大追跡 (上) (扶桑社ミステリー)

  • 扶桑社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594065966

感想・レビュー・書評

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  • 銀行家の家に生まれた富豪の探偵 対
    銀行家として成功しているサイコパス

    金銭や地位ではなく
    スリルを求めている男二人の攻防

    約300ページで上下巻なのでするりと読める。
    時代が古いので、目撃証言や
    ネットに頼るような知識を持つことが捜査に大きな影響を与える。
    ドラマチック

  • 文句無しの痛快冒険小説。連続強盗殺人犯に探偵アイザック・ベルが挑む。探偵が探偵らしい時代、20世紀初頭という時代設定が素晴らしい。アイザック・ベルの魅力的なヒーロー像、強盗犯の逃亡の手口に唸らされる。まるで扶桑社ミステリーが元気な頃を彷彿させるような傑作。昔は扶桑社ミステリーは頑張っていたよな。毎月、海外の良質ミステリー、冒険小説を世に送り出してくれた。これを機会に完全復活してくれ、扶桑社ミステリーよ(#^.^#)

  • 20世紀初頭を舞台にした探偵劇。テンポよくストーリーが展開し、飽きることなく楽しめた。昔ならではのまだまだ人の知性が事件の解決可否に大きな影響を与えている時代であり、当時のアメリカの風俗事象も興味深かった。

  • アイザック・ベルもシリーズ化されているのですね。久々のカッスラー先生でしたが、楽しく読ませてきただきました。

  • 圧倒的なリーダビリティ。
    男前で大金持ちで銃の腕前も車の運転もお手の物の万能探偵が20世紀初頭のサンフランシスコで大活躍。

  • カッスラーを手にしなくなって数年、今回も読む気無かったが評判良いので。ノンシリーズというのも期待大。
    上巻読了
    人物描写の古臭さにちょっと辟易。でも下巻に期待を。

  • ふるき良き時代の西部劇の様な冒険活劇。それが故に話が非常に単純で、何故に主人公が追った途端に犯人があっけなく見つかるかとか、何故に必要も無い筈なのに、わざわざ墓穴を掘るような犯人の妹とか、あまりに足がつきやすい殺し屋とか、こういう展開は現代のミステリーではありえないはずだが、古き良き時代で狭い世界という解釈で臨んだ方が良い。新鮮なのは犯人の造形で、古き良き時代の悪役ではない富豪の犯人というのは目新しい。スリルにおぼれる犯人と、利益最優先の妹との間の確執とかが、後編に繋がるか?

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著者プロフィール

クライブ・カッスラー
テレビ業界から作家に転身、1973年に架空の組織NUMA(国立海中海洋機関)に所属する特殊任務官を主人公とする『海中密輸ルートを探れ』で作家デビュー。同主人公の活躍を描くダーク・ピット・シリーズのほか、幾多のシリーズを送り出し、作品は世界的ベストセラーとなっている。印税をもとに実際にNUMAを設立し、多くの沈没船や行方不明船の発見にも尽力した。2020年死去。

「2023年 『地獄の焼き討ち船を撃沈せよ!(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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