無力感は狂いの始まり 「狂い」の構造2 (扶桑社新書)

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  • 扶桑社 (2010年9月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594062590

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無力感は狂いの始まり 「狂い」の構造2 (扶桑社新書)の感想・レビュー・書評

  • 今回読んだ中のなるほどなあ文↓

    『~期間限定の仕事しかやっていないと、日常の想像力の射程距離が短くなる。』

    『~その手段はやっぱり、被害者意識と正義感だと思うんだよね。善行を施しているという意識によって、どんどん追い込まれていく。あり得ないぐらいびっくりな結果というのは、必ず善が起こす。』

    『理屈の盲目が真実を見誤らせる』
    『人間が正常かどうかを判断する条件のひとつは、別の回答を想像する能力があるかどうかということ。』

  • 「殺育」と「奴育」、本当やった方がいいと思う。
    そういう気持ちや倫理的なことって、常識的に身につけている人とそうでない人がいるものだし。

  • 平山氏のおじさんぷりがつらい。ネット右翼を見ているのと似た気持ちになるので。

  • 結構内容が切られているところがある気がする。
    文句言いつつもそこに居続ける方が楽なのは
    楽だからなー。逃げてばっかり。

  • evernote:///view/42273/s1/fce8238f-72bc-4fc7-9a3a-d7b1c0a13be6/fce8238f-72bc-4fc7-9a3a-d7b1c0a13be6/

  • 精神科医と小説家が人間の狂気について語った対談集第二弾。

    エログロ注意な発言も多々あるのだけど、現代の心の病を持つ人に触れている春日氏と広いフィールドで様々な人間に触れている平山氏の発言の切れ味は想像以上。
    無力感に反応せずさりげなく無視する人が多いとか、ひどいなりに低値安定してしまう性分があるとか、犯罪者でなくてもズバリすぎる指摘に自分の深層心理の都合の良さにグサグサ気付かされた。まっとうに生きてるつもりの自分だけどこの耳の痛さはかえって貴重!
    ひきこもりが身近にいる者には本人側・身内側双方の洞察にも、やはりうちのめされながらも頷かざるをえなかった。

    過激だが多くの気付きがある一冊。前作も読みたいけど図書館にないのが残念…。

  • マイナーな新書を探すのは大変だった。平山夢明と春日武彦の対談集第二弾。前作とちょっと編集方針がちがうようだ。グダグダといえばそうだがもともとどうでもいいことしか喋ってない。ただ前回よりネタの濃度が下がっているようだ。酒場の会話をまとめたような感があり、二人のえげつなさが目立つ。というか上品なまどろっこしい話を聞くよりこっちのほうが好きだが。社会良識とやらにちょっと違和感を抱く人は読んでいただきたい。

  • まあ、ビックリするくらい身も蓋もないことが延々と語られていて、少し前の自分なら「人権侵害だっ!」て、激怒してたかも。でも、結局、この狂ってる人を語る側と語られる側が紙一重なことと、狂者への嫌悪を直視しない限り、援助はただのお為ごかしや自己満足(救世主コンプレックスといってもいい)のはけ口にしかならなくて、それこそが人権侵害なわけだな。ふむ。

  • 対談「狂いの構造」の続編であるが、表題の通り、「無力感」を狂いの原因という見方は非常に面白いと感じた。無力感というのは「どうすることも出来ない状況」であると理解するが、その場合に精神のバランスが崩れるという理屈は十分説得力がある。
    それにしても、ICTの進歩が、人間に利便性をもたらす反面、精神の崩壊を助長している面があることは、今更ながら切実な問題だと思う。規制強化が解決策になるとは勿論思わないが、リアルな世界で幸福を感じられる施策が必要なのだろうと思う。

  • 精神科医の春日武彦と小説家の平山夢明の対談第二弾。
    相変わらずの毒舌は面白かったけど前回のほうが面白かったな。
    それにしても平山氏の周りには変な人ばっかりだな!

