日本会議の研究 (扶桑社新書)

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著者 : 菅野完
  • 扶桑社 (2016年4月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594074760

日本会議の研究 (扶桑社新書)の感想・レビュー・書評

  • 日本会議について分析した本。
    率直な感想は、よくここまで調べたなぁ、ということです。
    学生運動をそのまま続けているという視点ほ面白いと思いました。ただ、この人達が日本の政治を動かしていると考えると、気持ち悪いと感じました。

  • 販売差止の仮処分をうけ一部訂正したベストセラー本
    但し、青木理の「日本会議の正体」がアマゾンの評価はより高いようだ

    論調や文脈が疑問 信憑性が疑われる

    著者は作家でもジャーナリストでもない一般サラリーマンだそうだが・・・

  • 最後の部分はちょっと話が出来過ぎな気がして、読後感は『緋色の研究』などに近い。

  •  
    ── 菅野 完《日本会議の研究 20160430 扶桑社新書》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4594074766
     
    …… ベストセラーの新書「日本会議の研究」(菅野完(たもつ)氏著)
    で名誉を傷つけられたとして、同書で言及された男性が出版元の扶桑社
    に販売差し止めを求めて申し立てた仮処分で、東京地裁は6日、差し止
    めを認める決定をした。ベストセラー書籍の販売差し止めは異例。
     
     決定によると、同書は平成28年5月発行。男性が所属する宗教法人
    の機関誌の発行部数を拡大する運動を進めた結果、「自殺者も出た」な
    どと指摘していた。
     
     関 述之裁判長は決定で、記述が「男性の社会的評価を低下させる」
    と判断。自殺者が出たという部分については、菅野氏の説明以外に客観
    的な資料がなく、男性に取材していないことを菅野氏が認めたことなど
    から、「真実でない可能性がある」とした。
     
     その上で、該当部分を削除しない限り、販売などを差し止めるととも
    に、扶桑社にある在庫を地裁の執行官に引き渡すよう命じた。扶桑社は
    「一部削除を求められたことは誠に遺憾」とコメントしている。
    http://www.sankei.com/affairs/news/170106/afr1701060025-n1.html
     
    【森友学園問題】籠池泰典氏 緊急独占インタビュー!
     
     あの会見で語れなかったこと。
    https://hbol.jp/133139(20170312 25:05)
     籠池 泰典氏緊急独占インタビューby菅野 完 https://hbol.jp/133177
     
     菅野 完=桜井 誠+有吉 弘行/2(のようなキャラクター)
     聞きてが上着の前ボタンを開いているのに、相手は開いていない。
     通例は、長幼の序にかかわらず、インタビュアーが閉める。
     
    …… 稲田の父は教育者で、古くから面識があり、そのお嬢さんも存じ
    あげていた。結婚されてからは、ご夫婦に裁判の弁護をお願いしている。
     最後に会ったのは政調会長の頃で、知らないと言われるのは心外だ。
     
     与太郎の経験では、当事者の経歴を対照年表にまとめておく。肝心の
    ときには思いちがいを指摘する必要もある。相手に事情がありそうなら、
    その場では指摘せず、なぜ違えたかを、繰返しテープで推測する。
     
     相手がすらすら語る内容よりも、言いよどんだ部分に糸口があるのだ。
    …… 教員の名簿や、寄付金の明細なが流出するのは、つぶしを入れて
    きたようで、疑わしい。
     
     結論として、この25分の前に、長男と10時間も(何を)語ったのか?
     
    <PRE>
     籠池 泰典 森友学園理事長 1953‥‥ 高松 /別称=康博 or 靖憲
     菅野 完 ノンフィクション 1974‥‥ 奈良 /Sugano, Tamotsu
    </PRE>
     
    ── 菅野 完《日本会議をめぐる四つの対話 20161211 ケイアンドケイプレス》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4906674682
     
    (20170316)
     

  • まず。筆者は左翼だという事。左翼側から見た安倍政権はこんな感じなんだと。今ホットな(?)稲田朋美防衛相と塚本幼稚園が出ていて、野党や新聞、テレビでやたらと叩かれている理由がわかった。言葉の端々から安倍政権イヤイヤが出ていて、あ。嫌いなんだなぁ(笑)と思った。「安倍政治を許さない」でしたっけ?そんな感じ。なかなか面白かったです。

  • この本だけで判断するのは難しい。
    ここでは日本会議の成り立ちと事実関係をおさえるのみにとどまる。他の関係する本を読みこまないと判断できない。
    作者の経歴から、かなりの程度を差し引いて読むのが必要と思われる。

