あなたのアクセスはいつも誰かに見られている (扶桑社新書)

著者 :
  • 扶桑社
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本棚登録 : 84
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594074746

作品紹介・あらすじ

「ECサイトの“おすすめ”はどのような仕組みになっているのか?」「ソーシャルゲームの“楽しさ”はどのようにコントロールされているのか?」……etc.。私たちの日常生活にも侵食している行動データ活用の実例から、「アクセス解析とは?」、「行動データを分析するはどういうことなのか?」といった基礎的な解説までを、リクルートやサイバーエージェント、アマゾンジャパンなどで行動データを活用した解析、改善に取り組んできた著者が明かす!

(はじめにより抜粋)
行動データは、検索やクリックによるものだけではありません。簡単にいえば、あなた
のインターネット上のあらゆる行動から成るものです。

 たとえばECサイトであれば、あなたの購買履歴や閲覧時間、検索履歴といった行動データを取っています。そして、その行動データをもとにして、あなたにおすすめの商品を提示したりします。

 バナー広告も行動データを利用しています。バナー広告が、過去の検索履歴の影響を受けていることは、詳しい仕組みまでは知らなくても、感覚的に理解している人は多いと思います。ニュースサイトも同じように、あなたにたくさんのページを開いてもらうために、常に気に入りそうなテーマの情報を提示しているはずです。

感想・レビュー・書評

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  • 可もなく不可もなく。知識が乏しいからかもしれないが、あまり印象に残らない。

  • 電子図書館で借りた。
    情報セキュリティの本かと思いきや、ECサイトのオススメや広告を出す仕組み、ソシャゲで課金を促す戦略、データ分析の仕事についての本で、へぇ〜と思いながら読んだ。
    特に4章のソシャゲにおける行動データの反映は、何となく気になっていたことだったので興味深かった。

  • 全体としてあまり大きな発見はなかった。
    また、本書前半はタイトルに関連する内容だが、後半はWeb広告の出し方、ビッグデータを扱う仕事、ビッグデータをオフラインで取得・活用されている話などが続き、タイトルと内容がマッチしていないように感じた。

    新たな学びとしては、アプリのインストールや毎日アプリを開かせる工夫、好評価を書いてくれそうな人に口コミ記入を促す(そうでない人には促さない)といったことを企業側が意図的にやっており、
    それによりランキングや口コミの見栄えが変わっている可能性があるということ。
    口コミやランキングは、普段の意思決定において重視しているが、偏ったものである可能性を念頭に置いて見る必要があると感じた。

  • 行動データ科学に興味ある人にオススメ

  • 2016年5月初版の本書。WEBでの「行動データ」がどのように使われるかの解説から、アクセス解析を利用したマーケティング手法のガイダンス、「行動データ」を分析活用する職種の紹介まで、幅広く扱った入門書。2019年4月段階でも古く感じない鮮度でした。

  • 題名から、もっと怖いことや危険なことの紹介を想定していましたが、実際にはそうではありませんでした。ちょっと専門的な部分もあり、マニュアル本に近い印象です。

  • 広告とプライバシーの話。

  • レコメンドなどWEB解析に関する本。
    丁寧すぎる営業が気持ち悪いように関連バナーが出てくる現状は好きでない。
    Amazonのように予め好みのものを配送できるようにして時間短縮する研究とかなど、面白い。

  • ・ユーザの行動データがどのように取得され、広告、ゲームデザインに使われているか。
    ・DSP(demand side platform)=広告主や代理店が使う管理ツール。SSP(supply side platform)=媒体社が使う管理ツール。
    ・コンテンツを軸にするターゲティングと、ユーザを軸にするターゲティング。
    ・「おわりに」で「ユーザと企業にとって価値がある施策の実行」とある。広告表示のプロセスでユーザのクリックが入札にかけられていることから分かるように、ユーザこそが商品というビジネスモデルなのだが、両者の利害が対立することは本当にないのか、という疑問。

  • 危険だから気をつけて、ではなく、必要以上に怖がらなくてもいいよのほうだった。

    読み終わったあと、とりあえず携帯の設定を最初から見直して、セキュリティ絞っておいた。

    自分の欲しいものは自分で探して決めたい派は、出来る限り情報を与えたくないと思う。
    ジョブズくらい自信満々で、君たち欲しいものはこれでしょ、って言われたほうが気持ちいいしな。
    と、消費者としては思うけど、まぁ職業人としては、そんなこと言っていられないかとも思うけど。

  • 行動データやアクセス解析にまつわるよくないイメージを払拭するため(はじめに)
    オプトアウト
    googleアナリティクス
    SimilarWeb
    グーグルトレンド
    グーグル 広告の管理
    題名、「はじめに」、内容・・・・誰ターゲット???

  • 2016/09/15
    移動中
    行動分析、その流れからマーケティングへ活かす。人間が生活の中で接するデバイスの量は飛躍的に増えている。ともすれば監視社会。それの有効利用とは。

  • 行動データ解析 サーバーログ方式、タグ方式

    オプトアウト

    グーグルトレンド

    http://www.ddai.info/optout

    iBeacon Eddystone

  • ■行動データの取得方法
    ①サーバーログ方式
    ・ウェブサイトの画像やページなどがおいてあるプログラム或いはソフトウェアをインストールし,そこで行動データを集めるという仕組み
    ・古くからあるデータ取得方法
    ②タグ方式
    ・継続を行いたいページにタグ(計測するための記述)を入れることでページが表示されたりリンクがクリックされるなどの行動が発生したときに,データをウェブブラウザやアプリから集計用のサーバーに送信するという仕組み
    ・現在の計測方式の主流
    ■レコメンド
    ・行動データなどをもとに何かしらの情報や商品をお勧めするための機能。
    ・その人に合った最適な情報を表示することで利用者にとってよりよい体験を提供するというのが根底にある。
    ・代表的な例が通販サイトのアマゾン
    ■行動データを扱う3つの専門職
    ①エンジニア
    ・行動データをどのような仕組みやシステムで取得するかを決定
    ・マーケティングや解析に生かすことができるデータをとるために開発を行う
    ・データ取得後も定期的なデータ追加や集計・レポート化するための仕組みづくり,より精度が高くかつ早く取得するための最適化を行う
    ②ウェブマーケター
    ・事業と行動データを繋ぐ役割を担う
    ・「振り返り」が行えるよう定期的なレポート取得
    ・日々の解析を通じた改善点等の検討
    ③データサイエンティスト
    ・既存ツールや手法に縛られずより多種多様な解析手法を使いウェブマーケターでは見つけられないような新たな知見や将来に向けての方針・課題の解決を中心に行う
    ・今後の予測や既存ユーザーの深堀り,サービスの相互利用など様々な分野の先を見据えた解析を行うことが多い
    ・直接的な改善業務に携わるのではなく解析が業務の中心となる職種

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著者プロフィール

HAPPY ANALYTICS代表取締役。 Webアナリストとしてリクルート、サイバーエージェント、アマゾンジャパン等で勤務後、独立。
複数社の社外取締役、大学院の客員教授などを通じてWeb解析の啓蒙・浸透に従事している。

「2022年 『「やりたいこと」からパッと引ける Googleアナリティクス4 設定・分析のすべてがわかる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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