情熱と絶望のはざまで (ハーレクイン・ロマンス 2352 ギリシアの光と影 1)
- ハーパーコリンズ・ジャパン (2009年1月1日発売)
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感想 : 4件
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- Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
- / ISBN・EAN: 9784596123527
感想・レビュー・書評
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体だけの割り切った関係しか持たないヒーローと、それでも良いはずだったヒロイン。さらに関係を深めようとしたヒロインはヒーローと別れることに。しかしそのあとで妊娠が判明しヒーローと再び会うことになる。<br>
ヒロインは埋み火のようにヒーローへの思いを持っているのに、ヒーローのほうは変わらない。それでも自分の子供たちへの愛に目覚めてヒーローも変わっていく、のだけど、その様子が淡々としすぎてのめり込めない。なにか事件とか事故とか起こって、それでヒロインへの愛を確信する、みたいなベタなパターンもないので、どうしてヒーローの心境に変化が起こったのか、分かりづらい。だからヒロインへの告白シーンが唐突に感じられる。また妊娠中の一番辛い時期を貧しさと不安に耐えていたヒロインなのに、その書かれ方があっさりし過ぎで同情もしきれなかった。そこが悲惨だったなら、大団円にむけてグッと深くなっただろうに残念。詳細をみるコメント0件をすべて表示