TPPが日本を壊す (扶桑社新書)

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著者 : 廣宮孝信
制作 : 青木 文鷹 
  • 扶桑社 (2011年3月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594063689

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TPPが日本を壊す (扶桑社新書)の感想・レビュー・書評

  • 最初100ページはTPPのベーシックな概要とリスクの紹介なんだけど、後半50ページは何故か筆者の地元である橋本大阪政権への批判と、(扶桑社と相容れないだろう)民主党への批判を読まされる。

    僕は『TPP亡国論』のほうがオススメです。

  • メディアを通して伝えられるTPPに関する情報が、TPPの1つの側面でしかないことを本書で知った。
    本書で著者はTPPに日本が参加することの危険性を訴えている。
    TPPは日中自由貿易協定の締結に失敗したことから、急遽代替案として持ち上がったものであり、誰もその全容を把握できていないのが現状。
    今の勢いに任せて、TPPに参加してしまっては、経済面で手遅れになる可能性が大いにある。
    まずは、国民ひとりひとりが正しい知識を持った上で、論議されることが必要だろう。

  • 短いながらTPPについて網羅的に学べる良書。「TPPって何?」というレベルの人でも本書を読めば一通り問題点を把握できるようになっています。
    タイトルからも分かる通りTPPについて反対の立場から述べた本ですが、推進派にとってのTPPのメリットについてもキッチリ押さえてあるのは好印象でした。
    特に面白いのは、TPPによって「外国生産の日本製品」が逆輸入される危険性について述べていることと、地域経済とTPPの関係について考察している点です。また、TPPと農家への戸別補償が両立不可能であることも指摘していて、この一点からだけでも民主党政権が深い考えもなくTPPに飛びついていることが明確になりました。

  • 内容紹介

    ◆あなたの“食”と“職”が危ない!
    ◆「平成の開国」で農業、雇用、地域経済は崩壊する。
    ◆TPPはアメリカのための売国ではないのか?
    TPPは農業だけの問題ではありません。
    サラリーマンの雇用や社会保障、地域経済にも甚大な影響を及ぼします。 しかし、現政権は「経済成長」を旗印に掲げることで 国民にとって不利益な真実を隠しています。
    本書では新聞報道ではわからない「TPPの正体」を白日の下にさらし、 議論なきままにことが進んでいる現状に一石を投じます。

    ◎本書の構成
    第1章 拙速「なぜ菅首相はTPPへ突き進むのか?」
    第2章 功罪「TPP加盟は誰のためなのか?」
    第3章 思惑「TPP加盟国と参加表明国の思惑」
    第4章 崩壊「地域経済が破綻する日」
    第5章 選択「国益はどこへ消えた?」

    ◎本書より 「TPPが推進する『自由貿易』と『市場統合』は日本の地域経済に大打撃を与えます。しかしそれがどれほどの影響なのか、正確なところは誰にもわかっていません。TPPに参加することで得られるものと、失うものがまるで判然としていないのです。TPPは地域経済に、そして日本経済に何を強要しようとしているのか。はたして現政権はそれをどこまで理解し推進しようとしているのか。 残念なことに菅直人首相は黙したままです。首相が語らないのであれば私たち国民は与えられたものをただ黙って受け入れるのではなく、自ら学び議論を巻き起こしていく必要があると思っています。 本書が国民のみなさまの議論の一助になり、日本経済を取り巻く環境に一石を投じることになれば幸いです」

    内容(「BOOK」データベースより)

    あなたの“食”と“職”が危ない。「平成の開国」で農業、雇用、地域経済は崩壊する―。

    著者について

    廣宮孝信 1975年生まれ。1997年、大阪大学工学部電子工学科を卒業、1999年に同大学大学院工学研究科電子工学専攻博士前期課程を修了。精密機器メーカー・ミノルタ(現コニカミノルタ)に入社しプログラミングや市場分析に携わる。2005年に退職し個人投資家として独立。現在は作家として『国債を刷れ!』『さらば、デフレ不況』を上梓、人気ブログ『広宮孝信の反「国家破産」論』を主宰している。

    監修・青木文鷹 1970年生まれ。アイギス代表取締役。科学鑑定士として民事、刑事事件の鑑定および情報収集・分析業務に携わるかたわらアナリストとして政治経済分野での情報分析、戦略立案を行っている

