- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594068684
感想・レビュー・書評
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あまりデータを示さず、経験に基づいて、医療は完璧ではないけど、否定しないほうが良い、と言っている。
薦められるがん検診:
胃がん:内視鏡
大腸がん:便潜血
肺がん:胸部レントゲン、胸部CT
前立腺:PSA
乳がん:マンモグラフィー
子宮がん:細胞診
効率のよいハイリスク検診:ピロリ菌陽性に対する胃がん検診、喫煙者に対する肺ガン検診、肝炎患者に対する肝がん検診
腫瘍マーカーは、健康者に対する検査としてはあまり役に立たない、詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
参考になった
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最も気になるのは、治療や薬のデータ等を疑うことなく信じてた上で話をされていること。
大病院の心無い治療を訴えながらも、実は薬は治すためではなくQOLを無視した性善説的延命処方であることを認め受け入れている?
また、TPPも混合診療も受け入れていて医療否定本作者以外は特に否定しないようだ。
そんな中での・・24時間体制の在宅医療に頑張っている良心的な町医者。
そんな医者が増えるだけでも、患者の苦しみ、無駄な治療や医療費も少しは減るだろうとは思う。 -
抗ガン剤は治す薬ではなく、延命策。
20%に縮小効果があれば承認される。 -
”ガンはほっとくしかない”、”血圧、コレステロールは高くても問題ない” などの著者が言う「医療否定本」への反論の書。
内容は、医療否定本は完全に間違っていないけど、ちょっと極論過ぎるのではないか?その中間があるのではないか?というもの。なんでも、過ぎるのは良くないといっているのかな?
ただ、反論の内容がちょっと抽象的で説得力にはかける感じもする。医療否定本もこういった本も、お医者さんの考える理論だけで話が進んでいる感じがする。客観的なデータとかはあるのかな? この程度の軽く読める本にはそこまで求められてないのかな? とにかくどっちもどっち。結局は自分の感性で、どっちがいいか決めるしかないのか? なんかむなしい。 -
開業医の先生が、多くの診療をおこなってきた実体験をもとに書かれています。
この点は、論文データをもとにして書かれた近藤先生の本とはことなります。
経験が理論よりもまさることもしばしばありますのでどちらが正しいという判断にはなりません。
近藤先生の本のことを極論であり、一部真実を語っているが明らかに真実と異なるところがあると指摘しています。
http://ameblo.jp/nancli/entry-11799485691.html -
「医療否定本」がなぜ面白いかというと、常識だと思っていたようなことが嘘だと切り捨てるからである。それが蔓延してくると、今度は「医療否定本否定本」が現れる。いいぞ、もっとやれ! ただ、この本は医療否定本、もっというと近藤誠さん(の実名も出している)の本へのカウンターとしてはもうひとつ弱い。なぜなら、医療否定本のターゲットはごく一部の人だ、とし、実際にはそれが当てはまらない人が多い、即ちターゲットが広くなる分浅くなって、どうしても伸ばしてならされたような感じになってしまうからだ。
さて、そんななかでも気になったのは、近藤さんは放射線科だから内視鏡検査の経験も少なくて、特定のケースしか見ていないのではないか、がんとがんもどきの狭間にはグラデーションがあるよ、というあたり。もっともです。ただ、よいかかりつけ医を見つけろ、というのが問題解決の大部分に見えるのだけど、健康体の場合はそもそも医師との接点がないので、かかりつけ医探しって難しいよなあ、ハシゴとか立ち読みとか出来ないしなあ、と。そうなると、常識を切り捨てるような意見が目について、振り出しに戻る。