  • 執念の取材は敬服するが、主張はどこにあるかが全く分からない。日本会議に対する、ぼんやりと敵意のようなものはにおうものの、膨大な調査の末、訴えたかったのは何だったのだろう。今や時の人化した籠池理事長も登場するので、アップトゥデイト感は楽しめるのだが。

  • 様々な批判を浴びつつも、政治的に安定勢力となっている安倍自民党。
    安倍首相はじめ、多くの政治家が日本会議なる団体と繋がりがあることはよく知られていると思う。
    また、日本会議関係者に対し、国が(政治家の力利用したように思えるが)便宜供与して要るような姿も散見される。

    その、日本会議の設立の歴史、思想信条、そして新興宗教団体との繋がりなど、多区の角度から分析している、
    それも、過去の歴史ではなく、今進行中の歴史として。
    私はどうも好きになれないが、題名通り日本会議という秘密結社のような団体を学ぶためには、コンパクトにまとめられた良い本なのではないかと思う。
    日本が何かわけのわからない団体に乗っ取られないためにも、勉強はしておくべきだと思う。

  • 「日本会議」という名前だけは聞いたことがあったけれど、その実態がよく分からなかった。
    学生運動に端を発してできた団体、宗教団体から派生した団体が、「日本会議」を支えており、実質的な権力を持った実態である。
    なんとなくざっくりとは分かったけれども、彼らの憲法に対する考え方などの価値観が全く理解できないため、どうしてそこまでするのかがよく分からない。
    日本会議の成り立ちは分かっても、中の人の成り立ちが分からない。もちろん(本書に登場するように)個々人の生い立ちの中で、右傾化していったのであろうが、それは時代錯誤で非民主的だ。
    しかし、そんな彼らの草の根運動が結実しようとしている。これはとても恐ろしいことである。

  • 「どこまで本当なのだろう?」と思いながら、ページを繰った本である。しかし著者の文献の渉猟度合いや、取材のやり方などから、それなりの信憑性はあるであろうと推察される。
    著者は新左翼と対比しながら日本会議を検討している。いわゆる「左派・インテリ」は署名運動や政治家への働きかけを「ばかばかしい」として唾棄してしまった、と著者は論ずる。しかし日本会議に伍している活動家は、その署名運動や政治家への働きかけを必死にやっている。皮肉なことにそれは、極めて「民主主義的」なやり方である。地方議会や議員に、国政に関わるような質問状や陳情を送っているのは、日本会議が関わっていると彼は断ずる。たしかに地元の市議会でも、そのような請願があるように思えるのも、事実だ。彼らに反対したい勢力が何をすべきかは、答えは出ていよう。

  • 天皇皇后両陛下の御車列が通る沿道には、
    いつも日の丸の小旗を持った群衆が埋め尽くされている。
    あの小旗は誰が用意して作成して配布しているのか
    いつも疑問だったんだけど、なるほど、
    「日本会議/日本青年協議会」なのか。

    おそらく「日本会議/日本青年協議会」の実態を
    ここまで明らかにした本は初めてではないか。
    やはり宗教というのは力を持っているなあ。
    面白く読み終えた。

    この彼らの秘密主義的な体質は一体何なのだろう。
    自らが表に出ない方が運動を進めるうえで
    有利に働くと戦略的に判断しているんだろうけど。

    天皇陛下はこのような活動をどのように思われているのだろう。
    そして、創価学会が支持母体の公明党は
    よくこういった後ろ盾のある自民党と
    未だに連立与党を維持しているなあという印象を持った。
    自民党の単独過半数も達成し、
    公明党の存在感がどんどんなくなっている。

  • 活動母体がその素顔を晒していない日本会議。今日まで尻尾を出さなかった彼らは、90年代後半から猫の目のように変わり続ける政権の周辺で、10年近くロビー活動を展開した某リース会社の元経営者以上に、不気味な存在ではないだろうか。

    また、宗教的動機は金銭的動機にも匹敵する力を秘めているという事を改めて再確認させられた。

  • 地裁で出版差し止め 2017.1.6

  • 2016年刊行。

     安倍政権(特に第二次)の中核メンバーの支持母体を構成するとされる「日本会議」。
     本書は保守派を自任する著者による「日本会議」分析である。

     内容に関しては、靖国神社と日本会議との関係性(表に出ない部分を含め)以外、正直驚くべきものはなかったが(というより、安部政権の本質について、みんな気付こうよと言うしかないのだが)、この組織をバックに据える安倍政権で、公明党がよく連立を維持しているなという印象だけが強く残る。