  • 精神科医春日武彦と小説家平山夢明の対談集。第二弾

  • 放談集第二弾。

    最初のインパクトよりかは若干パワーダウンか。

    人間というのは見慣れたところに安住したがるから
    どんなに良くなることがわかっても、見知らぬ世界に飛び込むのは
    相当エネルギーがいる、
    見知ったところで文句をブーたれつつ過ごすのが1番楽。
    高値安定させようとしても低値安定したがる。

    というのがね。耳が痛いわ。

    しかし今回もやはり、無力感をどう扱ったら狂気につながるのかは
    わからなかったのでした(笑)

    今回は春日先生のイメージが崩れたw

    イソミタール面接の
    寸止めでちょっと入れたり出したりしながら耳元で、とか。
    先生!(笑)

    産婦人科の時に~大抵は無理で~てのは、
    うっそーんって思うけどね。その状況限定だからでしょー、と。
    むしろある状況なら大抵とは大抵大丈夫でしょ。男なんて(笑)

  • 平山さんも春日先生も大好きなので、読んでいて楽しくて仕方がなかった。と言っても、「狂う」ということがテーマなのでゾクっとするような指摘があったりして気が抜けない。

  • 精神科医とホラー作家の、
    狂気をテーマにした放談集第二弾。
    「妖怪ケツだけ親父」が強烈!
    赤塚マンガかと思った(^^;)。
    背筋が冷たくなったのは
    「未解決事件のミステリーと容疑者」。
    春日先生、世田谷一家殺害事件に触れ、
    「もしかしたらそいつが犯人」って……ΣΣ(゚д゚lll)ノノ

  • 本当に平山さんは面白い方だなぁ、大好き。
    対談している心理学の先生もすごい。こうまで言い切れるのは現場にいる精神科医しかいないものね。
    先生の本も読もうっと。

  • 「狂い」をキーワードに節操なしに様々な話題を取り上げる、精神科医と作家の対談本。

    かなり奔放というか、そんなこと言っちゃっていいの?というような内容が多かった。下品ではないけれど、下衆で汚れている感じ。でも、だからこそおもしろかった。
    春日先生による恍惚カレンダー、出たら本当に買いたい!精神科医って自分はなりたくないけれど、友達にいたら苦労話を聞けて面白そうだなあと思う。
    平山さんはガチキチだった。この人の本をよんでみたい。

  • 平山先生、知り合いの狂ったエピソード持ちすぎですよ。

  • サーカスの象は雌で、雌象が発情したら棒を入れてかき回すらしい(某小説の描写)。こういうの読むと人間の罪について考えてしまうっていう箇所が今回とても印象的だった。

    お二人の対談は私の心のオアシスです。

  • [図書館]
    読始:2011/1/11
    読了:2011/1/12

    前巻よりも話にとりとめがなくなっている気がする。一応1~5章に分けられて章タイトルもつけられているのだけど、「あの話ってどこにあったっけ?」ってのが章タイトルから推測できないくらい。

