嘘だらけの日中近現代史 (扶桑社新書)

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  • 扶桑社
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  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594068301

感想・レビュー・書評

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  • 「中国史は独裁の古代と殺戮の中世の繰り返し」に激しく共感。近現代ぐらいはちょっとは違う様相がみれるのかと思ったら、倉山氏の解説に沿ってもう一度歴史を見てみたら、やっぱり古代と中世の繰り返しw

    また、20世紀は世界中が共産主義に引っ掻き回された時代といってもよさそう、と思った。

  • 私が読んできた著書による歴史観からすれば、大きな違いはない。しかし、本著は半ば週刊誌のゴシップ記事のように、陰謀論的な裏の論理を結びつけ、時代背景を解き明かす。真偽はさておき、読んでいて興味深い。多面的な観察力を要する、時代を紡ぐ一本の論理。複合的なその回路の本線を辿るには、立場や思想が邪魔をする。本著にそのノイズがないとは言えないが。

  • 読み進めるほどにこわくなる。。。

  • 中国などという国は存在しない。支那大陸と呼びましょう。

  • 大東亜戦争が何故、太平洋戦争に変化したのか?
    日本の失敗の本質が解りやすく書かれています。そして、中国という国がよく解り、結果として従属してきた韓国の性質も解ってきます。
    私達の歴史認識はきっと間違っているのでしょう。
    軍部の独走が第二次世界大戦という結果を生んだのではなく、国民の民意、そしてそれを煽った朝日新聞をはじめとしたマスコミだというのが事実。日本国民はこの本を読んで一度考えることが必要だと思います。
    そしてコミンテルンの暗躍は共産主義に対しての警戒を怠ってはならないことを教えてくれます。

  • 多くの日本人が読み、感じたことについて、より深く自ら調べるきっかけとすべき書。

  • 著者はユーラシア大陸東岸には近代国家が存在したことはなく、せいぜい以下のような古代あるいは中世的な過程をぐるぐる繰り返しているといいます。
    新王朝、成立
    功臣の粛清
    対外侵略戦争
    漢字の一斉改変と改竄・歴史書の作成
    閨閥、宦官、官僚などの跳梁
    秘密結社の乱立と農民反乱
    地方軍閥の中央侵入による王朝の滅亡

    中国は歴史あるすぐれた国だよといういわばプロパガンダによる誤解が蔓延しているが決してそうではないよと説いていきます。著者の論述の細かい点で疑問なところもあるのですが、デタラメな「常識」に対する一種のショック療法としてはありだと思いました。
    余談ですが、本書を読んでから三国志を読み直したところ前と違った印象になって驚きでした。

  • 今までの世間のシナ理解が相当歪んだもので有り続けた理由がよくわかるし、今もなお、お隣さんは動乱の中世の只中であり、今の共産党一党独裁もいつ崩壊するか分からない状況にあるということがわかった。
    先人たちに見習い、適切な関わり方をしないといつでも痛い目を見る可能性がある。まともな見方で捉えて、彼らをすら心安らぐ方向へ導いて行ってやらなければなりません。

  • 日本と中国を中心に近現代の世界史について記述した本。

    近現代史とありますが、 中国史については、ざっくりと古代から近代までも解説されています。

    「国」としての中国の捉え方の一つとして大変参考になりました。

    ブログはこちら。
    http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4518628.html

  • 筆者の主張も共感できるし、ユーモアもあって面白い。通説→解説の構成は理解しやすくてよかった。歴史の複雑さと奥深さを改めて考えさせられた。201308

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著者プロフィール

憲政史家

「2023年 『これからの時代に生き残るための経済学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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