散歩もの (扶桑社文庫)

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  • 扶桑社 (2009年10月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594060800

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散歩もの (扶桑社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 今さら「孤独のグルメ」を買うのも恥ずかしい気がした。けれども、谷口ジローの作画を手にしたいという欲望がふと湧いて、文庫本にしたらその魅力は半減することを知りながらも、同様の作品を買ってみた。「こういう」散歩が大好きだということも買った動機の中にある。

    ここにあるのは、健康のための散歩ではない。近所や仕事先からの帰りなどの近めのお出かけではあるが、すべて「発見」を愉しむ散歩である。そういう意味では、私の日帰り旅や一人旅先で行う「散歩」とほとんど同じだ。

    後書きで、原作者は三つの決め事をしたと書いている。
    (1)調べない
    (2)道草をくう
    (3)ダンドらない
    私が旅先で厳密にそれを守るのはむつかしいが、しかし私は大まかにそういうことをしている。久住さんはそのことを「日常生活の隙間」だと言っている。私は「生きていることの実感」だと言いたい。

    文庫本の絵からも、谷口ジローの画力はひしひしと伝わってくる。久住さん曰く、一コマに一日かけているコマがかなりあるという。日本の職人技と芸術作品は、紙一重のものがかなりある。思うに、谷口ジローのマンガ(原稿ではなく)単行本はその類だろう。そして、第五話の真夜中散歩の画は、文庫本にしたら潰れてしまうような画が、谷口ファンの印刷屋の頑張りにより、かなり残っているらしい(部屋の灯りの微妙な表現が素晴らしい)。思うに、それも印刷屋の職人技だろう。
    2014年10月22日読了

  • この作・画コンビは癖になる。「孤独のグルメ」のようなストーリー展開であるものの、文房具メーカーの営業部長が『散歩』している中での発見という設定。あとがきを読めば「通販生活」連載ということで執筆された由。そんな制約があっての物語ということを思うと、また趣き深い。

  • 歩いて新しいものを発見!この先、もうできないのが残念。

  • 孤独のグルメの散歩版。孤独のグルメほどの満腹感はないものの、話が食べ物にとどまらないので、ストーリーが単調にならず面白く読めました。1話の長さがもう少し長ければよかったなあ。

  • 散歩を「のんきな迷子」と言い変えるセンスに脱帽。
    孤独のグルメとは違った男の哀愁・ダンディズムが味わえます。

  • ホリエモンお勧めという事で購入。
    自分も似たような散歩をする事があるので、ドラマもオチも無い話でも納得。ただ文庫版は細かすぎて老眼には厳しい。

  • 孤独のグルメのコンビによるあてのない散歩マンガ。
    ドラマとしても少し中途半端な印象があるが、これはこれで良い。
    描き込まれた絵が魅力。

  • ただただ散歩してるだけの話なんだけど、なんか良い。息抜きになるような。
    後半は原作者久住さんのエッセイ?になっているのだけど、谷口ジローさんの原画に対する感想がすごく面白かった。原画はスクリーントーンが緻密に貼り重ねられていてものすごく重量があるんだとか(内容の重みだけでなく、文字通り原稿そのものの重量が)。「この一コマでたぶん一日仕事」と久住さんが評するほど絵が緻密で、文庫で読むのはもったいなかったかも。

  • 散歩の醍醐味は、迷子にあり。

  • 散歩は優雅な無駄足 通販生活 新井薬師 野方配水塔 坂本商店の味噌 中野ブロードウェイの上はマンション 沢田研二 青島幸男 まんだらけ タコシェ 通販生活 かっこいいスキヤキ 吉祥寺 上野原譲二 犬を飼う 仲町台 シエスタ 昔と未来をCGで合成 旧東海道 のんきな迷子 高井戸 しあわせな王子 オーガニック ゴーヤ ハーモニカ横丁 トタン屋根 川上 宗薫かわかみ そうくん 目白 坂道 椿山荘 学習院 田中角栄 品川 銭湯 左翼のヒッピー

  • 精緻な画&独り言系原作。確かにランニングで知らない道に入り込んだりすると純粋に楽しい。

  • 帰路にて、歩いて帰る時、自転車で帰る時、車で帰る時、電車で帰る時、新幹線で帰る時、同じ道沿いを通ってもその表情はまったく違うものです。
    早ければ早いほど、景色は少なくなっていく。
    交通機関があって町ができているのではなく、町があって交通機関ができている。交通機関から離れたところには、死んでしまっていたり、誰にも気づかれずほそぼそと呼吸をしている、自分の過去とは無縁のものであっても郷愁にかられるモノがあったりする。
    歩くことで見つけられることの魅力を昏々と語ってくれる。

    この漫画の主人公、自分のことを散歩の天才といってしまうほどの散歩上手、かつ散歩好き。
    しかしながら人生においては一人、目の前に偶然停車していた急行電車に乗ってしまったようで、過ぎ行く戻れない景色に未練を残している。停車駅で会った、回り道をしてきた友人を見て、いつもどこか後悔している。
    自信なさげで、少し後ろ向き、けどその場を、小さな発見を、幸せを楽しんでいる主人公がとても愛おしい。

  • 「1コマ1日」実際それくらいの細密度である。文庫版サイズだったのが残念。大判でも読みたいと思う。

  • 漫画とエッセイがあり二度おいしい。面白い通りを偶然見つけるワクワク感がかなり共感できる。

  • 孤独のグルメは料理という華があったけど、この作品はただ散歩し、その過程で見つかったものをピックアップするだけで、読んでる最中に期待するものがなく、読んでくとただ単に終わるだけである。
    この作品はそういうものなので、それでいいのだけど、どうしても久住さんと谷口ジローさんの作品なので、孤独のグルメと比較してしまうのは否めない。

  • 『孤独のグルメ season2』放映開始記念。

    話自体に『孤独のグルメ』ほどのパンチ力はないが、
    絵が超細密になっていて驚いた。

  • とある人生の先輩からいただいたもの。うん。

  • 1話8ページのあっさりした本編が半分。原作者による御託が半分。
    フランスでは絵本大の大判で出版されたとか。後半は削ってそうした方がよかったかも。
    消耗したくない日の読み物に。

  • おなじみのコンビが手掛ける小粋な散歩コミック。『孤独のグルメ』よりももっと淡々とした雰囲気でした。谷口さんの緻密な作画力と薄墨を使ったモノトーンの色合いは、大判で読んだほうが楽しめそうですね。

  • 自分の足で裏路地を歩いてみたくなる本。
    名所は普段気付かないだけで日常どこにでもあるのかもしれません。

  • 字が小さくって読みづらかった。

  • シュナの旅と一緒に購入。谷口ジローさんの絵が孤独のグルメより、淡い色合いになっています。スクリーントーンを何枚も張ったり、削ったり。そして印刷会社も頑張っています。
    残念ながら、当方の老眼の進行を再認識してしましました。残念。文庫本じゃなく、もっと大きい版を買わなきゃ。

  • のんきな迷子漫画。

    テレビや雑誌で見たところへ行くのではなく、
    自分の足と目と鼻でみつける散歩のはなし。
    最近、散歩すきなのでとっても楽しめました。

  • さらっと読めた。奥さんがいいやね。

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散歩もの (扶桑社文庫)の作品紹介

文具メーカー勤務のサラリーマン・上野原が、勤務中や休日に歩いた都内の風景の数々。北品川、目白、吉祥寺、井の頭公園…。ふと目にとまった出来事を淡々と描くことが、ここまで上質な人間ドラマを生み出した。「孤独のグルメ」の黄金コンビが贈る、極上のエッセイ風コミック。

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