    あと、平山さんがしゃべりっぱなしで春日さんがそれに合わせるだけになっているところが多い。

    p.54 優しさってガソリンにはアメ車並みに燃費が悪い。人からほめてもらっても、すぐ使っちゃう。1キロも走らないうちに、ああ、やっぱり俺はダメだって。
    p.63 特に今の邦画ってさ、親友に強○されて妊娠して援助交際までやっちゃったけど、自分がずっと好きな人が愛してくれたから全部チャラみたいに終わるじゃん。そのあとを考えてみたいよね。女もばばあになって(中略)「お前に真心なんかねえよ。10歳からそこらで淫売こいてるんだぜ」「タイムマシンがほしいな、過去に戻ったら、お前なんか絶対に助けない」って。だからそんなのは別に愛じゃない。成り行きや、惰性でそうなっているだけ。
    p.69 しかも品のなさが、不思議と武器になったりもするでしょう。品を守る人は後手に回されるんだよね。将棋盤をひっくり返して殴りかかってくるんと一緒でさ。外から見れば、よっぽどそいつを怒らせたんだろうと思われちゃう。殴られてる方が被害者なのにね。
    やったもの勝ちになっちゃうんだね。
    変な人間を目の当たりにすると、それを読み解こうと自分の中の翻訳機に突っ込むから。こんなに怒って、ひどいことをしているなら、相当の理由が反対側にあるに違いないって、勝手に状況を組み立てちゃうんだよね。
    p.80 引きこもりは、単に引きずり出せば解決するわけじゃなくて、時間がフリーズしてるから。すべて棚上げ状態なの。引きこもっている間は、俺は何一つ認めないと。俺は負けていないと。(中略)引きこもりだから家族にいろいろアプローチするんだけど、乗ってこないことがすごく多い。確かに引きこもりの状態を何とかしたいんだけど、もし解消すると今まで棚上げにしていた問題と直面することになる。それも嫌なわけよ。だからアリバイ作りに困りましたと来るわけ。
    p.87 テレビとかよく出てくる引きこもり直しますみたいな人。何だろうこれ、と思うんだけど。(中略)
    勢いに圧倒されて一時的にはいぶしだされるけど、そんなの全然ダメよ。(中略)
    1週間ぐらいたって、「ケイコは自分を取り戻す生活を一歩進めた」みたいな。3か月ぐらいすると、だんだん笑顔も見えてきて帰るらしいんだけどさ、 帰った後の話はないのよ。
    でしょう。だって歪みは残ったまんまだもん。(中略)本人がひきこもった辛さというか、困難さは何一つ解決してないんだから。
    家族が言うには、お前がこんなに引きこもって、お父さんはどれだけ恥ずかしい思いをしたかとか。お母さん、あんたを生まなきゃよかったわとか。兄貴はこの野郎!なんて延髄切りを食らわせたり。けいれん発作とか、癲癇症状の人を、狐憑きだとか言って叩いてるのに近いような気がした。
    p.124 ちゃんと違和感を感じているくせに、あえてごまかす。そういうやつは違和感をあえて言語化しない。言語化しなければ、存在しないんだもん。仕事の失敗でも言語化すればいいのに、そのプロセスを面倒臭がって流していると、あとで絶対ひどい目に遭う。
    p.174 懐かしさというか、慣れ親しんだものには惹かれるわけ、どうこう言ってもね。だから旦那がアル中という女って 、だいたい父親がアル中だったというのが多い。 (中略)気が付かないうちに、やっぱり同じパターン。自分を振り返っても、びっくりするくらい同じパターンを引いちゃうことがある。
    またやっちゃったと。
    だけど、まちゃったの... 続きを読む

  • 第一弾の方が面白かったと思います。

  • 平山夢明と春日武彦(精神科医)との対談。第二弾。
    期待を裏切らない面白さで、もはやこれはコントの脚本か何かと思うほど。

    勃筋(ボッキン)を摘出された床屋のおじさんのくだりで半泣きになった(笑)。
    その他、平山さんの奥さんが催眠術にかかりやすい話と、論点をずらす人達の話も面白い。

  • 有名な精神科医の春日武彦さんとホラー&ミステリー小説家の平山夢明さんの対談本、

    『無力感は狂いのはじまり』

    という本を読みまして、この中で引き寄せ的といいましょうか、
    DAZEww氏が共鳴しそうな箇所があったので抜粋しておきますわ。
    ちなみに平山夢明さんて、よくコンビニの本棚なんかに必ず売ってる「東京伝説」等の
    実話怪談シリーズを書いてたいわばB級ライターだったわけですが、
    4~5年前にオカ板にこの人の怪談単行本シリーズのスレが立っていて、
    私はよく見ていたのですが、真夜中にホントに平山さん自身が降臨したりして
    あの話しはこういう体験から書いたんだよ~的な解説までしてくれて、
    NASAはこの人ねらー相手にフレンドリーな人だなという印象をもっていました。
    平山さんはその頃、コンビニ怪談本シリーズだけじゃなく、本格的なミステリー小説を書いてみたい、
    それが本心は一番やりたいことだと、オカ板のねらーに語っていました。

