スナイパーの誇り(上) (扶桑社ミステリー)

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  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594071653

感想・レビュー・書評

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  • 大戦時のウクライナを
    舞台に、

    パルチザンとして独軍
    と闘った女性狙撃手の
    物語。

    戦争に家族を奪われて
    祖国からも裏切られた
    孤高の魔女。

    彼女の足跡を辿る現代
    の主人公たち。

    時代を超えて暗躍する
    闇。

    銃器の蘊蓄は難しくて
    ついていけませんが、

    硝煙が立ち昇る戦場の
    描写がリアルで迫力が
    あります。

    これは下巻も楽しみ♪

  • ボブ・リー・スワガー・シリーズの第9作。冒頭から自然と物語に引き込まれた。

    自宅の農場でロッキングチェアで暇を持て余していた68歳のボブ・リーの興味を惹いたのは、1944年に忽然と記録から消えたソ連の女性スナイパーだった。ボブ・リーはモスクワへ飛び、ワシントン・ポスト紙のキャシー・ライリーとその女性スナイパー、リュドミラ・ペトコフの謎を追うのだが…突然、ボブ・リーらを襲う謎の男たち…

    1944年と70年後の現代が交互に描かれ、読者はボブ・リーに先駆け1944年の事実を少しずつ知る事になる面白い構成。幕間として描かれている描写は、この先、物語にどう繋がるのか…

    今回もスティーヴン・ハンターの銃器オタクぶりには驚かされ、その精確な描写故に物語に迫真性を感じた。

    いざ、下巻へ!

  • スティーヴン・ハンターが読める嬉しさ!! 現代と過去が交互に語られ、読ませます。 表紙は白い魔女と呼ばれたソビエトのスナイパーだったか!下巻へ!

  • 導入部はまあまあ。
    感想は下巻で。

  • ボブ・リー年とってからの3作目。第二次大戦末期のロシアで活躍した「白い魔女」と呼ばれた女性スナイパーと時代を超えてボブが交わる。消されたスナイパーの記録をめぐり時間を超えた闘いが始まる。なんて感じ。2015/10読了。

  • ボブ・リーがロシア在住の新聞記者キャシーとのメールの遣り取りで第二次大戦末期のソ連邦赤軍で存在を消された女性狙撃手を知り、彼女の足跡を辿るためにウクライナへ。
    彼女を探るのを好まない連中にキャシーともども狙われてしまう、と言う粗筋。
    現代ウクライナでの二人の行動と大戦末期の女性狙撃手リュドミラの行動が交互に書かれているので場面の転換は多いのですが読みやすく退屈はしません。
    ボブ・リーたちの場面は変化が多いのでスピードを感じますが過去の場面はやや停滞した感じで進むので少し物足りなかったです。
    上巻はガンアクションどころかカーチェイスも微々たるものでしたが下巻ではもう少しわくわくどきどきさせてもらえるのでしょうか。

    それにしても60も半ばを過ぎたボブ・リーの行動力とタフさ、狙撃主としての頭のキレには驚かされます。

  • アメリカ軍の天才スナイパー、ボブリースワガーシリーズ。
    今回は60を越えたスワガーが旅をする話。
    ある日、1944年にロシアで活躍した天才女性スナイパーを追いかけるジャーナリストから連絡が来て、興味をそそられたスワガーはかつてのスナイパーの足跡を追いかけ始める。

    物語はそれと平行して1944年のストーリーも展開される。

    奇抜な話は特にないけど、アクション描写が相変わらず秀逸でまた、容赦がない。
    とても面白かったです。

  • レビューは下巻にて

  • 中々の無茶な展開で進む物語だが、過去と現在をリンクさせつつ、スワガーが必要以上には前面に出ておらず、物語に引き込まれた。この感じは極大射程に通ずるものがある。

  • 流石にもうアクションは無理だということで過去のスナイパーがかかわった事件に現代のスナイパーたる主人公が挑むという形式に前作あたりから変わった感があるが、前作は実話に対し、本作は創作と思われる。それでも過去と現在が絡み合って話が展開されるので十分に楽しめる。

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著者プロフィール

Stephen Hunter
スティーヴン・ハンター

1946年ミズーリ州カンザスシティ生まれ。
68年ノースウェスタン大学卒業。
71年ボルティモア・サン紙に入社。
書評担当などを経て映画批評担当になる。
96年ワシントン・ポスト紙に転じ、
映画批評部門のチーフとなる。
2003年ピューリッツアー賞(批評部門)を受賞。

「2022年 『囚われのスナイパー(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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