散歩もの (扶桑社文庫)

  • 扶桑社
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感想 : 52
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  • Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594060800

感想・レビュー・書評

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  •  文庫版ではマンガは苦しいということを実感した。目が老化するのは、もうどうしようもないのか。
     え?マンガはどうかって?それは、谷口ジローさんですから。小説のテイストですね。

  • ***未処理***

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  • 名作「孤独のグルメ」の番外編とも言うべき作品。

    おそらく孤独のグルメほど共感を得られない人も多いかもしれない。
    孤独のグルメは「腹を満たす幸せ」について書かれているが、「散歩もの」は人生哲学なのである。
    日々繰り返される日常の中に生じた隙間を埋めるものとして散歩が描かれているのである。
    故にその散歩哲学は市井に生きる人々から見れば少々先鋭的すぎるものになってしまう。(冷静に見れば主人公はただの変わり者だ)

    だが魂の漂泊を埋めるものとして散歩を見れば、その風景は変わってくる。
    放哉や山頭火、西行のように漂泊することが出来ない我々にとって、散歩は日常を逸脱するささやかな抵抗の現れなのだ。
    金子兜太風にいえば主人公・上野原譲二は定住漂泊を体現しているといえるのだろう。

    連載回数が少ないせいで後書き、解題が本の三分の一も占めるがそれはご愛嬌。
    <b>大人の「孤独の」散歩</b>をじっくりと味わえる一冊。

  • (288)

  • この雰囲気感が好きな人には堪らない。なにげない日常になにげない散歩している姿を何気なく書いている。

  • この作・画コンビは癖になる。「孤独のグルメ」のようなストーリー展開であるものの、文房具メーカーの営業部長が『散歩』している中での発見という設定。あとがきを読めば「通販生活」連載ということで執筆された由。そんな制約があっての物語ということを思うと、また趣き深い。

  • 孤独のグルメの散歩版。孤独のグルメほどの満腹感はないものの、話が食べ物にとどまらないので、ストーリーが単調にならず面白く読めました。1話の長さがもう少し長ければよかったなあ。

  • 散歩を「のんきな迷子」と言い変えるセンスに脱帽。
    孤独のグルメとは違った男の哀愁・ダンディズムが味わえます。

  • ホリエモンお勧めという事で購入。
    自分も似たような散歩をする事があるので、ドラマもオチも無い話でも納得。ただ文庫版は細かすぎて老眼には厳しい。

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著者プロフィール

1958年生まれ。マンガ家/ミュージシャン。美学校出身。滝本淳助とは、『タキモトの世界』や「東京トワイライトゾーン」(「タモリ倶楽部」内のコーナー。1989年に日之出出版から書籍化)などでコンビを組んだ。

「2015年 『滝本夢絵日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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