日中韓2000年の真実 ~なぜ歴史のウソがまかり通るのか~ (扶桑社新書)
- 扶桑社 (2011年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594065201
感想・レビュー・書評
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最近この手の本を良く読む。
何が本当に真実かのか良く判らないところは事実あるが、この先永遠に負け続けなのかと思うと気が重い。
日本人で良かったと思う。それでも。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
歴史は巧みに書き換えられてしまうこと。その時代の常識や空気感を無視し、現在の価値観にのみ当てはめて考えると真実は見えてこないこと。自国の歴史を肯定的にとらえられないと国家国民は骨抜きにされること。
戦前や戦後動乱期を知らない私が当たり前と思って考えていることや次の世代に伝えようとしていることは果たして正しいのか?日本人とは?自分のアイデンティティとは?という当たり前のことが完全に抜け落ちてしまっていた気がする。自ら考え伝えていかなければいけない問題であると同時に、学校教育においても出来事としての歴史だけでなく神話、神道、仏教、誠、和、恥、穢れなど日本人が大切にしてきたものや行動の中心にあった考えを自分達のルーツとして教えていく必要があると思う。 -
韓国・中国・日本、近くて遠い三国の関係の歴史について書かれた本。
尖閣諸島問題・竹島問題、今後の三国の関係など、
とても勉強になる本だった。
以下、気になった箇所をピックアップ。
■歴史の中で「竹島」とは、「竹島」・「鬱陵島」・「竹嶼」の3つの内、どれかを表す。
■沖ノ鳥島が、現在中国の危機にさらされている。
■尖閣諸島・竹島問題は、過去、日本政府によって先送りにされてきた問題である。
■1956年の日韓基本条約締結に際して、竹島密約が締結されたとの一説がある。
■戦犯A項(級)・C項(級)は、いわゆる「事後法」。
■よい日本人は、反日的な日本人。
■情報分析の3つの注意点
1、情報分析者が「政治」に屈すること
2、つい自分の尺度で相手を見ること
3、こちらが希望している情報のみを獲得すること
僕たちに必要なのは、歴史の結果ではなくて、歴史がどのように築き上げられてきたかを知る。そして、韓国や中国と対話することが必要。
その上で、相手と協力していく必要がある。
場所はこんなに近いのに、何故か関係は遠い国々。
僕たち一人一人から、積極的に近づいていけばきっと変わっていく。
関係が壊れるのがいや?そうではなくて、関係を良くしたいからこそ、とことん話す。
ドイツ留学中に、韓国人の友達や中国人の友達と領土問題について議論した後に、より仲良くなったように… -
勉強になる。
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■冒頭に記載のジョークはかなりブラック。
■端的に言うと、日本人がいかに中国人や韓国人に対して優れているかが一貫して書かれている。
■しかし、最後に日本と中国・韓国の懸け橋となった人の話があり、救われる。 -
最近良く思うのが 高校は地理選択だったのでよくわからいが、小中でならった日本史において近代史(大正~昭和初期)を学ぶ時間は非常に少なかったなぁ~と
失敗から学ぶことは多い 子供が包丁で怪我をしないように、包丁が危険だと取り上げることは簡単、だけど包丁を使うようにするには、包丁の正しい持ち方、使用のしかたを学ぶことは必要であるとおもう。
日中韓のゆがみを国同士で認識しあい、正しい方向に持っていくには、著者が記していたように日日間での意識のずれや、教育の方法などを もうちょっと変えていく必要があるなと
あと本書で読んでいて「へぇ~」と思ったことの内の1つで、キムチで大量に必要なあの唐辛子は、なんと南米あたりから来たものであること、もちろんウリジナルの韓国は認めていないらしいが・・ -
筆者は反日支那人や反日韓国人、反日日本人に抗して殊更日本の歴史を美化しようとしてゐる訳ではない。
本書で具体的内容を列記しながら、史実に詳しくならうと訴へてゐる。
筆者とある反日支那人学者との論争は大変興味深かった。
筆者「アヘン戦争の時に、貴国が大東亜戦争の時に日本に対して頑張った程度に西洋列強と持久戦をしたならば、その後日本が態々大陸に進出したり、韓国を併合する必要も無かった。」
反日支那人学者「その通りだ。」
筆者の眼目は次のとおり。「歴史問題を追及しても日本が動じないことがわかったならば、彼らはこれらの問題を追及するのをやめるだろう。」 -
日本史のモヤモヤが少し晴れた。
太平洋戦争前後のことは、自分でもっと勉強しないと、反日中国人や反日韓国人、反日日本人と論争できない。 -
日中韓で問題視される主な歴史的問題について、
明確に説明・反論できる情報が詰まった本。
歴史とは何か、という点について
改めて考えさせられた。
第1章 古代日本のウソ
第2章 受容文化国のウソ
第3章 戦争責任のウソ
第4章 領土問題のウソ
第5章 日中韓、忘れ得ぬ人々