嘘だらけの日中近現代史 (扶桑社新書)

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著者 : 倉山満
  • 扶桑社 (2013年6月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594068301

嘘だらけの日中近現代史 (扶桑社新書)の感想・レビュー・書評

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  • 歴史認識というものは立ち位置によって変わるものであるから、これだけが真実であるとは言い切れないものなのだろうが、これまで―ともすると批判が許されない雰囲気にあった中国という国の、厚化粧を剥いだ素顔を見据え、その手前勝手な言い分にきっちり反駁しようとする―内容ではあると思う。

    できれば大学受験の前にこれを読んでみたかったかも……もう20年も昔だけれどw

    詳しくはこちらに。
    http://rene-tennis.blog.so-net.ne.jp/2013-09-27

  • よくぞここまで言ってくれました。喝采。
    中国で出版出来ないかな?

  • 倉山満さん、ユーチューブなんかでもいろいろと歴史の解説されていますね。非常に弁の立つ方で、わかりやすく親しみがある方です。内容はともかくとしても、伝えたいという心情はよく伝わります。呑み会のネタとしてはいい本ですね。

  • (本文より)
    日本の歴史学界で絶対に使えない学術用語があります。
    「中国のプロパガンダ」です。
    自分の見聞きした範囲ではっきり断言しますが、中国を研究している平成の日本人で、中国共産党に遠慮なくモノが言える人など数えるほどしかいません。
    理由は三つあります。
    一つめは、中国の悪口を言うと、基本的に入国させてくれませんし、必要な資料を見せてくれないなど研究にさまざまな支障が出ます。
    二つめは、戦後の中国研究者のほとんどが親中派だったので、弟子や孫弟子は先生・先輩の業績を否定するような研究は許されなかったのです。
    三つめは、さまざまな名目の「日中共同研究プロジェクト」に依存している研究者が多いので、研究資金を打ち切られる恐怖に打ち勝てる人は少数です。
    日本国内では博士号を取っても非常勤講師の職すらなかったところ、中国では語学教師として雇ってくれたので最低限の生活は大丈夫だったなどという話を聞くと泣きたくなります。
    まともな国ならばとっくに大学教授になれる実力のある研究者が食うや食わずのフリーター生活をしているのが、今の日本という国です。
    そのような環境に置かれている人が親中派になったとして責められるでしょうか。
    甘いと思われるかもしれませんが、私のように一度も筋を曲げず、自由に信じていることを書き続けるなど、例外中の例外です。
    ましてや、その内容を一般に広く知れ渡るかたちで出版できるなど、奇跡です(あなたが今、読んでいる本のことです)。
    かくして、日本の歴史学界では「中国のプロパガンダ」を研究することはタブーです。
    だから、同じ手口で何度も負けるのです。

  •  著者は徹底して中国のプラグマティズムを古今東西の事象から描こうとする。本書の内容もこの限度なら首肯できるところ(ただ、中国史を少し勉強すれば判るレベルで、タブーでもなんでもない)。
     一方、近代史は、余りにエビデンスが書かれないため説得力がガタ落ちだ。
     仮に著者の主張を前提とするならば、中国の方が日本政府よりも一枚も二枚も上手だった、となるだろう。そういう意味で言葉遣いは一見すると中国批判書のようだが、隠れた中国礼賛本のような気がしてきている。
     当時の日本政府も動かざること山の如しとはいかなかったとはいえるだろうが、本書も亦、けたたましく啼く鳥の如きであり、戦前昭和の時代相はもう少し丁寧な分析が要るのだろう。

     この著者では望むべくもなかろうが、新書でも加藤陽子教授のような丁寧な引用、エビデンスを出して検討している書もある。それに比して余りにも…。
     著者は元国士館大学日本政教研究所非常勤講師。2013年刊行。

  • 倉山氏によって書かれた「嘘だらけの歴史シリーズ」の一冊で、私にとっては、米国・英国・露国についで四冊目の本となります。

    歴史というものは、勝者(現在の政権を握っている人々)が後世に伝えようとして作るものであることを理解している私にとって、タイトル自体にはそれほど驚きませんが、普通の歴史教育しか受けてきていない私にとっては、著者の倉山氏の指摘するような「嘘だらけの」知識しかないのだと認識しています。

