独身・無職者のリアル (扶桑社新書)

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  • 扶桑社 (2013年9月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (179ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594069308

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独身・無職者のリアル (扶桑社新書)の感想・レビュー・書評

  • 「無業」よりも「孤立」が申告な問題である、と書かれていて『ほんとうに、それだ!』と頷きながら読み進めた、SNEP当事者(笑)
    SNEP状態から抜け出して無事に社会復帰出来た例もあり希望を持つことができた。
    今はそうでなくとも、誰しもがSNEP予備軍なのではと思う。
    自分を肯定してくれる人間を見つけることが大事なのはよく分かったけれど、人間関係0の状態から見つけて築いていくのって難しいんだよな。
    その点については、ボランティアの支援員のことしか例として掲載されていなかったので、少し不十分さを感じてしまったかも。

  • 我々が「昭和だなー」と思う映像というかキーワードみたいなものに、出稼ぎ、モーレツ社員、マイホーム、みたいのがありまして、これが本書で言うところの社縁、家族、というつながりなんですかね。それくらい、ちょっと前までは誰かとつながっている状態を保っている人が多かったし、それがマジョリティであったけれども、正社員率が大幅に下がり、結婚率もとっくにやばい現在、そして孤独死なんてあるし、いまや相当な努力しなければ孤独を避けられないつー状況なんですね。しかし社会モデルはいまだに古いままで、そのギャップというのが当事者を苦しめるんだね。

  • スネップ、というのか。
    確かに社会とのつながりが希薄になる背景とか色々と難しい問題がある。が、昔からこういうのってあったのか、よく判らん。
    社会構造としてこういう存在が出難かったのか、そんなこと言ってたら生きていけないのでなんとかしたのか、ただ抹殺されてたのか、最近になって増えてきたのか。
    なんだかいろんなことが判らない。
    本人に非がないとしても、幸せに生きていけるわけではないのだとは思う。

  • SNEP(Solitary Non-Emplyed Persons)
    20~59歳の無業で、結婚したことがなく、学生でもなく、家族以外との人づきあいがない、孤立状態にある無業者
    男性も女性も、学校を出て、会社に入り、結婚して家族を形成した後、男性は『稼ぎぬし」として働き続け、女性は「寿退社」して子供を産み育てる。子供は親の経済力に支えられて高校(大学)に進学し、卒業後は会社に入り、新たな家族を作る。このような仕組みは、「戦後日本型循環モデル」(本田由紀)、あるいは「学校・企業・家族」(宮本みち子)と呼ばれますが、こうした仕組みが、戦後のある時期まで、日本社会を支えたのです。
    安定した雇用(社縁)に支えられる生活と引き換えに、生まれ育った家族・親族とのつながり(血縁)や、生まれ育った地域社会とのつながり(地縁)の中で働いたり、それらのつながりに助けを求めることは難しくなりました。一度「安定した雇用」を失えば、自分だけではなく、家族の生活もすべて失ってしまうリスクが高まったという側面は否定できません。
    自分のアイデンティティが、生まれ育った社会に依って強く決められてしまっていれば、「自分は何者であるか」という悩みは出てきません。むしろ、地縁・血縁野関わりの中で生きる人々にとっての苦しさは、「自分がこの村の社会関係における自分でしかない」という現実への苛立ちや、「今の自分ではない、別の自分があるはずだ」という葛藤の形を取ったと考えられます。
    農村の「きずな」は、人がどのように生きるかを選択することを抑え込む、「しがらみ」でもある。
    人々は、「安定した生活」という共通の目的のために、正社員=夫、主婦=妻、生徒=子供、という役割をア互いに演じ合い、学校・企業・家族の三位一体という仕組みを作り上げていったのです。しかし、1990年代以降、「安定した雇用」が縮小すると、学校・企業・家族の三位一体は崩れていきます。学校・企業・家族というかつて頼りになった組織・集団に頼って生きることが難しくなると、「個人一人ひとりが自分で自分の人生を設計し、リスクを考慮して生きなければならない」と考える人が多くなってきます。(個人化)
    地縁・血縁の社会、企業社会を生きる人々にとっては、社会の仕組みが押し付けてくるアイデンティティから逃れること、解放されることが課題の一つでしたが、1990年代後半以降の社会を生きる人々にとっては、むしろアイデンティティの確かさを確認するような関係を自ら選択し、それを維持する、ということが新たな課題になっているように思います。
    「安定した組織や集団の中で、与えられた役割を引き受ける」という生き方が希少に為る中で、「なるべく安定した組織や集団に所属したい」という欲求が高まる一方で、自分の生活やアイデンティティを支えるだけの関係性を、「個人」として選択しながら作り出し、維持しなければならないと言うプレッシャーも人々にはかけられている。

  • 〈目次〉
    はじめに
    第一章 スネップの登場とその社会的背景
    第二章 スネップ・潜在的スネップの現実
    第三章 コミュニケーションと孤独
    第四章 15年のひきこもり支援から見たスネップ問題
    あとがきにかえて

    〈内容〉
    スネップ(孤立無業者)は、社会的にさまざまな問題がある(たとえば無業なので税金を納められないし、社会保障費がかかるなど)。しかし、従来の行政的な対応はスネップにとってフォローできない(対症的療法で、手に職をつけさせようとしたり、「ハローワーク」に呼んだり)。しかし、それではダメで、書いてあるように、社会と少しでも接点を持つように仕向け、寄り添う、これが大事。


    学校図書館

  • スネップの淵を彷徨う私には辛すぎる内容。

  • 独身・無職。そして家族以外の人との関わりを持たない人を「スネップ」と呼ぶんだそう。

    今は仕事をしていても失業すれば誰でも「スネップ」になる可能性がある・・・なんか読んでるだけで暗い気持ちになる

    身近にも若いのに仕事もせず引きこもって誰とも関わりを持とうとしない人がいるけど。自分もいつ同じ立場になるか分からないし(養ってくれる人がいないから仕方なく働いてるけど、許されるなら自分だってひきこもっていたいぜ!羨ましくて仕方ないぜ!バーロー!)