     なお、改憲問題に関しては、民主党(民進党)の言動もその裏事情を意識しなければならない点には注意。
     また、本書に挙げられている具体的人物名だけは意識しておくべき。裏に誰がいるかを想起するために。

  • 安倍内閣のほぼ全員が所属する「日本会議」は、緊急事態条項の創設、憲法24条改変と家族条項追加、憲法9条2項改廃を主張している。「日本政策研究センター」の主張と同じ。日本会議の推進役は「日本青年協議会」である。現在の生長の家は方向転換したが「谷口雅春先生を学ぶ会」が生長の家原理主義の中心団体。その原点が長崎大学における70年代安保の学生運動(左翼)に対する恨みであり、草の根運動によって「打倒左翼」の誓いを成就するためだったとは。。

  • 日本会議についての書籍を読みたいと思いつつ、何冊か出ている中のどれを選ぼうかと思っていたところ、Twitterで以前からフォローしていた菅野完氏(noiehoie氏)の著作という事で購入。ところどころ感情が表に立った表現も見えるが、全体としては日本会議と「生長の家」原理主義勢力との関係を冷静かつ丁寧に導き出しているように感じた。

  • カルト集団が安部政権の支援団体でそれなりの影響力を持っているとの事らしい。第4章の「草の根」がオモシロい。思想信条の是非は置いとくが、この非論理的かつ情念先行型のスタイルでは自分の頭で考える人間はついていかないだろうな。結果、若手は2世3世ばかりになるんだろう。

  • 安倍政権の反動ぶりも、路上で巻き起こるヘイトの嵐も、「社会全体の右傾化」によってもたらされたものではなく、実はごくごく一握りの一部の人々が長年にわたって続けてきた「市民運動」の結実なのではないか?
    という仮説を立証するのはこの本の目的だとか。

    安東巌という世間ではほとんど知られていないこの人が
    キーマンだとか。
    ちなみに
    自民党だけでなく、民主党の松原仁もお仲間だとか。
    結構この人好きだっただけに残念だ。

  • 全くこの団体の存在を知らないけど紹介されて読んだ。
    しかしお恥ずかしながら結局よくわからなかった。
    日本会議に関わってる人いわくとんでもない本だそうです。判断材料がなさすぎて二次情報聞いてもなんとも言えない。

  • 日本会議の存在を知らなかったので、いろいろ面白かった。文章はだいぶ荒々しい感じ。学生運動用語をググりつつ読んだ。椛島有三、伊藤哲夫、安東巌の名前を覚えた。

  • ◎美しい伝統の国柄を明日の日本へ
    ◎新しい時代にふさわしい新憲法を
    ◎国の名誉と国民の命を守る政治を
    ◎日本の感性をはぐくむ教育の創造を
    ◎国の安全を高め世界への平和貢献を
    ◎共生共栄の心でむすぶ世界との友好を
    の6つを目指して運動を展開し、最高裁の「夫婦別姓を認めない民法の規定を合憲とする判断」にも影響を与えたとされる日本会議。著者が指摘する通り、民主的なプロセスの中で賛同者を集めているのであれば、彼らの運動自体を否定することはできない。

    しかし、表面的には民主的プロセスであっても、同団体の「秘密主義的体質」は看過できない。個々の運動については明確な主張の下に展開しているが、思想のルーツすなわち「生長の家原理主義」についてはひたむきに隠そうとしている。個々の運動に賛同した多くの一般の人たちも、彼らの存在を認識していないだろう。

    しかも、彼らの究極の目的は「明治憲法の復元」にあるという。こんなビジョンに共感できる人が一体どれだけいるのだろう?(笑)

  • それが何をしているのか、どのような経緯をたどって今の組織になっていたのかの源流に関する本。現在の運動を理解する上での基礎となる部分。

  • 民主主義を信望しない「一群の人々」の、愚直で地道な民主的な市民運動により、改憲ならぬ「反憲」が進んでいる。
    「一群の人々」は正体を隠して活動している。
    もともと党内基盤の弱い安倍晋三は彼らに目を付けられ、取り込まれてしまった。
    70年代の「成長の家学生運動」の同志→①椛島有三Gr「日本青年会議」→日本会議→議員懇談会②伊藤哲夫Gr「日本政策研究センター」③教団Gr「谷口雅春先生を学ぶ会」(稲田も参加)

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