    ねらー相手に真夜中に公言なんて正直といいましょうか、ユニークな人だと当時は思ってたんですが、
    そしたら平山さん、その後本当にコンビニ怪談本ではなく自ら初の長編ミステリー小説にチャレンジし
    日本ミステリー作家協会賞&日本冒険小説協会賞の大賞を受賞し、
    日本の一流ミステリー作家の仲間入りをしちゃったわけです。
    まさに引き寄せ的人生を歩んでるな~なんて思ったんですが、
    この精神科医春日武彦さんとのガチ対談本の中でもなかなかどうして包み隠さず
    ニンマリするようなお話をなされていましたのでちょっとだけ抜粋してみましたわ↓

    平山「俺の友達に子役上がりの女の子がいて、自分の容姿にものすごくコンプレックスがあるの。
    今もそんなに売れている女優さんではないんだけど。
    小さいときから劇団に入れられてさ。そもそもは、お母さんが女優になりたかったわけ。
    あなたはもっと鼻が高かったらよかったのにとか、お母さんはこんなに高いのに、
    あなたはお父さんに似ちゃったからとか言われて。
    とにかく容姿のことを責められた。本人も小さいときから気をつけて、太らないようにもしてきたし
    身ぎれいにもしてきたし、化粧もうまくしているから、きれいなのよ。俺から見れば十分きれいだよと。
    逆に足りないのは、女優としての勉強だったり、素養だったり、脚本なら脚本というものを理解する力。」

    春日「内面を磨けと。」

    平山「それに気が付けばいいんですよ。そこそこの女優でやっている、食える範疇に入っている。
    女優体が出来ているというか。なのに、本人は外見のみにすごい落ち込んで。
    本当に顔がダメなんだと。それがぬぐいされないわけ。

    片や、近所に宮澤喜一みたいな顔をした女の子がいるのよ。
    俺、見るたびに残念だって思ってるんだけどさ、その子ものすごく明るいの。
    “私ブスでしょう、だから内面で勝負するの“なんてさ、にこにこしてるの。
    ブスって言われたら、えっ、自分はたしかにブスだけどさ、ブスにブスって言うことないじゃな~い、なんてさ。
    あんただってそんなによくないんだしさ、とか言い返してくるの。結構明るい。ブス特有の影がない。
    バグ犬だってかわいいってヤツはいるんだから、たしかに見れば愛嬌というか、味わいもあるのよ。
    その家は、お姉ちゃんは普通の顔で、妹はブスなんだけど、同じようにかわいい、かわいいって育てたんだよね。
    外では人面瘡に似ているとか、今東光に似ているとか、ひどいことを言うヤツがいるんですよ。
    地獄のような赤い舌を持っている人間が大勢いたんだけど、家へ帰ると母親は

    “そんなことはないよ、その子たちは分かってないんだよ。あんたはかわいい、かわいい”

    て本当に言っていた。心底言ってい... 続きを読む

  • 秋葉原通り魔事件、婚活殺人から巷の怪事件まで。春日武彦と平山夢明が、平易な言葉で、あからさまに狂気について語る。人間の深層に眠る狂気の種を抉りだす、3年ぶりの対談集。

  • 前作『「狂い」の構造~人はいかにして狂っていくのか?~』に続く、精神科医 春日武彦と小説家 平山夢明の対談集。
    『厠の怪 便所怪談競作集』に収録された平山作品、「きちがい便所」の執筆秘話(?)が興味深かったです。ラジオで、「トトロっぽく書いた」って言ってたけど、この本では「アンチトトロの世界に迫ってみた」って・・・逆じゃん。
    前作でも語られていた「行き詰まったら部屋を掃除する」っていうお話、何となくずっと心に残っていて、何かあるとまず掃除してみようと思うようになりました。不思議にうまく作用するんですよね。部屋の掃除と心や頭の整理ってリンクしているのかもしれないですね。

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