日本はなぜアジアの国々から愛されるのか

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著者 : 池間哲郎
  • 扶桑社 (2013年8月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594068844

日本はなぜアジアの国々から愛されるのかの感想・レビュー・書評

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  • 正直、多少の抵抗を持って読み始めた。
    タイトルのように、そんなに手放しで「愛されている」と言ってしまって良いものかという、穿った見方というか自虐史観から抜け切れないというか、そんなところがあった。
    著者自身、沖縄で生まれ育ち、自虐史観に支配されていたのだと言う。それが、実際に海外に出て色々な人々に接している内に、考えが変わってきたのだと言う。体験に基づいた丁寧な経験の列挙が非常に説得力があり、引きこまれて読み進めた。
    歴史の授業でも習わず、マスコミも報道しないが、実はこれは日本がやっているのだ、これは日本人だったのだ、という誇らしい事実が次々と列挙され、自分の無知を恥じ、日本人であることを誇りに思うと同時に、日本という国・文化を作ってくれた祖先に無知という仇の返し方をしていることが申し訳なく思った。

    以前から、特亜にばかり反応せず、親日であるアジア諸国に目を向けないのは
    各国の方々に対して失礼であると思っていた。
    学校の授業でも特亜ばかりで、親日の思いを抱いてくださっている国々の国名すらあやふやにしか
    把握していない人というのは多いのではないだろうか。

    カンボジアの故シアヌーク前国王は日本の敗戦後昭和天皇を励ましに来た初めての国王で、日本への戦後賠償請求を放棄したこと。
    プノンペンの水質管理、水道施設を援助しているのは北九州市という事実。

    1951年のサンフランシスコ講和会議で、スリランカ代表ジャヤワルダナ氏が
    対日賠償請求を放棄し日本を国際社会の一員として受け入れるよう訴えたこと。この演説は日本に対し厳しい制裁処置を求めていた一部の戦勝国をも動かしたと言われる。

    ペリリューの人々は「日本兵」の墓、石碑などを大事にし、守り通してくれていること。
    それは戦争末期のエピソードにも関連する。
    アメリカ軍がいよいよ押し寄せてくるという時に
    島民は日本軍と一緒に戦おうとしてくれたと言う。
    すると「土人と一緒に戦えるか」と中川州男(くにお)守備隊長に一喝され全員避難船に乗せられたと言う。酷いことを敢えて言って島に残らせなかった。戦闘に巻き込まない為の一芝居だったという。
    この戦いは長くて3日と思われたが73日間持ち堪えた。洞窟にこもりゲリラ戦を行った。
    鬼畜米英の意味とは。植民地になればどんなことになるか。わかっていたから、守る為に戦った。

    2012年の台風では、80年前に建てられた旧日本軍発電所跡などがびくともしなかった。以前から強風が吹いたら日本人が造った建物へ逃げ込めと村人には言い伝えられていた。

    学校建設などを依頼している他国の建築技師が、
    「日本の卓越した技術は、もちろん素晴らしいが、もっとすごいのは決して手を抜かないことです。その誠実さこそ日本のすごさです」と感服していたこと。

    『鼻高々に天狗になれというわけではないが、知らなければ善意を向けてくれた人々に申し訳ない。
    パラオは世界有数の親日国である。にもかかわらずパラオの歴史を多くの日本人は知らない。これでいいのだろうか。反日国を大事にし、親日国を粗末にするのは間違いだと思う。
    日本人の目が向く国はアメリカ、中国、韓国がほとんど。日本を愛する親日国のことは知らない。どうか南洋諸島の人々のことを学んでほしい。大事な親日国に意識を向けていただきたい。』

    全くもってそのとおりだと思う。

    日本人の特性にも改めて感銘を受けた。
    外国では地域や部族が戦争に敗れると、王様や上層部は異国に亡命したり安全地帯へと逃げ、庶民は虐殺されるか戦争国の奴隷となることが多い。
    日本は、殿様が責任を取って腹を切り、庶民はこれまでどおりの暮らしを続けた。
    現代で言うと、自動販売機は道に落ちている金庫なのに、誰も奪おうとしない。
    格子や鉄条網のない剥き出しの窓ガラスという無防備な状態が普通であること。
    幕末の日本を訪れた外国人たちが、鍵もかけず扉すら締めず
    現金を財布にも戸棚にも入れないむき出しのままで放置しても
    一度も盗まれたことがないと口々に言っているのだが
    その国民性は今も失われていないのだと思った。


