ザ・ウーマン (扶桑社ミステリー)

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  • 扶桑社 (2012年9月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594066802

ザ・ウーマン (扶桑社ミステリー)の感想・レビュー・書評

  • 「襲撃者の夜」の続編。食人族の生き残り、ウーマン視点が半分くらい。ウーマンが人間に生け捕りに合う。その人間も相応に屑で胸糞男で、ウーマンはその男の娘2人を連れていく。

  • 一番驚いたのは、これが映画化されていること。

  • ケッチャム作品に慣れてしまったのかも?
    登場人物が多かったのか?
    終わり方が、スッキリしなかったし…
    楽しめなかった。
    ケッチャム氏は、監禁が好きみたい。
    それは良いのだけど。
    心理描写の刺激が不足してた。
    個人的に残虐さが、もっと欲しかった。
    '14.07.05読書完了

  • ジャックケッチャムの小説は面白い。基地外が登場し、誰もが心の奥底に抱えるタブーを実践してしまうからだ。何故、タブーか。それは、他者の基本的な人権や尊厳を奪うからであり、尚且つ、気を許せば、人間の本能がその行為に溺れてしまうからではないか。白人が黒人を奴隷化した歴史を基地外の歴史と考えようか。では、ケッチャムの描く基地外の世界は、自らの種族の当たり前の歴史を現しただけとも読める。それがホラーとは。いや、懐古的エンターテイメントなのである。それならそれで。白人のその感覚こそが、私にとってはホラーである。

    背徳的な想像をすると、頭の奥がキーンとしないかい?原始的には、人間など、皆基地外なのである。

  • 映画監督との共著という体裁、さらに映画のノベライズ的な作りでもあるためか、従来のケッチャム作品に比べ、スプラッター描写がやけに派手というか即物的になった感あり。その一方で、他のケッチャム作品のような執拗なまでの人物の心理描写があっさり目になっていて、小説というよりは映画のシナリオを読んでいるような。

     ま、2時間程度の映画をこのプロットでやろうとしたらこうならざるを得ないんだろうが、やや物足りなさを覚えてしまうのはケッチャム作品に慣れてしまったからなのか。

    詳細はこちらに。
    http://rene-tennis.blog.so-net.ne.jp/2013-05-21

  • オフシーズン
    襲撃者の夜
    ザウーマン

  •  新年1発目がこれか…<苦

     帯に「カリバニズムの衝撃」ってあるけど、その通りです。
     ついでに映画「ザ・ウーマン」の原作だそうですよ。

     かつてだと、善良な市民がわけのわからない怪物に襲われてっていうのだったんだろうけど、最近のは被害者(?)もねじくれててむしろそれっちの方が怖い。

     うん、モンスターはモンスターとしての存在理由があって、モンスターとしてそこにあるんだけど、善良な市民の顔を持ちながらその奥底にっていうのが、とことん黒くて怖かったですよ。

     それも、じわっと怖い。
     え、それは、そんな反応って、おかしくない? それは、違うよ、ってそういう違和感が積み重なって…。

     なんで、結局そーいうことなんだってなった時は、へんなカタルシスがありましたよ。

     ってこれがケッチャムの職人技なんだろうな。
     うん。

     ケッチャムの文体は、ブロックに比べると荒削りって感じがするんだけど、そのざらっとした感触が面白くて美味いと思います。

  • ただただ展開に身を任せながら。なぜそこまでの残虐性が発生してなぜ家族もそれを受け入れるのか、理由となる記述が無かったので疑問は残るがそんなものは本書では二の次。ただただエログロの展開に半笑いで身を任せるのが正解。

  • 「オフシーズン」「襲撃者の夜」に続くカニバリズムシリーズ。だけれど今回登場する食人族は「ウーマン」一人きり。ってことはさしたる脅威ではないかも? と思いきや。
    「文明人」であるはずのクリスの言動の方がずーっと恐ろしい! 最初からなんだか異様だとは思っていたけれど。物語が進むにつれ明らかになるさまざまな「家族の秘密」があまりにおぞましすぎて。むしろ「ウーマン」の方が健全な「人間」といえるのでは、などと思ってしまいました。
    後日譚「カウ」にも絶句。タイトルの意味があまりに凄まじくて。ひょっとしたら本編よりも恐ろしいかもしれません。

  • 映画の存在から原作の存在を知り、映画はグロテスクで観るのが辛そうだけど物語展開と結末が気になったため今作を読んでみた。
    結論として、やはり苦手は苦手だし、物語展開もそんなのありかという結末と言わざるをえない。終盤の全盲の妹のエピソードなどはちょっと首をひねった。

  • 面白かつ。何作か読んでいるけど、シリーズ通してまた読みたい

  • 「オフシーズン」「襲撃者の夜」に続く三作目。
    弁護士のクリスは、野生的な女を捕らえて地下に監禁する。
    その女は食人一族の生き残りだった。
    クリスはもちろん、その家族も歪んでいて、何か大きな隠し事をしている。
    そして惨劇の夜へ。
    後日譚となる短編「カウ」もまた面白い。
    前作でいた「カウ」の役割を振り当てられてしまった若者の話。
    前二作よりも後味はいいと思う。

  • オフシーズン、オフスプリングの続編。もはや悪ふざけになっている気もした…今さらか。

    今作は、「文明」の中に潜んでいた鬼畜男対食人族の生き残りウーマン。男対女。男は家族総出でウーマンを矯正しようとするが、家族の一部は、ウーマンが秘めた野性の強さ(美しさ)に惹かれていく、というお話。

    これまでの「文明人」対食人族の戦いは、文明人側に軍配が(一応)上がっていた。その理由は、銃器という圧倒的な暴力。「文明人」は、暴力で食人族を制圧してきた。
    ところが、今回は食人族が勝利する。理由は、鬼畜男の娘ペグが、ウーマンに惹かれてしまったからだろう。なんだか皮肉な話。

    ペグは、鬼畜親父に虐待を受けていた。彼女は自分自身を守れなかったし、すっかり親父に調教されきっていた母親も、ペグを助けてくれなかった。ペグは強くならなくてはいけなかった。だからペグはウーマンを選んだ。

    「ウーマン」の章に続く「カウ」の章でその後、ペグの立派に成長した姿が見られる。何もそこまで変貌しなくても。

    オチなんかは割と好きだったけど、ウーマンがペグを「妊婦」だからヒイキするみたいなノリはどうも安いような気がした。

  • 加害者から被害者へ、被害者から加害者へ。嫌悪感に惹きつけられる。
    後日譚の「カウ」も秀逸。

  • なるほど、『オフシーズン』『襲撃者の夜』の続編か。表題作の『ザ・ウーマン』の後日譚、『カウ』も収録。食人族と人間、果たしてどちらが残酷なのか。前二作をも凌ぐ殺戮の物語。

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