孤立死 あなたは大丈夫ですか

著者 :
  • 扶桑社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594063436

感想・レビュー・書評

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  • なんだかわかる気がする。仕事の上でもそういう人に敏感になっていけたらなあ、と思う。

  • ハッとさせられる本。

    自分の将来を考えてみると、自分も孤立死になる可能性は充分高いと思う。
    この本では、自分の生き方として注意すべき事だけでなく、大家さんサイドとしての注意すべき事も書かれていて、なるほど、と思った。

    隣人祭りといった、人が集まるきっかけになる会なんかも紹介されていて、参考になる。

    全体的に、
    大きな文字、漫画、実際の写真などにより、読みやすくなっており、
    孤立死?
    ん、なに?
    と、ちょっとでも興味を持たれたなら、軽い気持ちで読んでみてもいいと思います。
    少なくとも、一読して頭の隅に覚えておくだけで、自分のこれから、世間で起こっている事、を考えるきっかけになると思います。

  • <特に印象に残ったこと>
    *その縁を活かし切れていない、それだけなのです。
    *縁とはチャンスなのだと理解できない人が多く、面倒なものだとされ無意識に感じてしまっている
    *日本の社会で、気づくことが遅れ、八方ふさがりの状態に陥ってしまう人が増えている
    *“無縁社会”ではなく、“無援社会”
    *有援関係のある社会
    *”無援社会”の広がりを裏付ける形で生まれ、今も急増し続けている孤立生活者の問題とその先に待ち受ける孤立死
    についての認識を深めて頂きたい
    *不健康でバランスの保てない人々
    *生活が乱れている人がともて多い
    *安定や安心と引き換えに、自己主張や自立心、自分自身でリスクへの対策を立てることを日本人の大部分を占める
     サラリーマンが気づかないうちに失っていったのではないでしょうか
    *中食という食事のスタイルです。日本人の食生活の中で出来合いの食材をパックにしてレンジで温めるだけで食べられるものや、インスタント
    食品のようにお湯を注ぐだけで簡単に食べられる食品の占める割合が非常に大きくなってきている
    *ひとり暮らしの人にしてみれば、無駄もなく便利な食事のスタイルでしょう。しかし、ここでも便利さと引き換えに室内のゴミ留めと化し、孤立化が進行
    していることに気がついていない人
    *時代が変われば人間関係のあり方もそのバランスも変わるのが当然です。
    *現在は昔していた我慢をせずに済むことが、多すぎるくらいにあります。その代わりに昔とは違うことで我慢を強いられて
    いたり、面倒なことが起こっているのですから、今起こっている問題は仕方のないことであり、
    多少は受け入れなければならない
    *国内のあちらこちらで、自分さえよければそれでいいと考える人が争いを始めてしまう
    *“無縁社会”ではなく、“未婚社会”や“孤立社会”
    *孤立死が他人事だとまだ思っている人々
    *孤立死の現場を多く見てきた私には、周囲から忘れられやすい人とそうでない人がいるのではないかと思えてならない。
    *多少わがままでも、少しだけ可愛げを持っていれば、若い人は意外に受け入れてくれる
    *孤立死そのものではなく、生前の孤立した生活が問題
    *自分で都合良く思い通りの生活パターンを作れてしまうのです。これはとても大きな問題で、自分の生活の
    リズムを崩すような事柄はすべて自分自身で排除できることなのです。
    *死臭があなたの代わりに助けを呼びに行く
    *遺族であったも保証人でない場合は、法的には現状回復をする義務はなく、道義的な範囲以外の請求を拒否
    することが多く、大家さんと遺族の間のトラブルが発生し訴訟問題に発展する事例もたくさんあります
    *“同居内孤立死”
    *パラサイトシングルといわれている、中高年の無職の子供が親と同居していて、親の年金をあてにして生活しているパターン
    *パソコン依存の生活スタイル
    *“おひとりさま”は、自分の生活スタイルを確立し、しっかりと働き、しっかりと遊び、誰かに依存することもなく、
    たくさんお友達がいる生き方だと、
    *本当の自立した生活とは、身勝手にわがままに生きることではありませんね。自分自身の軸をしっかりと持って、
    他人と強調しながらお互いに助け合う気持ちをもって生きていくことではないでしょうか。

  • 人ごとではありません

  • 孤立死がどうして起こるのか漫画仕立てでわかりやすく説明されてる。入門書的な内容。

  • 遺品整理業を営んでいるキーパーズ社長吉田太一さんの著書

    孤立死・・・なんだか遠い物に思えない^_^;
    自分も人間関係とか社交性とか欠けた人間なので 孤立死の可能性無きにしもあらずだなぁと

    もっと周りとかかわっていかねばならないんだろうけど、この歳で独身無職となると・・・どうしても孤立してしまう気がします
    死んでからも周りに迷惑かけないように中身から変えていかねばならないなぁ

  • 独居のお年寄りが亡くなっていて発見されないのは「孤独死」。それに対して、年齢に関係なく「無縁社会」の弊害として誰にも気づかれずに亡くなっていて、日がたって発見されるのが「孤立死」
    その現実が、どんなものかをマンガと写真で生生しく書かれていました。
    こんな亡くなり方は、明日はわが身と思う昨今。
    そうならないように、無縁社会を無くしていかないといけないし、自分もそうならないように気をつけないといけないなあと思います。
    そして、自分の周りの人も、そういう人がいないかと心を留めるのも必要かなぁ・・

  • 本屋で立ち読み。今や孤立死は身近な問題…若い世代も孤立するケースが多いと知り、人事ではないと痛感しました。孤立する原因は『生活スタイルにある』まさにその通り、日頃から人とのかかわり合いを意識する必要性があると感じました。

  • 山陰中央新報2011.01.31。

    《「孤立死」する人には、いくつもの共通点があるという。そうならないために、著者は「わがままに生きよう。少しだけかわいげを持って」とすすめる。》

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著者プロフィール

吉田 太一
1964年大阪生まれ。大阪市立桜宮高校の体育科の一期生。日本料理の板前を経て、運送会社に勤務。28歳で独立、引越し運送業を始め、2002年、遺品整理専門会社「キーパーズ」を設立して話題の人となる。以来、数多くの遺品整理現場に立ちあった経験から、孤立化していく生活スタイルの問題定義のた
め、DVD制作や講演活動などを行っている。2011年に映画化されたさだまさし原作『アントキノイノチ』(幻冬舎)原作のモデル。主著に『遺品整理屋は見た!』『孤立死 あなたは大丈夫ですか?』(扶桑社)、『おひとりさまでもだいじょうぶ。』(ポプラ社)『私の遺品お願いします』等多
数。


「2013年 『いつか“遺族”になる時のために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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