    "戦争は良くない。当然のことである。でも圧倒的な戦力を有するアメリカ軍に、当時の日本兵は、どのような思いで戦いを挑んだのであろうか。なぜ、ここまで命を捨てて戦ったのであろうか。"
    "当時は「植民地になるか。植民地にするか」の二者択一しかなかった。幕末から明治、大正にかけての戦い。昭和初期の、敗れたとはいえ、恐ろしいほどの劣勢の中で戦い続けた日本人。"
    どれほど追い詰められて、どれほど国のためを思って
    開国し、国力を養い、開戦にまで至ったのか。

    近頃歴女などという言葉も生まれ
    どうも幕末が特にもてはやされているように感じる。
    誠や玉砕の悲しい話が美談として語り継がれるが
    何故第二次世界大戦は美談として語り継ぎ、ファンが出てこないのか。
    自虐史観のせいも多分にあるだろう。
    また、近い時代だというせいもあるかもしれない。
    暴力はよくない。が、理由は大事。正当防衛も暴力とされたら何も守れないのだ。

    自分は幕末の歴史を個人的興味で学んでいる最中だが
    『江戸末期から明治の侍や完了たちは、したたかで偉大だったと敬服する。』
    という件にも非常に同意する。
    お人好しなだけでなく、強かに時には方便も使い
    国益の為には時には強気に出ることもあった幕末の武士階級の人々。
    国を、民を守る為。
    あの志を、今こそ幕末から近代史までの正しい歴史を学びなおして
    今一度心に刻むべきだと思うのだ。

  • 2014年一冊目。

    読書のすすめにて購入。

    日本の歴史を知らない自分が恥ずかしいと思った。今ある生活は先人の方が築き上げてくれたものだ。

    命をはって、人のために行動してくれたからだ。

    日本人は他国からも好かれている。マスコミはあまりそのような報道はしないが、池間さんの話を聞くとそう思える。

    もっと日本に誇りをもって、人の役に立つ仕事がしたいと思った。

    そのためには勉強。やることはいっぱいある。死ぬまで勉強だ。

  • 2014.9.22読了
    戦争をこんな感じで見たことがなかった。日本の歴史観は間違っているのでは…?と思った。歴史観すら操作されるだけの敗戦だったというわけか。親日家が多い外国の方に対して、ろくに自分の国の歴史すら語れない日本人では情けない。こういう実態含め、やはり国史を学ぶべきではないかと思った。そして、そういう感覚を持ち続けていたいと感じた。

  • 「日本史」というのがそもそも間違い。「国史」というべき。もっとも。
    我々日本人は歴史を知らなすぎる。すぐ右翼だどうだと叫ぶやからがいるがどうかしている。
    日本人はもっと自信を持つべきだ。

  • 昭和天皇がラオスの両親を亡くした少女を訪れた話は涙なしでは読めなかった。

  • 日本は如何にアジア諸国から愛され尊敬されているか、という内容を著者の体験に基づき綴った書。
    こういう方面に詳しい人にとっては今更な内容なので、日教組に毒された自虐史観の持ち主に、目覚めの一冊として読んでもらうのがよろしいかと。
    それから、あくまでも著者の体験の範囲内であって、これをもって日本ホルホルするのは間違いでしょう。日本人が一枚岩ではないように、他国の人々もそれぞれですから。
    時々あまりにも口語調で書かれる箇所が読みにくく、内容も私にとっては薄いので評価は低め。再読する事もないかな。購入しましたが売る予定。

  • 思っていた以上に真摯な記述。
    自虐史観な教育のせいだろうが、いくつか知らなかった事実もあった。
    その1つは大正時代、国連に「人種差別撤退提案」を出したこと。これにアメリカ、イギリスなどが反対し、賛成多数だったのに議長の米国大統領が「全会一致でなければならない」と否決してしまったという事実。
    ところどころに挿入された「日本が知らない日本の偉人」はほとんど知らない人と偉業だった。
    日本の自虐史観はいつまで続くんだろうか?弱腰外交と進駐軍製の憲法等、次の世代は正しい知見を持って欲しいと思うし、そうなるよう、われわれも力を貸したい。
    今の壮年以上の連中はもう無理だろうから。

