超三流主義

著者 :
  • 扶桑社
3.42
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本棚登録 : 216
感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594060091

感想・レビュー・書評

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  • 節約参考書として、手にとったが、この本が教えてくれたのは見栄をはる重要さだった。見栄なんてっと馬鹿にしている人ほど、こんな考え方があるのかとかんがえさせられる一冊!

  • 著者の価値観がよくわかる一冊である。
    私はそれほど、この本の内容が生活レベルを落としたものとも思わなかった。
    徹底して無駄をはぶき、価値をみいだすものにはそれなりにお金をかける。メリハリがついた、生きたお金の使い方だと思う。
    温泉地のマンション購入や、持ち家を持たないことなど、一理。ま、私は持ち家にロマンをもっているので全部の意見に賛成ではないのだけれど、確かに固定費を減らすのが一番効くから。
    男の人らしく、「モテ」にお金をかけており、それも価値観だなぁと思ったし、故人が偲ばれてかわいく思える。
    ご両親の金銭感覚に対する教育もすごいと思った。参考になる。ちゃんといい学校にも行かせているし。

  • 超三流主義について知りたくて読書。

    前半が参考になる人と後半が参考になる人がいると思う。

    フリーランスで仕事をして、人間関係を構築するためにはできる人のふりをする。
    これが重要。

    見えるものへお金投資し、見えないもには投資しない。

    セルフブランディングするためには、相手からの第一印象を意識する必要がある。20代なら不要だが、40代なら必要。ブランドで飾るわけではないが、それなりの一流のものを身に付けることは信用、信頼につながる。

    ホテルの活用は参考になる。

    マインドシェアを高めて、人間ポータルを目指すは、フリーランスで生き抜くためには必要な要素。

    人間関係の重要性は会社員のときよりもフリーになってからのほうが増したし、難しさも改めて痛感した。

    競争のない分野や場所で負けない勝負をする。葉書を出すのもその1つ。

    マメさ×速さを意識していきたい。

    読書時間:約1時間5分

  • エンターテイナーですね(^_^)
    ふざけているように見えて実はものすごく本質を掴んでいる方だなと思いました。読んでて楽しくなる本です!

  • 徹底したリサーチに裏打ちされた買い物術や裏ワザ、いつも参考にしていました。ここまで貫徹した生き方はなかなかマネできないと思います。

  • 徹底的に無駄をそぎ落とす。
    ゼロベース思考

  • 見えないところに金をかけても仕方ない。例えば、我が家では妻と下着も共用している。また、家を買うのは勿体無い。家を買うならリゾートマンションを買って、色んな人に使ってもらうことでそれ以上のリターンを得ることができる。

    など、節約しつつも気分はゴージャスに、というのが氏のモットーであるらしい。こどもの頃から節約術を考えていたというのが凄い。商魂たくましく、利発なこどもだったんだと思う。

    無駄なところでは見栄をはらないが、フリーランスなので取引先などには舐められないよう、高級ホテルの常連のように見せかけたりする。必要な見栄ははるべし、というところか。どちらにしても、人は見栄をはらないと生きていけないのね。

  • 効果的にお金を使うことで、価値を三倍にも四倍にもする方法が多数。オークションやポイントで、普通だと手に入らないものを安価で手に入れたり、人に印象づける効果的な方法だったり。まぁ一部やりすぎな面はあるんだけど(笑)惨めにならない程度であれば問題ない。見た目に見えないところよりも、見える点で豪華主義or勘違いさせる!先を見据えて相手を探したり、金子さん賢いなぁ…と思いました。
    お金がなかったからできなかった、ではなく、お金ないけど同じ効果が得られないかな!?と考えて、実現させて生きたいものです。

  • ちょっとやりすぎの感はありますが
    だけれども、お金がないのならば
    ないなりの生活をしないといけないのは
    いたって当たり前のことなんですけれどもね。

    うれしかったことは
    女性のブランド志向をばっさり切り捨てていること。
    同性として、ありえないです。
    金づるかといいたくなりますよね。

    それとよりよく見せるためには
    「頭」も有効に使わないといけません。
    だけれども極端な節約本ではありません。
    かけるところには…と言うこと。

    ある要素を斬ってくれたことに満足!

  • 著者は、大学卒業後に㈱ジャパンエナジー(JOMO)を経て独立。現在は、鉛筆からミサイルまで、あらゆるジャンルの流通過程を「五感」で追い続ける流通ジャーナリスト・購買促進コンサルトしてして活動。最近は雑誌やテレビ等のあらゆるメディアで情報発信をしている。

    著書に「値切りのマジック」「いまどき儲かる商店街」等がある。

    本書は、「清く・貧しく・ゴージャスに!貧民の、貧民による、貧民のためのゴージャス!」という節約と贅沢の両方を楽しむ「超三流主義」をキーワードに以下の6章に分けて説明がされている。
    ①賢い買い物術と値切りテク
    ②住宅費(固定費)を考える
    ③景気の波に左右されない強い家庭をつくる
    ④清く・貧しく・ゴージャスに
    ⑤良好な人間関係を考える
    ⑥身の丈を知る

    最近テレビの露出が激しい著者。最近テレビを見る機会が少なくなった私でも高い頻度で著者は出演している。小太りでメガネの容姿から私たちとは少し違った視点からの問題へのコメントは気になっていた。

    各章にわたって、基本的には真新しい情報というものはないものの、実際に著者が実践している節約術やそれに至った考え方や背景などが丁寧に説明されており、ページを進めるごとに共感できる点も多くなった。

    興味深かった点については家庭へ「トヨタ生産方式」を取り入れたこと。①改善②ジャストインタイム③見える化等の手法を家庭へ活用している点については楽しく読むことができた。

    最初から最後まで難しい言葉は使われていない。しかし、読めば読むほど味のある文章。色んな問題を自分の言葉でわかりやすく書かれており、ビジネス書というくくりではなく、いろんな人が楽しく読めるのではないかと思う。ビジネス書がそんなに好きではない主婦である妻にも早速勧めてみたい。

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著者プロフィール

1971年4月30日千葉県生まれ。慶應義塾大学卒業後、株式会社ジャパンエナジーに入社。独立後は独自の取材と切り口で、流通ジャーナリスト兼プライスアナリストとして、TVや雑誌などの各メディアで活躍。2012年10月没。

「2013年 『学校では教えてくれないお金の話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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