世界経済の覇権を握るのは日本である (扶桑社新書)

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著者 : 木下栄蔵
  • 扶桑社 (2013年3月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594067755

世界経済の覇権を握るのは日本である (扶桑社新書)の感想・レビュー・書評

  • 日本には多くのエコノミストがいて、各人が独自の意見を持っているようです。日本経済は強く、現在のアベノミクスを継続すべきと言う人もいれば、続けるとダメになるという人もいます。

    一方、日本経済はダメだと危機を煽る本も少なからずあります。日本が他国との比較においても、米国あって初めて成長するという意見がある中で、この本では、米中(多分欧州)と比較して日本が世界経済の覇権を握ることができると断言しています。

    本書において、日本は核武装すべき!という過激な意見もでてきていて少し心配ですが、日本経済が優れていると論じている根拠を、今後は私なりに探っていこうと思いました。

    以下は気になったポイントです。

    ・通常経済では、赤字国債は発行すべきではない、経済主体(個人と企業)は借金して消費や投資を行っているので、政府が一緒に借金すべきでないから、しかし恐慌経済では、発行して政府が最後の消費者になるべき(p3)

    ・デフレ経済下では、構造改革・規制緩和・財政再建は誤った政策、郵政や道路公団民営化は通常経済(インフレ経済)下で実行すべきであった(p21)

    ・南海会社は1711年に設立、英国債引受のかわりに、スペイン領西インド諸島との貿易の独占権を与えるもの(p39)

    ・第一次世界大戦前の日本は、日露戦争の戦費を賄うために融資された10億円の返済に苦しんでいたが、戦争特需で28億円を得た一息ついた(p43)

    ・1929年の金解禁によって2か月で1.5億円(現在価値で9.6兆円)に及ぶ正貨が日本から流出した(p44)

    ・経済覇権になるための第一条件として、資本主義が確立していること、つまり、1)資本の蓄積、2)技術の革新、3)商業の発達がある(p50)

    ・米ソ対立という冷戦と、日米安保条約という軍事同盟により、日本は自主防衛を行わなくても良い天国が出来上がった(p86)

    ・核保有国は核を使わない、核を持たない国は核を持つ国の従属国になる(p90)

    ・ローマとカルタゴの間に起きた、第二次ポエニ戦争が日米太平洋戦争と酷似している、この戦争に負けたカルタゴは、自主防衛を放棄して日米安保条約と同じような軍事同盟をローマと結んで、地中海の貿易商として経済的に反映するが、最終的に第三次ポエニ戦争で国がなくなった(p112)

    2013年4月21日作成

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世界経済の覇権を握るのは日本である (扶桑社新書)の作品紹介

しなやかで力強い経済と確かな国家規範を兼ね備えた日本の誕生のために-マクロ経済学、意思決定論研究の第一人者が断言。安倍政権の舵取りが日本の将来の分水嶺に。

世界経済の覇権を握るのは日本である (扶桑社新書)はこんな本です

世界経済の覇権を握るのは日本である (扶桑社新書)のKindle版

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