    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

    廣宮孝信 1975年生まれ。1997年、大阪大学工学部電子工学科を卒業、1999年に同大学大学院工学研究科電子工学専攻博士前期課程を修了。精密機器メーカー・ミノルタ(現コニカミノルタ)に入社しプログラミングや市場分析に携わる。2005年に退職し個人投資家として独立。現在は作家 青木/文鷹 1970年生まれ。科学鑑定士として民事、刑事事件の鑑定および情報収集・分析業務に携わる。また、アナリストとして政治経済分野で情報分析、戦略立案を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    目次
    第1章 拙速(にわかに注目を浴びたTPP なぜ菅首相はTPPへ突き進むのか? ほか)
    第2章 功罪(例外を認めないTPP 地域経済を壊す「第11章」 ほか)
    第3章 思惑(FTAへの日本の取り組み TPP加盟国と参加表明国の思惑 ほか)
    第4章 崩壊(TPP参加で地方に何が起きるのか 地方への影響をシミュレートしてみる ほか)
    第5章 選択(国益はどこへ消えた? 無策政権で日本はニッポンであり続けられるか? ほか)

  • 2016年1月12日
    専門用語が少し多いかも。
    内容としてはTPPのメリット、デメリットの解説
    考えなどはあまり記載されていない

  • FTAでよいではないか。結局アメリカの思惑通りでしかない。という意見。個人的には農工業より、知的財産やサービスの方が怖い。201410

  • TPPの論点がわかりやすくまとめられている。TPPが何かを知るには良い。ただ筆者は反対派としての意見を述べており、「~になりかねない」というような表現も多く「本当にそうなるのか?」と思うところもある。冷静に理解するためには賛成派の本を読む必要あり。ただ賛成派の良い本にはまだ巡り会ってません。

  • TPPについて反対の立場から論じたもの。具体的な統計等を示していないので不安の域を越えないものの、参加の仕方次第では大きなリスクが生じうると感じた。TPPについてはもう少し詳しく学んでおきたい。

  • TPPについては、賛成論と反対論が未だに交わることなく論戦が繰り広げられている。

    興味深いことは、TPP反対論者は具体的な数字をあげてくるのに対して、賛成論者は「第三の開国」「乗り遅れるな」等々のイメージ戦略で戦っている点。

    なぜ、TPP賛成論者はイメージ戦略に依拠するのか。

    この書は、TPPによりメリットを受ける人々が誰か。デメリットを受ける人々が誰かという視点から整理されており、このことが「なぜ、TPP賛成論者はイメージ戦略に依拠するのか」という問いに対する答えになっている。つまり、TPPにより利益を得るものは、企業であり国民ではないということだ。

    本書の主張を一言で要約するならば、
    「あせるな。バスに乗り遅れまいとして大切なものを失ってはならない」

  • TPPとはTrans-Pacific Partnershipの略で、和訳すると「環太平洋戦略的経済連携協定」。

    この長ったらしい名称の協定について分かりやすく解説してくれています。

    ただし、本の後半部分は橋本知事の「大阪都構想」について反対論となっています。(著者によるとこの構想とTPPは非常に関連性があるとのこと)


    ところで、TPPと似たような協定で有名なFTA(自由貿易協定)があるのですが、TPPがFTAと決定的に異なるのは、TPPには「関税の完全撤廃」が謳われていることです。

    FTAでは当事国がそれぞれ保護したい産業については自由貿易の例外として認められるのですが、TPPではこれが一切認められません。


    つまり、TPPとは「関税自主権の放棄」ということ。


    規制のない完全自由な貿易といえば聞こえは良いですが、例えばこれにより自国の重要な産業が絶滅してしまい、完全に外国に依存する状況に陥った(つまり○玉を相手に握られてしまった)場合、一体誰が責任を取るのでしょうか。

    菅元総理がこのTPPを「平成の開国」と呼んでいたそうですが、彼は一体誰のためにこの「開国」をしようとしたのでしょうねぇ。

    本書を読む限り、この「開国」は日本を窮地に落としかねない愚挙であると言わざるを得ませんでした。

  • メモ
    推進派:経済界
    関税撤廃による輸出増大、自社の収益拡大→からの景気回復

    民主党:経済政策で実績がない現状を打開するために「第三の開国と位置づけ(1.明治維新 2.太平洋戦争後)」
    参加によって2-3兆GDP増
    行政・司法・立法の面でも各国との標準化
    →つまり、多くの消費者が利益を得る⇔多少の犠牲は甘受すべき


