4万2246票

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著者 : 三橋貴明
  • 扶桑社 (2010年10月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594063023

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4万2246票の感想・レビュー・書評

  • 2ちゃんねるへの書き込みから言論活動を開始し、2010年の参院選に出馬するに至った著者による迫真のドキュメンタリー、あるいはインターネットを駆使してどこまで選挙ができるか?の実験記録。

    前半の立候補を決意した心情を語る部分も熱いが、なんと言っても面白いのは後半の選挙活動に関する紆余曲折です。政党の公認をもらうための手段、公職選挙法の解釈を巡る微妙な線引き、選挙活動の複雑怪奇なルール、個人献金を受けることの難しさ等、実際に選挙活動を行わなければ分からないあれこれが説明されていて実に興味深いです。
    そして一番最後のエピソードには感動させられました。

    私は4万2246票のうちの1票を投じた一人なので多少ひいき目もあるかもしれませんが、選挙活動という一般人には縁のない世界を描いたドキュメンタリーとしては最上級のものでしょう。

  • 出馬するとはどういうことか?そして落選するとは?身につまされる思いで読了した。

  • 最近テレビで見かけ、ユニークな主張を持つ方である。立候補までする行動力の源泉はわからない。が、今後の主張に耳を傾けたい。

  • この作家さんの経済本は好き。
    買っておきっぱだったけど読みました。

    選挙って大変だね〜。あと印税とかで
    もかっているのにこの選挙で個人資産使い果たしたんだって。
    比例候補なので全国遊説だとしてもこりゃ大変だね。

    タニマチ必要。

  • 著者、三橋貴明氏が出してる本の中では作風が違う一冊です。
    というのも、ご自身が戦った選挙のノンフィクションであるからです。
    前半はなぜ選挙に出たかの説明、後半は選挙中のドタバタが書かれてます。
    明らかに今までの選挙とは違う戦い方をし、失敗落選という事実をそのまま書かれています。

    やはり政治の世界では色々改革が行われているようですが、選挙はいまだに昔ながらの戦い方が一番なんだと改めて痛感する一方、それでもそこに挑んだ三橋氏の戦いをもう一度見てみたい、応援したいと思わせる一冊でした。

  • 昨年頃から彼が執筆した本の殆を読んでいるのですが、 三橋氏が今年(2010年)7月の参議院選挙に自民党から立候補したときの選挙活動について書かれた本です。

    ブログでは人気があり、彼の本も凄く売れているので当選は無理でも、それに近いところまでは行くのではと私は思っていましたが、結果は比例区35人中の26位、4万2246票という結果に終りました。

    当選上位には、「片山さつき」やタレントの「三原じゅんこ」が20万票も集めた人達がいます。三橋氏も議員になる難しさを痛感したことでしょう、あの大前研一氏も都知事選挙に挑戦して惨敗していますから。

    この本を読んで、選挙活動にインターネットが使えない等、信じられない規則の縛りがあることを知りました。彼はこの選挙活動に、今までの本の印税を始め彼の資産の殆どつぎ込んだようです(p218)ので、これからも良い本をどんどん書いて欲しいと思います。

    以下は気になったポイントです。

    ・民主党が総選挙に勝利し、政権交代が実現した途端、同党の関係は誰一人として「消えた年金問題」を口にしなくなった、旧社会保険庁職員たちが構成する労組が民主党の有力支援組織であるため(p14)

    ・1950年代から1984年にかけて行われた在日朝鮮人の帰国事業では、北朝鮮が地上の楽園である虚偽情報を信じて、10万人以上が移動したが、彼らは最下層の身分に分類され、差別された(p24)

    ・多くのマスコミは「麻生クーデター説」を大々的に報道したが、退院した安倍元総理の否定発言は沈黙した(p25)

    ・公職選挙法が禁止しているのは外国人からの「カネ」のみを禁止していて、もっとも重要なリソースといえる「人」については何の規定もしていない、これを民主党は最大限に利用した(p36)

    ・2008年に改正された国籍法では、外国人の母親が無関係の第三者の日本人男性にお金を払って認知してもらえば、子供に日本国籍を与えられる(p39)

    ・愚民化政策の目的には、1)現代に生きる人びとの思考を制限する以外に、2)過去の文献へのアクセスを不可能にするというものがある(p50)

    ・GDPとは、「支出」「生産」「分配」の3つの面から見ることができ、どの面から見ても一致する=三面等価の原則、支出面から見たGDP=個人消費+民間投資+政府支出+純輸出、である(p63)

    ・橋本政権と小泉政権は日本の経済構造を悪いほうへ激変させた、それは、デフレ期にもかかわらずインフレ政策を実施したことにある(p81)

    ・緊縮財政のセットは、1)国債発行制限、2)増税(=減税の終了),3)政府支出の削減、がセットになる(p83)

    ・参議院選挙の全国比例代表は、衆議院選挙とそれとは異なり、名簿順位はなく、非拘束名簿方式であり、個人票の多い順に決まる(p93)

    ・人間の時間あたりの理解力は大抵の場合、1時間聞いて覚えているのは5分程度、公認検討をお願いするときに持っていった資料は、プロフィールと1枚のチャートのみ(p111)

    ・誰でもやろうとした際は最初は素人、「素人だからやらない」か「ノウハウはやってみればいずれ身につく」と考えるかで運命は大きく変わる(p116)

    ・公職選挙法の142,146条がある以上、インターネット上に情報発信することは、法律に抵触する可能性があるので、各候補者はホームページ、ブログの更新、電子メールの配信は自粛している(p131)

    ・政治資金規正法により、個人献金には、氏名・住所・職業・金額・寄付年月日の記録が必要であるので、ホームページに銀行口座を掲載して集めるわけにはいかない、アメリカではこれが自動的に可能なクレジットカードによるネット献金... 続きを読む

  • 前半は、三橋氏のブログを読んでいる人には既読感があります。日本の現状や選挙に立候補するに至ったきっかけや経緯の説明。
    中盤から、党に公認してもらう経緯や選挙の制度、立候補するに際しての事務手続きなど、実際に立候補するか、選挙を手伝った経験でもなければなかなか知る事のできない経験談が綴られています。

    候補者の選挙戦に関する体験談は触れる機会の少ない情報ですので、初めて知る事がたくさん書いてありましたし、選挙の仕組みを理解する上でも役立つと思います。

  • 選挙のドキュメントであり、かつ、民主党政権の問題点の総点検。

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4万2246票の作品紹介

人気経済評論家はなぜ、無謀な戦いに挑んだのか?一票の重みについて、今、改めて考える。

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