年を重ねるのが楽しくなる! [スマートエイジング]という生き方 (扶桑社新書)

  • 扶桑社
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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594066192

作品紹介・あらすじ

スマート・エイジングを実践すれば脳が活性化し、生きる意欲が湧きます!「脳トレ」の川島隆太と高齢社会研究の第一人者・村田裕之が提唱する新たな概念に世界が注目。

感想・レビュー・書評

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  • 高齢化社会、超高齢化社会に向けての考えさせられる内容でした。自分の親のことも考えつつ、自分も老化しないよう行動したいと思います。

  • 脳には年を重ねても発達する部分もあること、認知、運動、栄養、社会性が条件であることから脳が衰えない上で意識して生活していきたい。

  • 年を重ねるのが楽しくなる!って素敵なタイトルだなと思って読んでみました。
    年をとることはとかくネガティブに捉えられがちですが、私は年をとっても、あるいは、年をとったからこそ楽しいことがあると信じたいです。そのためにどうしたらいいかがこの本にはたくさん書かれています。
    著者の一人は脳トレの第一人者なので、もちろん脳トレを勧めています。具体的には簡単な計算や音読などでいいそうです。あとはウォーキングと筋トレがいいそうなのですが、筋トレはなかなか続けるのが難しそう。
    でも何と言っても大切なのは、好きなことをすることです。いくつになっても「もう年だから」などと言わずに、したいことにチャレンジしていこうと思いました。

  • スマートエイジングの本。アンチエイジングではなく、スマートエイジングという概念と始めの風姿花伝などとのたとえ話がおもしろかった。

    <メモ>
    ・風姿花伝でいう若さゆえの美しさである「時分の花」は自然に失われていく。初心を忘れず努力をして「まことの花」を咲かせる。「時分の花」にすがりつくことがアンチエイジング、加齢や老化と正面から向き合い「まことの花」をさかせることがスマートエイジング
    ■スマートエイジングの秘訣
    1.有酸素運動をする 2.筋トレをする 3.脳トレをする ほめてあげて、まだ自分でもできると自信をつけてもらうことが大事。嬉しい気持ちのキャッチボールで認知機能は改善する 4.年金以外の収入をえる 仕事を通じて現役でいることが高齢になっても病気になりにくく、健康でいられるということ 5.他人の役にたつことをする 6.明確な目標を持つ 目標設定→達成感→さらなる意欲 7.好きなことに取り組む 女性はなかなか家でも誉められることがなく、賞状など何かモチベーションになるものがあればがんばる。 
    ■人生の晩年まで健やかで穏やかでいるための4条件
    「認知」「健康」「栄養」「社会性」社会性は人と関わる機会を持ち続けること。
    ・認知機能のいろいろな関係 標準~やや太り気味の人が一番機能高め。最終学歴と認知機能の間には強い相関関係。いきいききびきびと暮らしている人は脳がよく働いている。良質のたんぱく質をとることも認知によさそう。
    ■子供の心の健康度
    ・子供の頃に親とおやつを作った経験がある大学生ほど心の健康度が高かった。他人生について前向きで達成感や自信ももっていた
    ・食事の手伝いも全く同じ結果だった。
    ・親子で調理体験を行う事で子供のみならず親にも大きな好影響があった。
    ・子供の親を喜ばせる反応が増える、機嫌がよくなる、気の散りやすさがおさまるなど親も親としての有能さを自覚する、健康状態がよくなるなどの効果があった。

    ・働く時間を制限した方が効率が上がり、個人の業績が向上していた。
    ・朝ごはんを食べる習慣のある方が難関大学合格率が高かった。
    ・年収とも朝ごはん食べる習慣は相関があった。
    ・朝食のおかずが多ければ多いほど、全ての認知機能が高い。
    ・作動記憶力トレーニング これにより知能も強化可能。

    まとめ
    ・人間が人間らしく暮らしていけるようにすることが一番。

  • アンチ・エイジングでなく、スマート・エイジング。
    エイジング(歳を取ること)は、単なる老化(あらゆる機能が劣化していくこと)でなく、知的な成熟と捉える。これを成就させることがスマート・エイジング。

    で、そうするための

    1.7つの秘訣
    2.具体的な取り組み
    3.豊かな朝食
    4.脳トレーニング
    (項目ナンバーは、実際の章立てとは異なる)

    と話が続いたんだが・・・

    1.で、
    (秘訣その1)有酸素運動をする
    (秘訣その2)筋力トレーニングを行う
    (秘訣その3)脳のトレーニングを行う
    (秘訣その4)年金以外の収入を得る
    (秘訣その5)他人の役に立つことをする
    (秘訣その6)明確な目標を持つ
    (秘訣その7)好きなことに取り組む
    と、ほぼ自分の人生を再点検させてもらったような気分になれたものの、特に最後の4.では「ここでノウハウを明かすことはできませんが・・・」と、要するに任天堂の「脳トレ」を買いなさい、になっていたのが興ざめでした。

    (2013/5/27)

  • 学習療法で認知機能向上。作動記憶トレーニングがスマートエイジングにつながる。

    健康法や哲学というより、SAセンター事業紹介とサイエンスな本でした。
    早速、脳トレアプリをダウンロードしました。

  • ■スマートエイジング

    医学的・脳科学的観点から見た場合、個人がスマート・エイジングを達成するためには、次の4条件を満たす必要がある。
    a.認知:脳を使う習慣を持つ。
    b.運動:身体を使う習慣を持つ。
    c.栄養:バランスのとれた食生活を心がける。
    d.社会性:人と関わる機会や習慣を持ち続ける。

  • 好きなことに取り組む
    学習療法→読書・料理・美術館

  • 2012.8

  • 「生き方」というほど奥深い話があるわけではなく、どちらかというと情報提供の本。「スマート・エイジング・カレッジ」や「スマート・エイジング・スクエア」については、何年か後に成果を聞いてみたいと思った。

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著者プロフィール

東北大学加齢医学研究所所長。
1959年千葉県生まれ。東北大学医学部卒業後、同大学院医学研究科修了。医学博士。スウェーデン王国カロリンスカ研究所客員研究員、東北大学助手、同専講師を経て、同大学教授として、高次脳機能の解明研究を行う。人の脳活動のしくみを研究する「脳機能イメージング」のパイオニアであり、脳機能開発研究の国内第一人者。ニンテンドーDS用ソフト「脳を鍛える大人のDSトレーニング」シリーズの監修者。学習療法を応用した『脳が活性化する100日間パズル』シリーズ(学研)や『楽しい!脳活パズル120日』(学研)など著書多数。

「2022年 『美しい日本の祭礼』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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