    反対派:農業従事者、農林水産省
    安い海外産品が流入する被害
    アメリカ・オーストラリア・ニュージーランドなどとの競争
    ブランド化されたもの以外売れないかも
    自給率40%から13%へ
    GDP8兆4000億円減、350万人の雇用失われる
    世界の労働基準に合わせることになったら、終身雇用や境保障が否定されるかも
    日本経済が悪化したり、環境変化によって世界的に生産量が減少すると、日本は飢え苦しむことになる
    補助金などが、非関税障壁とみなされて、認められなくなるかも
    自治体の取引も自由化になり、入札に海外の企業も加わるので、地方の中小企業が危ない。

    <メリット>
    大手製造業メリット
    (1)原材料の輸入商品の輸出にかかる関税を始めとするコストの低減
    (2)TPP加盟国へ進出するカントリーリスク現
    (3)工業製品の分業化が可能

    商社メリット
    (1)関税撤廃と手続き簡素化によるTPP加盟国貿易の事実上の内国化
    (2)TPP加盟国との取引のカントリーリスク低減
    (3)手続き簡素化による取扱品目の増加、物流の時間の短縮

    大手小売りメリット
    (1)日本に住む外人が増えて、客が増える
    (2) TPP加盟国との取引のカントリーリスク低減
    (3) 手続き簡素化による取扱品目の増加、物流の時間の短縮
    (4)関税撤廃で商品が安くなる

    <デメリット>
    政府や地方のデメリット
    (1)地方公共事業への海外企業の参入
    (2)海外企業が、自国の労働者を連れてきた場合の、日本人の雇用の減少

    地方自治体のデメリット
    (1)体制を整えるための新規コスト
    (2)税金の流出によって税収減
    (3)海外企業の参入で雇用減

    農業のデメリット
    (1)安い農作物によって農業崩壊
    (2)食の安全や安定の不安

    労働者のデメリット
    (1)外国の参入による雇用減
    (2)生活の質の低下(外国の企業が作ったものが本当に安全かどうかなど)
    (3)非関税障壁に日本の文化が当てはまる可能性


    →メリットがあるのはグローバル企業
    公共事業も開放される
    大多数の国民にはデメリット

  • 仕事でTPPが話題になったのだけれど、まーったく分からなかったので「TPP亡国論」と併せて購入してみた。

    マスコミではTPP賛成
    こういった書籍ではTPP(今は)反対
    という流れのようです。
    書籍は丁寧に理論展開できるため、分かりやすく自分で考えてみようかと思います。
    一方マスコミ情報だけに偏ると考えませんね、自分では。

    先日、苫米地さんの電通に関する本も読みましたが、やはりじっくりと今一度考えてみるべきだと思いました。

    「TPP亡国論」もそうでしたが、読み終わると今の政治が、日本が頼りなく将来が怖くてなりません。

  • 例外なき100%の市場開放でどうなるニッポン。。。

  • 分からなかった。。
    いろんな例えを使ってくれたのはわかるけど、
    勉強不足を痛感しました。
    この本以外にも読もう。

  • 筆者の主張が明らかなので、強調したい所を理解しつつ読みたいと思います

  • TPP反対論代表的書籍のひとつ。丁寧に書かれていて、おいおいおいーと突っ込むところは少ないように思える。ただ、なぜか大阪都構想批判が入っている。

  • 途中で大阪都構想の話が出てきてしまい、論点ずれた気がする。もっと平均的な都市を例にシュミレートしてほしかった。
    それ以外はそれぞれの立場で議論されていてわかりやすく、はじめの一冊としてはおすすめ。
    個人的には
    ・労働市場について
    海外からの労働者はどんな職種がボリュームゾーンで、国内での従事者はどれくらいいて、置き換えられたときに日本人労働者はどうなっていくのか
    ・農業について
    TPPに対抗できる農業がどんなビジネスモデルなのか、参加により自給率はどれくらい下がりそうなのか
    が気になった。

  • TPP導入後、どう日本経済に影響があるのか、よく理解できて良かった。ただ中立的な視点から、書いて欲しかった。

  • 野田総理が参加表明したTPPを勉強してみようと思って読んだ。日本にかなりの外国人労働者や企業、製品が入ってくると思われる。特に、市町村の公共事業等に外国企業が入札に加わってくるのは驚いた。

  • ★難しい言葉も少なくとても読みやすく、あっという間に読み終えました。
    ★いろいろな幅広い立場からメリット・デメリットが整理されていて、TPPについて理解が進みました。

