比較政治学 (放送大学教材)

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  • 放送大学教育振興会 (2004年3月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784595237324

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比較政治学 (放送大学教材)の感想・レビュー・書評

  • 久しぶりに一部再読。
    自分が政治学を学ぶうえでは一番役立っていますね。

  • 8章 政党と政党システム
    1.リプセットとロッカンの「凍結仮説」
    Lipset, and Rokkan “Cleavage Structures, Party Systems and Voter Alignments” 1967

    今日の先進社会の政治的亀裂は、市民革命と産業革命という2つの大きな革命を反映している。
    市民革命 中央-周辺 教会-国家 
    産業革命 土地-産業(農村と都市) 経営者-労働者

    20c初頭ヨーロッパにおける普通選挙の導入 ⇒ 亀裂を「凍結」 ⇒ 政党システムの安定化

    1920年代(普通選挙が導入されたころ)の政党システムと、1960年代(研究発表当時)の政党システムとの間に大きな違いはない。この間、2つの世界大戦や社会構造、政治構造の変容、そしてファシズムやナチズムの興亡など大きな変化があったが、政党システムの形態は存続した。

    2.包括政党論と非安定化仮説
    O.キルヒハイマー 「西ヨーロッパ政党システムの変容」1996
    “包括政党Catch-all parties”
    ・特定の階級の票のみをねらうのではなく、より広いカテゴリーの有権者の票を求める政党
    ・投票者のカプセル化ではなく、選挙の際に投票者のコンセンサスを求める政党

    議論の背景
    ・イデオロギーの重要性の低下
    ・個々の党員の役割低下
    ・階級意識の希薄化
    ・利益集団の役割増大

    1960年代末から70年代以降、個々の政党の得票は非安定化傾向

    1970年代、新しい争点の出現
    地方主義、環境保護、福祉問題、女性の労働市場参入、移民問題
    ⇒投票行動に大きな変化
     社会利益を集積し新たな選択肢を有権者に示すという政党の政策的機能の低下

    選挙の非安定性を示唆?

  • 眞柄先生と井戸先生による、放送大学の教科書。比較政治学の入門書であり、特に非民主主義体制の分類や理論など、僕の卒業論文にも結構影響を及ぼした本です。懐かしいなあ。

    ちなみに卒業論文は、政治体制としての民主主義の可能性を、非民主主義体制の国々の現状などから考察したものでした(読み返すのも恥ずかしいくらい稚拙ですが)。

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