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- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594063108
感想・レビュー・書評
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著者のベンジャミン・フルフォード氏について、伝聞でしか知らず、いつか読みたいと思っていたので、それだけで先ずは知的好奇心は満たされた。印象としては、陰謀論の泰斗というイメージは拭えないが、然程極端な事を言っているようにも思わず。ただ、事実確認ができぬような言説は裏付けが不確かであり、やや週刊誌にも似ている。日本はアメリカに支配されたままで、その構造には利権やヤクザが張り巡らされているらしいが、確かにそういう事もあり得るのかな、だ。リニアモーターカーも日韓トンネルも進まないのは利権がないからだとか。
ベンジャミンフルフォードは80年代に日本で大学生だった。上智大学比較文化学科を経て、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学を卒業。その後、再来日し、「日経ウィークリー」記者、米経済誌「フォーブス」アジア太平洋支局長など経て、フリージャーナリスト。
ー 日本が将来倒産したら。ブッシュが小泉に提案。アメリカ主導のIMFが日本に入る。外資に有利な改革を日本に義務付ける。郵政事業は外資に売り、その資産340兆円の大部分をアメリカに振り分ける。竹中と小泉を丁寧に扱う。アメリカが2005年の選挙のようにサポートする。そして外資でおいしい仕事ができる。条件は、日本はアメリカ軍の下請けを務めること。
火のないところに煙は立たない。しかし、世論誘導されるような群集にもならない。基本スタンスは崩さず、読後、無事帰還できた気がする。詳細をみるコメント0件をすべて表示