    倉山氏の書かれていることは、十分な調査によるものだと私は思っておりますので、このたびのこの本で、中国との日本の関係について勉強したく思いました。

    以下は気になったポイントです。

  • 著者が既存の中国史に一石を投じた一冊。
    多少右寄りな感はあるものの、フィクションの嘘を暴いてて面白い。

    中国の歴史は以下の繰り返しだと分析。
    時々逆行したり飛ばしたりするものの、基本的にはこれの繰り返し。
    秦の始皇帝も毛沢東も7に過ぎなかったと。

    1.新王朝設立
    2.功臣の粛清
    3.対外侵略戦争
    4.漢字の一斉改変と改ざん歴史書の作成
    5.閏閥、宦官、官僚など皇帝側近の跳梁
    6.秘密結社の乱立と農民反乱の全国化
    7.地方軍閥の中央侵入
    8.1へ戻る

    確かにこの法則にしたがうと色んな歴史上の出来事が腑に落ちた。

  • 林則徐 愛国者 違法なアヘンを焼き払う これに対し絵イギリスがアヘン戦争を仕掛ける

    イギリス 幕府を見捨てて薩長
    パーマストン 1865死亡 そのあとビスマルク 1862 プロイセンの宰相

    日本は清と対等条約 朝鮮は清より格下 朝鮮とは不平等条約でないと国際問題と成る

    国際法による侵略 挑発されていないのにもかかわらず、先制攻撃をすること

    明治政府 不平等条約の改正が目的
    陸奥宗光 日清戦争前にイギリスに、日本のことを、国際法を守る文明国と認めるならば、不平等条約を改正せよ。もし認めないで不平等条約を維持するなら、われわれは文明国でないので、国際法を守るはずないことになる

    清 中立国であるイギリス船を人質にして日本の攻撃を防ごうとした。東郷平八郎は艦長室に2時間たてこもり国際法を確認してから撃沈した

    対華21カ条 14箇条の要求と7箇条の希望
     まともに国際法をまもれということ

    袁世凱が最後通牒のように突き付けてくれとたのまれて、そのとおりにしたら、脅してきたとプロパガンダされた おひとよし

    1907 日露協商 十年後ロシア革命

    侵攻 挑発されないのに、先に攻撃をしかけること

    歴史学者や外交官が国際社会で振る舞うべき2つの原則
     疑わしきは自国に有利に、本当に悪いことをしたら自己正当化せよ やってもいない悪いことを謝るなど論外

    リットン調査団
     日本には実を取らせ、中国には花をもたせようということ 満州国を否認して形式上は中華民国の領土と認めたうえで、日本の満州の権益を容認しようとした
     さらに中国政府は党の一重要機関にすぎずと、蔣介石政権をファシスト国家だと指摘している

    戦争は外交の園長として行われる。宣戦布告の有無は大事。宣戦布告があって戦争がなされるのであって、なければ事変。言うなれば戦争は決闘、事変は喧嘩、

    宣戦布告があれば、味方、敵、中立国の区別があり、封鎖も可能 軍事的支援は論外として、経済的支援を一方にしたら、敵国認定される。自国居留民保護も軍隊が行ってかまわない

    戦争ではないので、中立国の設定ができない。蔣介石は、米英ソ独といった国々から多額の援助を引き出して徹底抗戦を図り、日本は苦しんだ
    ルーズベルトは蔣介石に軍事的援助をしながら、日本に石油を売った

    日本は呼称を北支事変、支那事変、大東亜戦争(に含まれる支那戦線)と変化させた

    虐殺 4つの次元
    genocide/holocaust/atrocity/massacre
    genocide 民族殲滅 holocaust ユダヤ教の宗教用語 atrocity 暴虐 massacre 虐殺

    p204 cityを含むから都市破壊を指す(→これは誤りだろう)

  • 中国が4000年の中でずっと権力闘争、陰謀や紛争に明け暮れていた事が改めて分かった。それは今も変わらず続いているんだろうなあ。風土とも言うべきものなのだろうか。著者の言っていることはいちいちもっともな事なのだろうが、語り口に主観が入りすぎていて、この点がちょっと残念。

  • 「裏切り男」孫文のインチキ革命、「マフィア兼盗賊」が出自の中国共産党等々、嘘にまみれた中国の正体を明かす。

    第一章 嘘だらけの古代「中国」史
    第二章 欧州に翻弄された「清」と抗った「日本」
    第三章 動乱大陸「中華民国」
    第四章 満洲事変で騙される日本
    第五章 お人よしすぎる日本人
    第六章 究極の中華皇帝! 毛沢東の野望
    第七章 中国の悪あがき
    終章 アベノミクスと中国崩壊の予兆

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