人生の極意 (扶桑社新書)

著者 :
  • 扶桑社
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594072285

感想・レビュー・書評

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  • 2022/03/27

  • 「上昇志向を含む人間の欲望には際限がない」

  • 雑誌で連載してた、元外交官の佐藤優が人生相談に答えるもの。

    どんな質問にも豊富な知識をベースに丁寧に答えており、参考になった。

  • いやに俗っぽいと思ったら、週刊SPA!の人生相談もの連載コラム。どの相談にも必ず一冊オススメの本を紹介。色んな悩みがあるのだけれど、大した悩みでもないような質問を投稿するパワーはどこから来るのだろうか。雑誌に質問するような人が、自ら本を頼りに答えを探すプロセスを取るだろうかという疑問と共に、流行りのでっち上げでは…など考えてしまう自分は心が汚れているのだろうか。

  •  『SPA!』の長期連載「インテリジェンス人生相談」の、書籍化第4弾。私は『SPA!』誌上では時々読んでいたものの、本の形でまとめて読むのは初めて。

     通読してみると、著者が本気で相談に答えていることがよくわかる。面白おかしい奇をてらった答えは皆無で、相談者の人生に有益なアドバイスをしようと真剣に答えていることが伝わってくるのだ。
     「そんなのはあたりまえのことではないか」と思うかもしれないが、意外にそうでもない。読者(相談のページを読む一般読者)にとって面白ければいいのだ、と割りきって、茶化した答え方をする人生相談はけっこう多いものなのだ。

     著者は、「まえがき」に次のように記している。

    《私の場合、メディアバッシング、逮捕、投獄、裁判、失職などのどん底の経験がある。どん底からどうすれば這い上がることができるかについて、それなりの経験もある。私の経験を少しでも読者が抱えている悩みを解決するために用いてほしいと思い、私はこの連載に全力で取り組んでいる。》

     ただし、作家としてサービス精神旺盛な著者のことだから、一般読者にとっても有益な情報が随所に盛り込まれている。
     たとえば、毎回1冊ずつ相談者に本が奨められているため、“人生相談の形をとったブックガイド”としても読むことができるのだ。私も、何冊か読みたい本が見つかった。

  • 2016/07/21
    移動中

    随分と壮大でシンプルなタイトルかと思ったら
    雑誌連載の人生相談の書籍化、なるほど。軽く読め良

  • 佐藤さんは誠実ですね。息子の反原発を止めたい父親の章と、官僚バッシングに疑義を呈する人の章が特に興味深く読めました。

  • SPAの1番後ろの指定席にある人生相談をまとめた本。本を引き合いに誠実かつ警鐘を含めた回答が好きです。
    悩みの種類は千差万別ですが佐藤氏の方針が一貫しているからこそ成り立っていると思います。

  • 佐藤優さん質問に回答していくスタイルで表した作品です。多読家らしくすべての回答に文献が示されています。非常にわかりやすい文章です。また、幅広い質問にさまざまな角度から回答していますので、本当におもしろく読めした。

  • 159

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著者プロフィール

1960年1月18日、東京都生まれ。1985年同志社大学大学院神学研究科修了 (神学修士)。1985年に外務省入省。英国、ロシアなどに勤務。2002年5月に鈴木宗男事件に連座し、2009年6月に執行猶予付き有罪確定。2013年6月に執行猶予期間を満了し、刑の言い渡しが効力を失った。『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―』(新潮社)、『自壊する帝国』(新潮社)、『交渉術』(文藝春秋)などの作品がある。

「2023年 『三人の女 二〇世紀の春 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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