- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784596131836
作品紹介・あらすじ
リビーは父親に仕事を託され、経営コンサルタントで億万長者のダニールに会いに行く。養護施設で育ち、イギリスの名家の養子となった彼は、なぜか両親の結婚40周年記念パーティへの出席を拒んでいた。彼を説得し、パーティに参加させることがリビーの役目だった。ところが彼女はひと目でダニールに魅了され、一夜の誘いに応じてしまう。ちょうど夢を諦めたばかりで、新しい自分を見いだしたかったのかもしれない。その無邪気な思いつきが、のちに残酷な結末を招くとは、予想すらしなかった。
感想・レビュー・書評
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ロシアの孤児院で育ち離れ離れになった4人の富豪たちを描くミニシリーズ”氷の掟”の第1話。
死んだ息子の身代わりとして引き取られたことで、存在を否定されたような人生を送ってきたダニール。人との関わりに距離を置く孤独な富豪のダニールだが、自分の要求を押し付けようとしない天真爛漫なリビーに、無関心ではいられないのであります。
夢を諦め人生を一から立て直さなければならないヒロインが、一生懸命前向きに明るく振る舞う姿が可愛らしく、それでも最後に心が折れそうになる姿がぐっとくるロマです。さすが安定のクオリティ。
面白かった。
続刊への期待も高まる。
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☆4+
良いR
それぞれ傷を抱えつつも、ヒーローがヒロインによって笑顔を思い出せて良かった!
ヒロインの恋愛を諦めようと諦めきれない感じもうっとうしくないし(キャサリン・ジョージ的で)、こういうバランス感好き。
最近の作品なので、これもちょっと欝々とした語り口だけで読むか迷ったけど、今作は抵抗なかったわ~
なんで前作は読みにくかったんだろう?翻訳?
でもベテラン翻訳者さんだしねぇ…