おしゃべりな銀座

制作 : 銀座百点 
  • 扶桑社
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本棚登録 : 102
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594077167

感想・レビュー・書評

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  • それぞれの銀座の思い出話。

  • 好きな作家さんが多かったので嬉しくなった。

  • 1955年、銀座の香りを届けるタウン誌として発行。
    創刊号から、久保田万太郎、吉屋信子、源氏鶏太らが
    執筆陣として、名を連ね、その後の連載からは
    向田邦子「父の詫び状」池波正太郎「池波正太郎の銀座日記」
    和田誠「銀座界隈ドキドキの日々」など名作多数が生まれ、
    銀座の持つ文化的側面を伝えることを目的とし、
    男性は上着のポケットに、女性はハンドバックに
    収まるようなサイズ(13×18センチ)。
    いろいろな時代の銀座がこの一冊に凝縮され、どの年代の
    人が読んでもたのしいのでは?

    銀座のど真ん中に生まれ暮らした人の執筆した文もあるが
    私のように地方の田舎者で、気がひけるようなコンプレックスを
    押しかくし、銀座を探検した思い出もたくさん掲載されていて、
    「わかるなぁ〜」と共感を生む文も。

    20代に、雑誌で銀座でもセールがあると知り
    勇気を出して鳥居ユキのブティックに。
    そこで、素敵なツイードのスーツと、タフタ生地のブラウスを
    求め、なんとも大きな獲物を勝ち得た気分で、下宿に帰ったことを
    思いだす。

    銀座は、とても敷居が高いのは現実としてあるのではあるが、
    銀座の人間はそんなびくびくものの輩も受け入れる
    本物の粋も備えていると感じたものだった。

  • 図書館より。

    知ってる作家さん等斜め読み。
    地方出身者にとって、銀座は敷居が高く殆ど行ったことのない憧れの場所。今の年なら銀ブラしても大丈夫かな?(笑)
    さらりと読了。

著者プロフィール

「銀座のかおりを届ける雑誌」として、一九五五年に創刊された日本初のタウン誌。「銀座に店舗を持ち、常に信用と奉仕の百点満点を心するもの百店」で発足(一九五四年当時)した「銀座百店会」が発行する。創刊号から久保田万太郎、吉屋信子、源氏鶏太らが執筆陣として名を連ね、その後の連載からは、向田邦子『父の詫び状』、池波正太郎『池波正太郎の銀座日記』、和田誠『銀座界隈ドキドキの日々』など数多くの名作が生まれた。銀座のもつ文化的側面を伝えることを目的とした姿勢は一貫して受け継がれ、銀座の街同様、現在も多くの読者に愛され続けている。男性は上着のポケットに、女性はハンドバッグに収まるよう考えられた、縦約一三センチ×横約一八センチの横長の判型は、創刊当時から変わらない「銀座百点」ならではの特徴である。

「2017年 『おしゃべりな銀座』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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