認知心理学概論

  • 放送大学教育振興会
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  • Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784595306105

感想・レビュー・書評

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  • 期待してたほどの内容じゃなかった。そして、少し古かった(^^;;

    やっつけ仕事感さえ感じたものの、記憶による認知の歪みなど、認知心理学の分野の概観は理解。もう少し領域絞って、深掘りしてこうと思います。

    管理者として育成に関係する特に重要な研究成果と思うのは、熟達者と初心者の違いについて。
    熟達者と初心者の差異に関する研究は、なるほどその通りと思う。つまり、熟達者の有能さ(並外れた問題解決能力)は、一般的能力ではなく、その領域の知識に基づくもの。そして、知識は単に量が多いだけでなく、役に立つチャンク(高次単位)に組織化されている点。

    この組織化をどのように行っているかについては、テキストに書かれていなかったので、探してみたいが、ここに日々の「内省」が大きく関係していると個人的な経験からは思う次第。

    また、熟達者は初心者よりも多くの推論を行っている。同じ情報を示されても、初心者よりも多くの仮説を立てている点も興味深い。

    あとはヒューリスティックについて。これはあまり詳しく記載がなかったので、もう少し掘り下げていきたい。

  • 昨年亡くなられた認知心理学の第一人者・波多野先生と高野先生のテキスト。テキストも放送授業もとてもわかりやすいです。お二人の他の著書も読んでみたいと思いました。

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