて、
    気付いたら濡れ場なとき、
    「ああ そういえばそうだった」って我に返るほど、
    ラブロマンス以外も読みごたえがあって良い。
    サイチェンジリングシリーズは通して早く続き読みたい。
    ししてネコ派にはたまらない。笑

  • 超能力を持つ「サイ」、動物への変身能力を持ち、群れて暮らす「チェンジリング」、「ヒューマン」の三つの種族が暮らしている世界。「サイ」は自らの精神活動を抑制することによって力の暴発を防いでいたが、感情があふれそうになってしまっている「サイ」の女性、サッシャがいた。チェンジリングの一部族のリーダー、ルーカスと一緒に仕事することになったのだが、彼はある連続殺人事件の調査のため、彼女を利用しようとしていた……。SF異能もの。
    ロマンスでこれだけ本格的なSFは少ないだろう、というぐらいしっかりとした設定でした。ただ、それだけ、フツーのロマンス好きには読まれないのではないかという危惧も、アリ(笑)。「サイ」の感情を抑えに抑えつけられ、抑えられなければ死より恐ろしい目に遭う、というところが、主人公のサッシャをむしばんでいて、そこの中で、夢でだけは自由に生きていられる、という設定が上手い。またこの夢の中のサッシャが可愛らしいし。ルーカスはルーカスで、ちゃんと長をやりつつも、短所があって、それを上手く使っているなあと思いました。面白かった。

  • 図書館の本 読了

    内容(「BOOK」データベースより)
    感情を抹消した超能力者と動物に変身する種族が共存する世界。特殊能力の証しである夜空の瞳を持つサッシャは、豊かな情感の持ち主だが、必死にそれを隠して生きている。彼女が共同事業を行なう豹チェンジリングのルーカスは、サイによる連続殺人を止めるべく、サッシャに探りを入れてくる。敵対する関係ながら、惹かれあう2人。だが、殺人犯が新たな事件を起こし、情勢は緊迫する。一触即発の危機に、サッシャは決死の作戦に身を投じる覚悟をするが―人気沸騰のパラノーマル・ロマンスついに登場。

    パラはあんまり得意じゃないんだけれど、評判がいいしとりあえず1冊は読んでみるかと手に取りました。
    うん、これならいいなか、読めるじゃん、という感じ。
    サッシャの葛藤振りがかわいくもありかわいそうでもあったけれどこれからも登場するのよね、きっと。
    子豹のブーツをかじる2匹?ちゃんも今後が楽しみです。

    Slave to Sensation by Nalini Shingh

  • おぉ!これは面白い。
    人間、超能力者、動物に変身する能力がある人
    の三種族が共存している世界の話。

    SFファンタジーですかね。
    ロマンス色はそこまで強くなく、ストーリーそのものがとても魅力的で面白いです。
    今回は豹と超能力者のカップルの話。

    最後までハラハラしたけれど、そこはロマンス小説。
    ハッピーな締め括りでホッとしました。

  • 読み始めは物語の世界観の設定などを理解するのが少し大変だけど中盤からはどんどん引き込まれました。
    種族が違う二人が互いに惹かれ合い歩み寄るところもいいしサッシャの葛藤や成長が描かれてるのもよかった。
    シリアスな展開なんだけど、所々に出てくる【喉をごろごろ】させるルーカスがかわいい(笑)
    終盤のルーカスの気持ちが痛いほど伝わってきて泣いてしまった。

    ホーク、ヴォーン、ドリアンなど気になる登場人物がいっぱいなのでシリーズ追いかけます。

  • 原書で読まなくてよかった…というのが最初の感想。プロローグの2ページを理解するのに3回読みなおしました。あとは何とかなりまして。
    猫派の私に双子のローマンとジュリアンのシーンは毒だ~。悶死。

    この一冊だけでもボリューム満点だと思ったけれど、シリーズの序章に過ぎないのだとか。次行くぞ、次。

    攻殻機動隊The Movieも観なくっちゃ。で、真似るんだよ。
    「ネットは広大だわ」って。

  • ヒロインのサッシャが感情を持つサイとして登場するため、感情がないとか、サイネットだとかが、いまいちつかみ辛かった。
    キャラが魅力的で面白かった。
    あまり登場しなかったけど、子豹の二人がかわいいいなと思いました。

  • 2011年9月30日読了。

  • 「時間と金返せ」を何回か繰り返し、たどり着いた本。
    パラノーマルもの。
    これのほうが、甘い台詞はあった、はず。
    これも、おもしろかったです。
    サイとチェンジリングと人間が、共存する世界。少々SF風味。

  • 超能力者と黒豹のチェンジリングのお話。もっと黒豹がでてもよかったかなぁと思っている

全15件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

フィジー生まれ。ニュージーランドで育ち、日本で3年間すごす。2003年にデビュー。パラノーマル・ロマンス〈サイ=チェンジリング〉シリーズでベストセラー作家となり、数々の賞に輝く。〈扶桑社ロマンスのナリーニ・シン作品〉『黒き狩人と夜空の瞳』『冷たい瞳が燃えるとき』『氷の戦士と美しき狼』『気高き豹と炎の天使』『封印の獣と偽りの氷姫(ひょうき)』『燃える刻印を押されて』『遠き記憶が輝くとき』『裁きの剣と氷獄の乙女』『藍色の瞳の女神と戯れて』『雪の狼と紅蓮(ぐれん)の宝玉』(上・下)『金眼の黒狼(こくろう)と月下の戦姫(せんき)』(上・下)

「2016年 『黒曜石の心と真夜中の瞳(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ナリーニ・シンの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×