吉田茂の見た夢 独立心なくして国家なし

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著者 : 北康利
  • 扶桑社 (2010年5月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594061784

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吉田茂の見た夢 独立心なくして国家なしの感想・レビュー・書評

  • 2014.09.13
    現代の日本国民は「心」よりも「モノ」、「誇れる国家」よりも「幸福な自分」、「筋の通った生き方」よりも「満ち足りた今」になっている。
    進むべき方向を示せば心は一つになる、心が一つになれば力になる。国家のリーダーとして具体的な将来の夢を掲げることは何よりも大切なこと。将来への希望を与えられなくて、何の為に働くのか。

  • 吉田茂をもっと知りたいと思うあなたへ贈る一冊。

  • 【読書その50】吉田茂、戦後、内閣総理大臣に就任すると、強力なリーダーシップ、国内外に豊富な人脈を駆使し、戦後の復興の礎を築いた。天邪鬼で気分屋、大胆な物言い、非常に難しいところの多い人物像であるが、人を惹きつける魅力がある。その吉田茂総理のサンフランシスコ条約締結後から天に召されるまでを書いた本。
    その中では総理の座を目指した数多くの政治家の物語。政治とはかくあるものかと感じさせる。その中で吉田は講和条約後の日本の完全独立を目指し奔走する。また、本書を通じて感じたのは吉田の人間性。米駐日大使ジョゼフ・クルー、吉田学校の生徒である佐藤栄作や池田勇人との親交。特に心に残ったのは佐藤栄作との親交。人間関係の機微に鈍感な佐藤を陰ながらサポートして支える吉田。それに応え、実直に吉田を慕う佐藤。吉田の国葬の葬儀委員長である佐藤の弔辞は本当に感動的。思わず目にこみ上げるものがあった。やはり、人の価値はその人間性が決める。

  • 戦後の混乱の中で、「独立国」たる方法論をめぐってぎらぎらとした派閥抗争が淡々と描かれている。それぞれの政治家の「執念」のようなものが前面に描かれていて、こういう本を読むと、現代は自分も含めて「真っ正直」「あっさりしすぎ」なのかと反省。

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