パレスチナ問題 (放送大学教材)

著者 :
  • 放送大学教育振興会
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784595316272

感想・レビュー・書評

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  • とにかくわかりやすい。なんだか国際政治の力学を理解したような気になれる一冊。
    既成事実が塗り重ねられ、パレスチナの地に住んでいた人々が故郷に帰るという当たり前の選択肢はほとんど消滅している。ここまで大規模な不条理がまかり通ってしまうことに対して、やるせない思いでいっぱいになる。

  • 放送大学の教材だが、とても読みやすい。かつ、教科書だけあって非常に網羅的かつ極力偏りのない記述を心がけている跡が感じられる。それでいて無味乾燥ではない。この問題の歴史的経緯とそれゆえの根の深さと関係各国を巻き込んだ広がりについて短時間で全体像を掴める良書と思います。勉強になりました。

  • 歴史もわからず新聞もろくに読まずユダヤ人には国がない
    という認識で止まっていたお粗末さ。パレスチナの難民って?全世界に広がるユダヤ人が他国の政治にまで影響を及ぼしていることを教えてくれた。

    パレスチナ問題を知るためには周辺諸国、アラブとの関係を知ることが必要だとわかった。最近ではISのことまで出てきて広すぎる。

    関心がなさ過ぎたために1回読んだだけではまだ混乱してるが、ずいぶんすっきりした。ユダヤ人のみならずパレスチナ人も教育レベルがとても高いという。影響力のない一般市民でも知ることは大切だと思った。

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著者プロフィール

放送大学名誉教授。福岡県北九州市生まれ、大阪外国語大学外国語学部ペルシア語科卒、コロンビア大学国際関係論修士、クウェート大学客員研究員、放送大学教員などを経て2018年4月より一般社団法人先端技術安全保障研究所会長。主な著書に『アラブとイスラエル』(講談社)、『現代の国際政治』(放送大学教育振興会)、『中東の政治』(放送大学教育振興会)、『最終決戦トランプvs民主党』(ワニブックス)、『パレスチナ問題の展開』(左右社)など、多数。

「2022年 『イスラエル vs. ユダヤ人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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