    身近で引きこもっている人の心情・リアルを理解したいと思って読んだけど、憂鬱な気持ちを加速させるだけだった
    ひがみっぽいな、自分

  • SNEPスネップ=孤立無業者 半農業国家だった日本 新しい望郷の歌 予備校講師45歳定年説の壁 公務員試験5年連続失敗 何を失くして何が残ったのか? 学校・企業・家族の三位一体 正社員ポストが縮小 セルフネグレスト=何もかも諦めた生を生きること ゴミ屋敷 メンタルフレンド 安心感 自己肯定感 モチベーション 社会とのつながり

  • 誤字脱字が目立つ

  • 独身・無職。そして人との家族以外の人との関わりを持たない「スネップ」と呼ばれる人々。
    それは何も特別なものではなく、私たち誰もが陥る可能性のある状態。
    リストラや自身の病気、そして親の介護など。様々なことが原因で、これまでの安定した生活が一気に崩れ去り、孤独になってしまう。
    会社勤めの夫、専業主婦の夫、そして学校に通う子ども。この三味一体の関係が崩れた今。
    どのように生き抜いていけばよいのか。
    社会の状況と照らし合わせて考えることの出来た一冊でした。

  • 自分もSNEPになる可能性があると思うと身につまされる。

  • 国勢調査のデータを見てみると、2000年度の段階で三大都市圏(東京、名古屋、大阪)で人口の約1/4が住んでおり、年々その割合が大きくなってきている。特に、高齢者比率が高く、都市圏の利便性の高さから引退後に都市でという生活スタイルも増えているという。僕自身も地方出身だけど、年を取ってから無縁な都市に出てくるというのは不安ではないかといつも思う。FacebookなどのSNSも発達しているが、やはりリアルな縁というほど強いものはないからだ。

    この本はそのことも踏まえ、社会に”縁”をつくることの大切さを説いていると思う。やはり、育ちとともにはぐくむ縁というのは重要で、昔は遠い親戚でも交流があった”血縁”があり、幼馴染や同級生、近所の人などの”地縁”がある。それが大学や社会人になるとともに、都会に出てきて、周りの縁が日常いつも会う人(本の中では”社縁”としている)になる。こうした”縁”は時代とともに変遷してはきているものの、社会のベースになり、人の生きるベースにもなってきている。

    ただ、格差社会などで多くの人が就職難となり、都市に出てきても”社縁”を作れない人も多くなってきている。都市部では地域でも交流があるわけでもなく、独身世帯の増加によって、家庭とのつながりもなくなってくる(”血縁”も、”社縁”もなくなってくる)。こうした人にとって、孤独死は対岸の火事的な問題ではないのだ。

    そうした縁がなくなった社会にとって、例えば、引きこもりや心の病などで関係を作れなくなった人は、もう絶望するしかないのだろうか。筆者は”縁”の源泉になるのは何なのかということから詳しく分析している。

    この「安心」を享受できる。これは普段、私たちが盲目的になっている、人に対する愛なのではないかと思うのです。

    僕もそうですが、そうはいっても人とうまく関れない人というのはいるものです。そういう人は(ナルシストとなる危険はあるけど(笑))徹底的に自分を愛してしまえばいいのではないかと思うのです。

    僕も客観的に見れば、いつでも自分をダメ出ししたいと思ってしまうけど、そうしたら人生は楽しく生きられない。そこは「自己を肯定する力」が、実は生きていく力になると思います。すごく嫌だったら思い切って逃げ出してもいいと思います。社会は大海原みたいなもの。どこかに今のあなたを信じてくれる人が必ずいると僕は思います。

    独身・孤立者のリアルドキュメンタリーに留まらず、いろんな生き方のアドバイスをしてくれる素敵な本です。自己啓発としてもとってもオススメな書籍になっています。

  • 20〜59歳の結婚したことがなく、学生でもなく、家族以外との人付き合いがない、孤立状態にある無業者のことをSNEPというらしい。色々な不運が重なってそうなる人もいれば、自ら選択してそうなる人もいると思うので、そんな人間はけしからんとは一概には言えない。親族・地縁⇒家族・学校・会社とその人を取り巻く環境が移ってきたが、昔のように会社が何でも見てくれなくなった現代では会社から見放されると一挙に社会との繋がりがなくなるという話は他人事ではなく、中高年サラリーマンはそのリスクと隣り合わせなのではなかろうかと思う。

  • 日本経済新聞(2013/11/10)の今を読み解くにて紹介。

  • <読む前>
    SNEPって初めて聞いた。
    知識としてインプットすることが目的。

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