    ★しかしデメリットが強調されていて違和感があります。
    ★国民的な議論もないまま進めようとしている現状が問題であるという考え方には納得です。

  • TPPについてニュースで知り、結局どんなものかイメージがつかなかったので、人気があったものを読んでみた。
    かなり分かりやすく書いてあったので、あまり経済が詳しくない人でも、十二分に読める。
    大阪を舞台に、実際にTPPをどうなるのかという架空の話で、身近にどれだけ影響が出るのかイメージ出来た。
    実際、日本に導入するのか否か、導入するとしたら何年後なのかわからないが、この本を読む限りでは、私はTPPの導入は、反対です。

  • 元々、ざっと見るだけと思っていたが、1時間以内で終わってしまった。
    内容薄い??(笑)

    <自分メモ>
    ●TPP or 貿易協定一般(FTA/EPA)?
    事前に思っていたことですが、やはり、TPPに特化した話をしているのか、貿易協定一般(FTA/EPA)の話をしているのかは分けて考える必要がありそう。

    この本の論調だと、やはり「『TPPは』反対」という感じのようですね。
    賛成派は、全般、反対派は、TPPに特化した話をしている時が多い気がします。

    なお、先日、日経新聞で、経済学者の伊藤元重さんと、農法派閥の政治家のTPPの対談がありました。
    その中で、伊藤さんは、基本は、貿易協定一般論の議論から賛成なのですが、TPPに(交渉)参加できないと、今後の協定にも参加しにくくなるということをいっていました。
    そういうつながりですか。

    ●輸出の税率低減/手続き簡易化のメリット
    この辺に関しては、基本貿易協定一般の話から、考えると基本はほとんどの人が賛成ということのようですね
    #反対派もそれ以上のデメリットがある。というところだけですし。
    #また、TPPが結局アメリカだけじゃないか。という話は置いといて。

    昨日も別のセミナーで軽くみたんですが、日本が元々資源がないこと、成熟気味なこと、周りの国の高成長(あと、10年ぐらいで、中国だけではなく、インド、インドネシア、も日本のGDPを抜く)辺りからも、輸出を増やしていくことを目指すのは必要なのかなと思っています。

    ●労働環境と外国人労働者
    これに関して、「(大)企業 vs 一般の国民」という対立軸を作って、(低賃金の)外国人労働者が入ってくることは、企業にとってはメリットでも、大多数の国民にとってはデメリットという書き方をしているのは、かなり違和感を感じました。
    #というか、政治の議論って、この対立軸多いですね。サラリーマンからは票が期待できないから??
    企業が恩恵うければ、一般消費者、企業勤務者も必ず恩恵受けるわけで、もちろんメリットだけじゃないとしても、プラマイゼロぐらいではないかと。

    また、デフレの正体の議論からすると、生産年齢人口増により、少なくとも経済の観点からすると必ずプラスになる気がします。

    ●農業問題
    最後に、この辺の議論をするときに結局、農業の問題は避けて通れないなと思いました。
    食料自給率は、高い方がベターなのは間違いないですが、10兆円もない市場に、5兆円の補助金が必要だったり、自給率がなりないといいながら、土地があっても米を作るのを休止するような状況は、異常と思えます。
    これでは、やはり長続きはしないと思いますので根本的な解決が必要なのではないかと。

    解決策は、、なんでしょうね。。
    やはり、一つは、効率化でしょうか。
    先の議論で、海外の人来てもらって作ってもらう手もあるか。。

    また、ドライに極論考えれば「食糧危機時への対応」だけを考えるのなら、5兆円の補助金の一部を世界各地への農業支援に切り替えて、いざというときのパイプ強化(単に支援だけなく、日本用の農場作ってもらうとか?土地買うとか??))&入手先増やして地理分散によるリスク低減の方が、堅実な気がします。
    #国内だけだと、「米が『全国的に』不作」になるときもありますし。

  • 今なにかと話題のTPP。
    その入門書として読んでみては?
    テレビなどでは放送されていない事実も明らかに!

    【長崎大学】ペンネーム:寒いのは苦手

  • 物物しいタイトルに見えますが、事実だから仕方がない。各業種別のメリット・デメリットや、参加各国の経済状況、シミュレート等がバランス良くあり、大変解りやすかったです。

  • ただ単なる関税のフリー化だけではないことがこの本でよく分かった。参加することによるメリットよりもどう考えてもデメリットの方が甚大でありそれこそ日本が滅亡してしまうリスクが非常に大きい。内容を深く精査しこの国の進路を誤らせないよう政権には期待したい。低姿勢だけの野田さんでホントに大丈夫?

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