アマゾニア (下) (扶桑社ミステリー)

  • 扶桑社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (391ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594072216

感想・レビュー・書評

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  • 『インディ・ジョーンズ』ばりの冒険小説って思ったら、『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』のノベライズを書いてたみたいです。

    いや、でも他にも長編の冒険小説を執筆しているので、やはり本物でしょう。

    なので、きっと他の作品にも手を出しちゃいます。

    一言で言えば『面白い』。

    昔読んだ『ネアンデルタール』(ジョン・ダーントン著)を思い出しました。

    本作の舞台となるのはタイトルでもあるアマゾンの秘境。

    そのジャングルで忽然と姿を消した探検隊は生存が絶望視されていました。

    しかし、全滅したと思われていた隊員の1人が痩せ細った姿で現れるところから物語は始まります。

    胸に描かれた奇妙なタトゥーを見たインディオは「シャワラ!」(悪霊)と叫ぶ。

    そして何よりも奇妙なのが、発見された隊員は失われていたはずの片腕が再生していた。

    果たしてジャングルの奥に何があるのか?

    《答え》
    未知の感染症、未知の動物、未知の植物、傭兵...
    これらが掛け合わされたハラハラドキドキの大冒険。

    ラストに向けて少し駆け足になった気がした為に下巻は☆4つの評価としましたが、興味を持たれた方がいらっしゃれば、是非‼︎

    説明
    内容(「BOOK」データベースより)
    ネイサンらのチームはジャングルの不可解なふるまいに多大な犠牲を払いつつも、ランド調査隊の足取りを掴みつつあった。しかしその背後には、ランドの科学的発見を奪取するよう依頼を受けた傭兵集団が迫る。一方アメリカでは、返送されたクラークの遺体が原因と思しき謎の感染症が伝播し、パンデミックの様相を呈していた。やがてネイサンらは、ランドらを襲った悲劇、そして現在の災厄すべての原因となったアマゾンの驚くべき秘密に行き当たる―。科学的知性が躍動し、奇想が舞う、興奮の密林アドベンチャー!
    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
    ロリンズ,ジェームズ
    1961年イリノイ州生れ。ミズーリ大学で獣医学の博士号を取得後、カリフォルニア州サクラメントに移り開業。1998年頃から作家活動を始め、続々と作品を発表

    遠藤/宏昭
    1952年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒、ブリティッシュ・コロンビア大学大学院修士修了。専攻は言語教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

  • アマゾンで4年間行方不明だった元陸軍特殊部隊員のクラークが、再び現れたと思ったら奇妙な死をとげた。その身体には欠損したはずの腕がついていた。アマゾンで消息不明となった調査隊の行方を追う冒険小説。

    消息不明になった調査隊の1員 ランドの息子で植物学者のネイサンがCIA 、特殊部隊と共にアマゾンで調査隊と病を治すべく謎を追う。
    ジャングルの舞台や謎の数々に高野著 「ジェノサイド」や映画「インディージョーンズ」を思いだす。
    そして未知の病への取り組みが、新型コロナウィルス対応に追われる現代と重なった。

    “呪われる”と現地人からも恐れられるバン=アリ族の真実。未知の病を紐解く鍵。消息を断ったネイサンの父の軌跡。
    スピード感がありハラハラしながら読みました。残虐なシーンには「ウッ…」となったけど壮大な物語で面白かったです!

  • こういう冒険小説大好き!面白かった!

  • "アマゾンの奥深い秘密の村に、生物の進化の秘密が隠されている。
    最後は、過去の歴史が繰り返してきたように、未知の秘境を破壊しまくってしまう。歴史は繰り返すということも、教訓の一つなのでしょう。
    最後までハラハラドキドキで楽しめた娯楽小説。"

  • 相変わらずのインディージョンズ感。
    そしてハリウッド大団円感。

  • ジェームズ・ロリンズ、シグマフォースシリーズ以外は初めて読みました。
    同じようにスケールが大きくて凄かった。どうなるんだろうと思ったけど、ちゃんと終わって流石な感じ。粗大団円。でも人がたくさん亡くなったなぁ…マヌエル···哀しい!
    上巻なかなか読み進めず困ったが後半の引き込まれる感じが良かった。少し忙しかったけど。

  • アマゾニア続編。
    仲間を失いながら調査団は奇病の原因を探りに向かう。
    そしてたどり着いた先は太古の世界だった。

    広げた大風呂敷をしっかりたたむ手腕はさすが。
    しかしストーリーが予想でき過ぎてしまうので4点。

  • いつものロリンズさんでした(笑)。
    そういえば彼女妊娠出来なかったんだよなぁってところでちょっとほっこりしたけど。

  • 最後までハラハラドキドキするストーリで良いです。ストーリーに登場する動物たちを乱立させず絞り込んだのは成功の理由かと思われます。星4.5ぐらいの評価です。ちょっと最後は急ぎ足かな。

  • ジェームズ・ロリンズ初読。文句なしに面白い。一級のエンタテインメント。消息不明となったアマゾン探検隊の一員で、無くした腕が再生された状態で発見されたCIAのジェラルド・ウォレス・クラーク工作員。この謎を追うためにオペレーション・アマゾニアが発動される。主人公の植物学者ネイサン・ランドとその一行は、クラークの足跡を追って、苦難の末アマゾンの奥地に住む謎めいたバン=アリ族に辿り着く。そこで明らかになった真実は想像を超えたSFの世界だった。ちょっと長いが、引き込まれてすぐ読める。派手でスケールが大きいいかにもアメリカ的なエンタテインメント。

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著者プロフィール

[著]
ジェームズ・ロリンズ
James Rollins
1961年イリノイ州生まれ。1990年代後半から作家としての活動を始め、2004年に発表した『ウバールの悪魔』に登場した「シグマフォース」を、2005年の『マギの聖骨』から本格的にシリーズ化。歴史的事実に基づきつつ、最新の研究成果や科学技術を取り入れて構成した緻密なストーリーには定評があり、アクションシーンの描写でもアメリカで一、二を争う作家との評価を得ている。「シグマフォース・シリーズ」から派生した、元兵士のタッカー・ウェインと軍用犬ケインを主人公とする「タッカー&ケイン・シリーズ」(グラント・ブラックウッドとの共著)は、『黙示録の種子』『チューリングの遺産』の二作が刊行されている。また、少年少女向けの冒険シリーズとして『ジェイク・ランサムとどくろ王の影』を執筆している。
ジェームズ・ロリンズのオフィシャルサイト
■http://www.jamesrollins.com

「2022年 『セドナの幻日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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