封印の獣と偽りの氷姫 (扶桑社ロマンス)

  • 扶桑社
4.00
  • (5)
  • (2)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 37
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (671ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594066352

作品紹介・あらすじ

パラノーマル・ロマンス「超能力者=動物に変身する種族」シリーズ第5弾!豹チェンジリング"ダークリバー"の戦士ドリアンは、生まれつき変身できない体ながら、抜群の狙撃技術で群れの信頼を勝ち得ていた。そんな彼に、サイの研究所から脱出してきた美貌の科学者アシャヤとその息子を護衛する任が下る。妹をサイに殺されたドリアンは当初アシャヤに憎しみをぶつけるが、やがて二人は抗い難く惹かれあってゆく…。逃避行の行方とは。そしてアシャヤに迫る影の秘密とは。特別短編も収録。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 毎回出版される度に、楽しみにしている「サイ=チェンジリングシリーズ」の第五弾。
    豹チェンジリング(豹に変身する種族)なのに、生まれつき豹に変身出来ないドリアンとMサイ(医療超能力者)のアシャヤが主人公。

    とても面白くて読み応えがあった。

    このシリーズは、カテゴリー的にはロマンス小説なのだけれど、SFの世界観が根幹にあるので、ラブシーンが嫌でないというSF好きなひとならば、男女問わず、楽しめると思う。

    精神的絆と生命の絆が物理的に存在していて、夫々がリンクしているという設定は、とてもユニークで、作者の着眼点は素晴らしい。

    ナリーニ・シンは、家族や伴侶の結びつきを書かせたら、ピカイチの作者だ。

    感動的なラストが用意されていて、ファンとしては、とても嬉しい。

    次巻も翻訳本が出ますように。

  • *
    ___________________________________________
    『封印の獣と偽りの氷姫』ナリーニ・シン
    'Hostage to Pleasure' Nalini Singh
    ___________________________________________
    〈サイ=チェンジリング〉シリーズ5作目。
    前回のお話から続いてて、ダークリバーの近衛ドリアンとMサイのアシャヤが主人公。
    *
    やっとドリアンが主人公で嬉しいな。
    このシリーズはちょっとずつ人が増えて来て、その人たちが主人公になっていくから、それが楽しみ。
    個人的には、今回出て来た念動力者でテレポーターのヴァシックのお話が読みたい。
    *
    そんな感じで、どんどん登場人物が増えていくので、そろそろ私のキャパがいっぱいいっぱいになって来たよ。
    日本で漫画化とかしてくれないかな??
    そしたら、覚えやすいのになー。
    *
    次は、狼チェンジリングと豹チェンジリングのお話!
    楽しみ!
    *
    *
    *

  • チェンジリングシリーズ5作目。
    今回はダークリバーの変身できないドリアンとサイの話。
    他の巻に比べて今回はあまり集中出来なかったなぁ。
    次作が楽しみ。

  • 豹に変身できないダークリバーの近衛ドリアン×Mサイのアシャヤ。
    前作で出会ってる二人ですが出会うべくして出会った二人という感じがしました。
    アシャヤの背負ってるものが重く今までよく一人で踏ん張ってきたな…と。あの彼女がこれからどう変わっていくのか気になる。
    愛し方は歪んでるけど心から愛してることには変わりないし善と悪って紙一重。
    ドリアンが泣くシーンは読んでてぼろほろ泣いてしまった。
    ネットマインドとダークマインドのことも今作で少しだけ分かってきたような。
    サイの反対勢力やヒューマン同盟なども出てきて複雑になってきました。
    今まで空気的存在だったとある評議員が今後なにやら一波乱起こしそうな気が。

    キットの短編は兄弟愛が微笑ましくもあり涙あり。短いのに心に残る素敵な話。

  • なかなか込み入っているけど、どう続くのか気になるシリーズです。

  • ドリアン、ハッピーエンドで良かったんだけど、ヒーローもヒロインも堅苦しくないか? ちょっと長いかな。

  • サイ・チェンジリングシリーズ5 ”ダークリバー”のセンチネルで変身できないドリアン・クリステンセンと、Mサイのアシャヤ・アレイン。値段からも判るように分厚い!でも、ちょっとさわりだけいってみるか~と思ったら、そのまま深みに引きずれり込まれて一気読みでした。アシャヤの息子の救助狙撃から始まり、サイ評議会のメンバーはいつの間にか変わってるし、途中だれる事も無くラストまで。双子のアマラについてもステロタイプのパターンに収まらないラストで、妥協のない素晴らしいストーリーでした。次は紅一点のマーシーと”スノーダンサー”の彼?楽しみです。

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

フィジー生まれ。ニュージーランドで育ち、日本で3年間すごす。2003年にデビュー。パラノーマル・ロマンス〈サイ=チェンジリング〉シリーズでベストセラー作家となり、数々の賞に輝く。〈扶桑社ロマンスのナリーニ・シン作品〉『黒き狩人と夜空の瞳』『冷たい瞳が燃えるとき』『氷の戦士と美しき狼』『気高き豹と炎の天使』『封印の獣と偽りの氷姫(ひょうき)』『燃える刻印を押されて』『遠き記憶が輝くとき』『裁きの剣と氷獄の乙女』『藍色の瞳の女神と戯れて』『雪の狼と紅蓮(ぐれん)の宝玉』(上・下)『金眼の黒狼(こくろう)と月下の戦姫(せんき)』(上・下)

「2016年 『黒曜石の心と真夜中の瞳(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ナリーニ・シンの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×