シャーロック・ホームズとヴィクトリア朝の怪人たち1 (扶桑社ミステリー マ 34-1)

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制作 : ジョージ・マン  尾之上浩司 
  • 扶桑社 (2015年9月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594073121

シャーロック・ホームズとヴィクトリア朝の怪人たち1 (扶桑社ミステリー マ 34-1)の感想・レビュー・書評

  • アンソロジー。パスティーシュ。ホームズ&ワトソン。
    コナン・ドイルのホームズものは、ミステリとしては当然ですが、むしろホームズとワトソンのキャラクター小説として好き。
    この一冊では、サイバーパンクやSFなど、他ジャンルの要素が入った作品が新鮮でした。
    ニック・カイム「シャーロック・ホームズ対フランケンシュタインの怪物」がベストでしょうか。解説にある通り、伊藤計劃・円城塔『屍者の帝国』に近い雰囲気を感じました。

  • 上巻読了。静かな興奮で読み終えました。収録作品がすべて私好みで本当におもしろい!歴史的な出来事や文学上の登場人物、過去読んだキャラクターなども登場し、ワクワクしっぱなし。この時代、ドイルならではの降霊術など、もっと中短編ぐらいで引き伸ばして読みたい。個人的に一つだけ残念なのは地を這う巨大生物がUMAでなかったこと。。。しかし、そこはシャーロックものだから仕方がない。最終的には納得して、下巻に急げ!です。

  • 1、2巻とも読了。

    まず最初に、誤字脱字が多すぎることに文句を言いたいです。
    今までこんなに誤字の多い本読んだことがないです。
    買い直しはしませんが、次版からは改善されていることを願います。

    このアンソロジーは、SF・スチームパンクものや、他の文学作品や著者自身らの作品とのクロスオーバーをメインに収録しています。
    私は正典に似せたパスティーシュの方が好きなので、幾つかの話はあまり面白くありませんでしたが、全体的には楽しめました。


    以下、それぞれの話の感想

    『失われた第二十一章』
    著者自身の作品とのクロスオーバーのようですが、歴史的事実に基づいた話らしいです。
    事件の内容や展開は、正典のスタイルに近く、ミステリーとしても普通に読みやすかったです。
    ”失われた第十二章”の内容が内容なだけに、それを聞いた時のワトソンの反応をいいように自己解釈してしまいました(苦笑)

    『シャーロック・ホームズと品の悪い未亡人』
    鉄道ミステリー。ロンドン・ネクロポリスという葬式専用の鉄道会社が舞台。19世紀のロンドンでは、棺を郊外の墓地へ運んで埋葬していた、という時代背景を踏まえた部分がとても興味深かったです。

    『セブン・シスターズの切り裂き魔』
    この話ではワトソンは登場せず、ジョージ・レインという新聞記者の語りになっています。同僚のヘンリエッタに振り回され、ホームズに冷たくあしらわれるジョージ君ファイト…(笑)有名人のホームズに自己アピールしたくてうずうずしているところが若者らしくて可愛いです。
    相方のヘンリエッタは出合頭にホームズをハンドバッグでKOしたりと色々男勝り(笑)しかもホームズに結構気に入られたよう。正典ではこういう現代風な女性は登場しないので、パスティーシュならではの新鮮味を与えてくれています。

    『シャーロック・ホームズ対フランケンシュタインの怪物』
    アクションものです。
    ワトソンが身勝手なホームズを何度も殴り倒したくなったり、ホームズが突然ワトソンのことをジョンと呼んだり(しかもワトソンもそれにシャーロック呼びで返す)と、Sherlockの影響を感じました。
    「ジキル博士とハイド氏」ともクロスオーバーしています。

    『クリスマス・ホテルのハドソン夫人』
    引退後のホームズがワトソンに送ってきた、30年前のハドソン夫人の手紙の内容が物語となっています。
    著者の作品世界とのクロスオーバーなのですが、設定や状況の説明が殆ど無いまま話が進む上、心霊術系なので話がまったくチンプンカンプンでした。

    『地を這う巨大生物事件』
    またまた著者自身の作品とのクロスオーバー。でもこちらの方は面白かったです!
    ワトソンがニューベリー&ホブズ嬢コンビと一緒に活躍します。ワトソンの登場率が高いのでワトソン好きの方におすすめ♪
    テムズ川に不気味な怪物が出現しますが、ホームズは事件に興味がなく、ワトソンの話もうわの空…。そのせいでワトソン達に事件解決の先を越されてしまいます。
    ここの部分、ホームズはワトソン達が事件を解決することを見越して、わざと事件をワトソン達に任せて放置していたのかなぁ、と私は思いました。或いは、最初に”下品で馬鹿げた事件”と言った手前、自分の事件と関係があったからとは云え、途中から捜査に加わることが出来ず、寧ろワトソン達にそのまま任せておく方がいいと判断したのかもしれませんね。まぁホームズのプライドのことを考えたらその可能性は低そうですが。
    取り敢えず、不機嫌にヴァイオリンかき鳴らしたり、ワトソンの訪問にご機嫌だったり、犯人捕まって戸惑ったりなホームズ先生が可愛いお話でした。

  • スチームパンク色の強いパスティーシュというかパロディというか…。
    正典からはかけ離れた話や、他作品とのクロスオーバーものが多いのでそういうのが苦手な方は注意かも。

    私は正典ぽさはなくても楽しめるけど、今回のはつまらないわけではないけどもなんかいまいちパッとしない印象…かな。
    あと、誤字脱字がちょいちょいあったのと訳がなんとなく読みづらいなぁと思うとこがあったのがちょっと残念。

    『地を這う巨大生物事件』が一番面白かった。

  • ホームズのパスティーシュ集です。
    ホームズのパスティーシュとかパロディって、古今東西、玄人素人問わず書きたくなっちゃうもんで、そういうどりも発作的に書いたことが(笑)
     やっぱりさ、ホームズのキャラがそそっちゃうんだよね。なんたってツンデレ俺様天才探偵だもんねえ~。

  • ホームズ・パスティーシュ

    失われた第二十一章 マーク・ホダー
    シャーロック・ホームズと品の悪い未亡人
              マダム・L・ハリディ
    セヴン・シスターズの切り裂き魔 カヴァン・スコット
    シャーロック・ホームズ対フランケンシュタインの怪物
              ニック・カイム
    クリスマス・ホテルのハドソン夫人 ポール・マグルス
    地を這う巨大生物事件 ジョージ・マン


    品の悪い未亡人と巨大生物事件は結構好き。

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