教育の政治経済学

  • 放送大学教育振興会
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784595523281

感想・レビュー・書評

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  • 卒論のために読了 人的資本論とシグナリング やや教材ぽさが否めない。

  • 大学の総合図書館より借用。
    語調が独特なのはいつものこと。

    ■ノート
    教育は
    1.社会化という基本的な読み書き算盤・文化の伝達を通じて、項世代に伝える。
    2.人材育成により社会の各地位に配置する。
    3.国民の統合(この表現には議論があろう) 儒教の背景がある

    教育投資の収益率の考え方・・・男子の4年制大学:6%

    高度成長の国民所得倍増計画にはマンパワー計画の発想

    P.85 教育の公共性を強調するあまり、政府の役割が肥大化したことが、(めぐりめぐって)かえって個人的な利益をも損なったいる。

    P105 教育と職業の関係
    <職業的社会化のプロセス>
    社会的地位は職務遂行上の知識・技術・態度・倫理が必要
     ↓
    それを得ることができる人材は限られていると仮定
     ↓
    その訓練には費用・時間・物理的・心理的負担が多い

    希少な優秀な人を引き入れるために、
    特定の専門職には地位・富・威信・権力が備えられる

    ★属性原理ではなく、業績に基づく“選抜”は正当化される。

    「学問は身をたつるの財本」(学制「被仰出書」)

    P.212
    <教養教育の理念の再検討>
    専門化し高度な知識・訓練を与えようとすればするほど、
    短期間のうちに急速に陳腐化の懸念がある。
    逆に、教養と語学を中心:リベラル・アーツ

    P.224
    ・福祉国家的政策の限界:機会均等は難しい
    ・今の形式的な平等を保障する政策が逆に不公正を生み出す場合がある。
    ・能力は家庭・遺伝によるところが多い
    ・大学には門戸が開かれているが、 選抜性の面で分化(選抜を経ると分けられる)。

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