幸せの神様に愛される生き方

著者 :
  • 扶桑社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594078263

作品紹介・あらすじ

夢に描いた願望を超えて
夢にも思わなかった
素敵な現実を引き寄せる
「強運」のつかみ方!

バリ島の気さくな日本人大富豪・兄貴(丸尾孝俊さん)推薦!

“博多の歴女”こと、白駒妃登美さんの講演はいつでもどこでも大好評!
「日本人に生まれてよかった」「こんな歴史の先生に出会いたかった」と涙する人続出です。
その白駒さん。実は小さな頃から、人間の「運」についてず~っと考えてきたといいます。
本書では、ご自身の「がん」からの奇跡的な回復という実体験を含め、
人間の「運」についての長年の研究成果を、包み隠さず一挙公開です!


著者について
白駒妃登美(しらこま・ひとみ)
埼玉県生まれ、福岡県在住。幼い頃より伝記や歴史の本を読み、その登場人物を友達のように感じながら育った。
福沢諭吉に憧れて慶應義塾女子高校に進学。慶應義塾大学経済学部卒業後、大手航空会社に入社し、国際線に約7年間乗務。
その後、大病を患い、命と向き合う中で、先人たちの生きざまを振り返り、『未来の自分に必要なことが、いま起こっている』との思いに至り、『今を受け入れ、最善を尽くし、平然と生ききる』覚悟を定める。
生き方を変えたことで病状が奇跡的に快復した経験から、その境地に導いてくれた先人たちの「志」や、そこに生きた人々の「思い」に触れる歴史の講演を始める。その講演に「日本人に生まれてよかった」、「こんな歴史の先生に出会いたかった」と涙する参加者が続出。講演、テレビ・ラジオ出演依頼は、年間200回を超える。
日本の歴史や文化の素晴らしさを国内外に発信する「株式会社ことほぎ」代表取締役社長。
著書に『人生に悩んだら「日本史」に聞こう』『愛されたい!なら日本史に聞こう』(共に祥伝社)、『感動する!日本史』『こころに残る現代史』(共にKADOKAWA)、『子どもの心に光を灯す日本の偉人の物語』(致知出版社)、『歴史が教えてくれる 日本人の生き方』(育鵬社)などがある。

感想・レビュー・書評

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  • 知識は一代限り、感性は循環する

    与えよ、さすれば与えられん

    自分の成すべき事が見つからないうちは、他人の役に立つ事をする

    「発展」には成長が伴う、祈るべきは「繁栄」

    善悪の判断を行うことが、不幸の始まり

    和を尊ぶとは、相手との共通項を見つける事から始まる

    西洋的:目標やゴールを決めて、それに向かって頑張る
    日本的:与えられた環境の中で自分のベストを尽くす

    種族の繁栄の為に、自分を犠牲する自己犠牲の精神は西洋では珍しい

    「だからこそ」という言葉によって、制約がポジティブに働く

    敵を作らないことが本当の無敵

  • 世の中には生まれつき運がいい人、運が悪い人がいるように見えることもあるけど、そうじゃない。運をつかむことができるか、逆に逃してしまうかの違いで、ブスッとした顔をしていては運は逃げてしまう。自分の機嫌くらい自分でとっていないと、いつも運に逃げられる人になってしまう。

    そんなことをいつもお祖母ちゃんに言われながら育った、「博多の歴女」こと白駒妃登美さんの著書。

    今の経営者が神社に行くと「商売繁盛」を祈願することが多いけど、江戸時代の経営者なら「諸国客衆繁盛」を祈願していた。それは、お客だけでなく、仕入れや取引先だけでもなく、全ての人が繁盛することを願うもの。自分のことだけじゃなく、みんなの幸せを祈っていたそうです。

    また、目標のたて方で、よく自己啓発本に書いてあるような目標や夢を設定して、そこにたどり着くために階段を一歩一歩進んでいくのは欧米型。
    たどり着く場所は二の次で、今目の前にあることに一生懸命取り組み、目の前にいる人を大切にしていくというのが日本型。前者では、自分で決めた目標までたどり着けば満足してしまうのに対して、後者では、自分を応援してくれる人も増え、気づいたときには、目標や夢を設定した場合よりもさらに高みに行けていることがある。

    自分のことだけを考えるのではなく、全ての人を応援し、自分は目の前のことを大切にし続けることは、人の夢を叶えられたり、人を幸せにできたりする人で、そういう人こそ幸せな人だし、自分で限界をつくってしまう目標や夢以上の力を発揮する可能性が高い。
    そんな生き方をしている人として「バリ島の兄貴」こと丸尾孝俊さんの生き方も紹介されていた。

    他にも「ジョハリの窓」という心理学でよく使われている考え方も紹介されていた。人は四つの窓を持っている。それは自分も他人も知っている「開かれた窓」、自分は知っているけど他人は知らない「隠された窓」、自分は知らないけど他人は知っている「気づいていない窓」、自分も知らないし他人も知らない「未知の窓」。未知の窓にこそ可能性や潜在能力が眠っている。この未知の窓を少しでも開くには、誰かを助けたり、応援するために自分にできることを自己開示して精一杯取り組むことで「隠された窓」を減らし、自分のことを思ってくれる人たちの意見やアドバイスに素直になることで「気づいていない窓」を減らすと、「未知の窓」に光が当たるようになり、新しいことが舞い込んできたり、ひらめきや気づきが起こるようになるというもの。
    図解したり実体験で説明されてあるのですごくわかりやすかった。

    やっぱり日本人には、戦略的に人生を進むよりも、和を尊み、目の前のことに心をこめて取り組み、人を大切にすることで人生を切り開き、敵をつくらないことで無敵になれる生き方こそ、性に合っていて、運を呼び込む生き方でもあると思った。

  • 2017/12/3

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著者プロフィール

1964年、埼玉県生まれ、福岡県在住。慶應義塾大学経済学部卒業後、大手航空会社の国際線客室乗務員として勤務。2012年、株式会社ことほぎを設立、講演活動を本格的に開始する。講演では「こんな歴史の先生に出会いたかった」「日本人に生まれてよかった」と涙する参加者が続出。著書に『人生に悩んだら「日本史」に聞こう』(共著)『愛されたい!なら日本史に聞こう』(共に小社刊)など多数。本書刊行と同じ2021年7月に初の絵本「ちよにやちよに」も上梓、活躍の場をますます広げている。

「2021年 『しなやかにたくましく生きた なでしこたちの日本史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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