赤い中国消滅 ~張子の虎の内幕~ (扶桑社新書)

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  • 扶桑社
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594069537

感想・レビュー・書評

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  • なにせ外から見る中国は得体がしれない。ある意味で暴露本的な本書は、したがって評価がすごく難しい。筆者が書くように中国は矛盾だらけで汚職だらけで、今にも政治的にor経済的に行き詰まりそうなように見えて、でもそんなに脆弱にも思えないし、世界の外交を見ていると明らかに中国共産党の実質的な独裁が終わることを織り込んでいるとも思えない。

    モヤモヤが晴れるような晴れないような。

    個人的な好みとしては、筆者の壮絶な半生と祖国への愛と怒りは、もう少し抑えた文章で書いたほうが伝わってくるのではないかと感じる。いかにも中国の歴史書で出てきそうな、情緒的で大言壮語な文章が多く、ひしひしと伝わるものが意外と少ない。

  • 中南海は、北京市の中心部西城区、紫禁城の西側に隣接する地区。中華人民共和国政府や中国共産党の本部や要人の官邸などがある。 ウィキペディア

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著者プロフィール

1963年、中国四川省生まれ。湖南大学、上海同済大学で学び、1987年、広州・中山大学の経済学部助教授。1986年、上海民主化運動を組織。1989年、広州から天安門の民主化運動に呼応し、リーダーとして関わり、二度投獄される。1996年、米国に亡命し、コロンビア大学客員研究員、後にコロンビア大学の経済学修士に。現在はニューヨークに滞在し、テレビ、ラジオで政治評論家として活動。著書に『赤い中国消滅 張子の虎の内幕』(扶桑社新書)、『日米中アジア開戦』(文春新書)がある。

「2014年 『赤い中国の黒い権力者たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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