沖縄を売った男

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著者 : 竹中明洋
  • 扶桑社 (2017年3月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594077037

沖縄を売った男の感想・レビュー・書評

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  • 前沖縄県知事 仲井眞弘多の物語。
    沖縄を金で売った印象を与えたイメージは拭えないが、それは貫いた現実主義、成果主義の結果だったと言える。
    大体予想したとおりの志向性と過程だったし、冒頭の悪印象を県民に、あるいは全国的にも残してしまった感はあるけれど、沖縄のために、自立できる沖縄を創りたいという想いは感じることができた。それは知れて良かった。
    自分の中でも結論は出ないけれど、進み始めた8年間と、滞る現在、というコントラストは確か。
    やっぱり考え続けることが大事。僕らこそが。

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沖縄を売った男の作品紹介

(内容紹介)
「辺野古に基地を造らせない」
反基地運動の闘士として絶大なる人気を誇ってきた沖縄県知事の翁長雄志氏。今、その足元にほころびが見え始めている。

昨年末には辺野古の埋め立て承認を巡る裁判に敗れ、'17年2月には側近中の側近であった安慶田光男副知事に教職員採用を巡る不正介入疑惑が浮上して辞任騒動が勃発。長らく翁長氏を"応援"してきた沖縄メディアとの間にも亀裂が生じている。辺野古新基地の建設を阻止する有効な手立てを示せていないことが、その一因だと考えられる。

この状況を歯がゆく感じているのが、前知事の仲井眞氏弘多氏だ。'13年には一括交付金を含めて毎年3000億円規模の予算を政府から引き出したうえで、辺野古の埋め立てを承認したため、「裏切り者」「沖縄の心をカネで売った」などと非難された。

歴代の知事が軒並み新たな基地の建設に反対、ないしは基地問題に関する膝詰めの議論を避けてきたなかで、県民の反発を承知で仲井眞氏は辺野古の埋め立てを承認した。その葛藤と承認に至る政府との交渉の裏側を、仲井眞氏本人や当時の副知事、沖縄県庁関係者、歴代の防衛大臣に"防衛省の天皇"と言われた守屋武昌氏、菅義偉官房長官などへの取材を通じて明らかにする。

翁長氏とはまったく異なるアプローチで沖縄の基地負担軽減に取り組んだ仲井眞氏を通して、基地問題を見つめ直した一冊。


〈構成〉
序章 翁長の敗北…判決/本土との溝/人気の陰り
1章 アイデンティティ…久米村人の末裔/父・元楷/揺らぐアイデンティティ/通産省入省/帰郷/革新県政の副知事
2章 知事と基地…基地問題の呪縛/稲嶺の後継/防衛省の天皇/メア総領事との対立/守屋解任/官僚の壁
3章 県外移設論の迷走…最低でも県外/協議以前の星雲的状態/学べば学ぶほど/「沖縄は独立したほうがいい」/抑止力と地政学/選挙公約
4章 「アメとムチ」…フィージビリティ/一括交付金
5章 中国の圧力…ワシントンの関心/「軍事紛争が起こる」が四分の一
6章 オスプレイ配備…異形の機体/「未亡人製造機」/反基地の新リーダー/決裂
7章 決断…官房長官/埋め立て申請/審査/夏休みの密談/絶頂/激怒の記者会見/集中砲火
8章 裏切り者と呼ばれて…いい正月/手に届きかけていたもの/敗北/退任/沖縄基地問題の解を探して

沖縄を売った男はこんな本です

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