皇位継承と万世一系に謎はない (扶桑社新書)

  • 20人登録
  • 3.71評価
    • (1)
    • (3)
    • (3)
    • (0)
    • (0)
  • 4レビュー
著者 : 八幡和郎
  • 扶桑社 (2011年9月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594064655

皇位継承と万世一系に謎はない (扶桑社新書)の感想・レビュー・書評

  • 神武から今上まで。変にねじ曲げて考えるなというのは当たっている気もする。
    個人的にこの筆者は歴史をただ述べるだけでなく巻末に提言を入れてくれるのが好き。

  • 今の小学校の先生たちは社会の教科書に最初に登場する人名が卑弥呼であることに疑問を感じないのだろうか。日本の歴史学者はバカばかりなのか。自国の歴史と文化に誇りを感じずに歴史研究をやっていて楽しいのだろうか。
    本書は、そんな疑問をスッパリと断じてくれた。
    邪馬台国も卑弥呼も地方の一部族とその首長に過ぎず、日本の歴史上ほとんど重要な意味はない。歪んだ媚中思想で子供たちを洗脳しているということだろう。

    そもそも卑弥呼という名前の漢字を見るだけでもピンとくるだろう。「卑しく呼ぶ」などという名前を王様につけるはずがない。周辺国を低俗な属国としか考えない隣国の歴史書を何故我が国の歴史学者はこれほどありがたがるのだろう。媚中論文でなければ評価されない歪んだ学会なのだろうか。

    あらゆる事象を全て文字に記述することなど断じて不可能である。歴史とは、その国の多くの人々が重要だと感じたことを語り継ぎ、時代を経るにつれて重要でないと思われた事象は省略され、重要な事象は誇大化される。神話、民話、昔話、伝承、おとぎ話などなどおそらくどこの国でも同じだろう。日本人は万世一系の天皇を頂くことに誇りを感じてきたのだから、その歴史を大切にすべきである。

  • なんとも挑発的なタイトルで、またそれが内容に偽りありというわけではないのだが、受ける印象は大きく異なる。
    実際には、神武から今上に至る125代——それすなわち日本の歴史ということであるが——を科学的・実証主義的に捉え直し、温和かつ毅然とした筆致で説き起こした、優れた日本通史の書であった。
    特にこの「温和」というところが、啖呵のようなタイトルからは思いもよらず、うれしい誤算であるとともに惜しいと感じた。このような本こそ、広く広く読まれてほしいと思うからだ。

    他国の史書は丸呑みするが自国のものはすべて「神話、ウソ」と決めつけるような態度は確かに、おかしいなどと言うものではない(指摘されて初めて「なるほど」と膝を打つあたり、私もたいがい自虐史観に洗脳されていたわけだが)。そんな恣意的な姿勢がまかり通る我が国の歴史学界、そして賛成しないまでもそれを奇妙とも思わない我々一般国民のありさまは、ただちに正されねばならないだろう。
    その一方で、神武天皇が紀元前660年に即位され127歳まで生きられた、などという記述をすべて鵜呑みにするのは、それはそれで科学的とは言いにくい。この種の記紀批判に著者は毅然と——だけでなく、穏やかかつ論理的に立ち向かう。そこで展開される説は説得力に富んでおり、紀元前660年うんぬんを眉に唾つけて聞きたくなる「科学的」な人にこそ、ぜひ知ってもらいたいものだ。
    著者は正しい歴史教育の必要性をくり返し訴えるが、まさしく、本書のような教科書があればと思われた。

    巻末部分に現状の皇位継承をめぐる状況につき、著者の私見が述べられているが、あえて言うならやや蛇足に感じた。
    もっともそれは、著者の意図するところであろう。本書で縷々述べられてきたような歴史をきちんと知っていれば、「識者」に教えてもらうまでもなく、国民ひとりひとりがこの件に関する確かな意見を持てるはずだ。そのような世の実現こそが、著者の究極の執筆動機であるに違いない。

    2012/1/6読了

全4件中 1 - 4件を表示

皇位継承と万世一系に謎はない (扶桑社新書)を本棚に登録しているひと

皇位継承と万世一系に謎はない (扶桑社新書)を本棚に「読みたい」で登録しているひと

皇位継承と万世一系に謎はない (扶桑社新書)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

皇位継承と万世一系に謎はない (扶桑社新書)を本棚に「積読」で登録しているひと

皇位継承と万世一系に謎はない (扶桑社新書)はこんな本です

皇位継承と万世一系に謎はない (扶桑社新書)のKindle版

ツイートする