愛と言わない理由 (ハーレクイン・ロマンス 1818)
- ハーパーコリンズ・ジャパン (2002年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
- / ISBN・EAN: 9784596118189
感想・レビュー・書評
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Harlequin Request HR-115 カップリング: 誤解の代償(キャサリン・ジョージ)
5年前、大企業の御曹司ラファエロとの身分違いの恋に、苦い終止符を打った庭師の娘グローリー。"まさか、こんな形で彼と再会することになるなんて・・・!"弟がラファエロの屋敷でしでかした不始末を詫びるため、屋敷を訪れた彼女詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大企業の御曹子ラファエロと、その屋敷の庭師の娘グローリー。五年前、若かった二人は身分の差など気にせずにつきあいはじめた。それを快く思わないラファエロの父親は、グローリーの父親を解雇すると脅して彼女を屋敷から追い出した。どんなにラファエロを愛していても、グローリーは出て行くしかなかったのだ。事情を知らないラファエロは、裏切られたと思って彼女を憎んだ。そして今日、グローリーは不本意ながらラファエロのもとを訪れた。彼の屋敷で弟がしでかした不始末を詫びるため、さらに父親がそれを隠そうとしたことの釈明をするために。冷たい態度のラファエロに、グローリーは必死にすがった。できることは何でもすると言うと、ラファエロは答えた。「ぼくはきみの体が欲しい。そうすれば…」
周囲の人間たちがかなり最低。ヒロインの父親も弟も自分のしでかしたことは自分で責任を取るべき。もちろんヒーローも弟の不始末をかさに愛人契約を迫るというのは最低。もちろんそれがないと物語がはじまらないが。ヒロインも態度が煮え切らないところがあった。結局はヒーローを愛しているということなんだろうけど、わざわざ逃げる必要はあったのか。<br>
最後には大団円だけど、ヒロインの父とか弟とか、ヒーローの父親とか、なんか納得できない。ヒロインだけが貧乏くじを引いたみたいな感じで気になる。 -
5年前、身分の差など気にせず大企業の御曹司ラファエロと付き合い始めた庭師の娘グローリーだったが、彼の父親に追い出された。ラファエロのほうは、彼女が金目当てだったと誤解したまま恨みに思っていたが、彼女の弟の不始末を償う為体を差し出せと要求する。 再会、誤解もの、親同士の愛憎関係がもとで仲を引き裂かれることに。