  • 父が読んでなかったから読んでみました。
    この本は読む人によって印象が違うと思います。
    本は時に嘘をつく。著者が聞いた話が本当かどうかを確認する術はないですが、私としては本当だと信じたいです。
    ただ、1つ気になったのは、日本を美化し過ぎている感じがしたこと。
    前の方も書かれていましたが、1番と言う表現が多く見られ、他国と比較していることがあったのも評価が少し下がりました。
    事実、マレーシアの歴史の教科書では、こう書かれていることを著者は知っているのでしょうか?

    『歴史の中のマレーシア (中学2年用の教科書)
    日本の勝因 (1~4略)
    5 現地の人々の協力ー現地の人々の多くは、日本のスローガンを信じた。日本は自分たちが「アジアのためのアジア」のために戦っているんだと言っていたのだ。これは、日本がヨーロッパ人を追い出してアジアの国々を開放したいと言う意味である。多くのアジア人は、日本を開放者だと思った。日本が進出してくることに、地元住民の激しい抵抗はなかった。日本の進出の後になってようやく彼らは日本に抵抗し始めた。……
    日本によるマラヤ(イギリス領マレー諸島)支配
    日本軍政府ー日本は、マレー人解放獲得への期待を裏切った。日本人はマラヤをまるで自分たちの植民地であるかのように支配した。今度は彼らがイギリス人の座をうばったのだ。日本の支配はイギリスよりずっとひどかった。』

    これが全て正しい表現だと私は思わないけれど、教科書に書かれていることだし、一概に嘘であるとも言えないと思います。

    この本を全てそのとおりだと思うのは、アジアの人々に対する侮辱ではないかと思った。

  • 2014.04.01
    本屋で一目ぼれして購入しました。
    まだ半分くらいしか読んでいないけれど、「日本って素晴らしい!」と思える本だと。
    もう反日の国なんて放っておいて、こういう親日の国と仲良くしていけばいいよ!と思いました。

  • 日本はアジアの国から愛されている。
    信じるかどうかは読者次第。
    私は信じたい。

    アジア支援機構代表理事・池間氏が送る日本人への応援の言葉。
    著者は、沖縄出身。本土の人とは違った世界を持つ。
    その著者がアジア各地での実体験から感じたのは、
    アジア諸国から日本への敬愛だった。

    大東亜戦争で敗北して、連合国から受け付けられた思想や教育。
    近隣3国の戦争責任追及。
    ロシアの圧力。
    日本人は、悲壮感を感じながら戦後を過ごしてきた。
    そして、現在。
    自信を失った大人を見て育った現代人、秩序乱れつつある。

    しかし、思い出すべきなのだ。
    日本人の誇りを。
    先人たちの魂を。

    近世は、「植民地になるか、植民地にするか」の時代。
    そんな中、日本人は統治したアジア各地で、
    道路を作り、教育をして、社会的基盤を作ってきた。
    欧米は搾取や強制労働などを行っている中でだ。
    道路は舗装状況がよく、建物や橋など頑丈で、
    他国のものより安心して使えるらしい。
    感謝されているそうなのだ。

    思えば、日本人は美を大事にしてきた。
    それは、形としてあったり、心としてあったと思う。
    「道」
    柔道、茶道、華道、書道など。
    形を正すことで、心が正される。
    禅的な自分自身を戒め謙虚な心。
    狭い日本。資源の無い日本。かつては農作物が乏しかった日本。
    互いに助け合う協調の精神があった。

    愛国心。
    それは、どの民族でも持つもの。
    けして、かつての軍国主義的なものではない。
    自分の家族や住んでいる町を愛すると同じ。
    左翼でも、右翼でもない。“仲良く”なのだ。

    今教育に足りないのは、学力ではない。
    日本人の誇りだ。自信なのだ。
    それは、日本人も気付きつつある。
    日本人のすばらしさを感じた。

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