七年目の誘惑 (ハーレクイン・ブレイズ 13)

著者 : チェリー・アデア 小長光弘美

• ハーパーコリンズ・ジャパン (2004年12月1日発売)

感想・レビュー・書評

[pingiさんの感想 · 2004年12月18日]

ウェイトレスのヒロインにいきなり便宜結婚を迫り、結婚。そのとき、彼女の役に立つことがあれば手伝うと約束する。名前を確認することなく、別離。その後、弁護士を通してのみの付き合いの２人。
７年後、子供が欲しくなったヒロインは弁護士を通して、その旨を伝えるが勝手に人工授精でもしてくれと言われる。しかし、彼に一目ぼれしていたヒロインは彼の子供が欲しかったので誘惑しようと決心する。

ヒーローがヒロインと出合った時、彼女は別の人の名札をつけていたので、彼はその名前が彼女の名前だと思ってしまうけど、結婚証明書を見ようとせず弁護士にそのまま渡してしまったため、全く彼女の本当の名前に気づかない。
弁護士とその息子、ヒーローの伯父もヒロインの見方。すぐ近くに実は７年間もいたのにヒーローは全く気づいていなかったというのがすごく不思議。
ヒロインがヒーローと別れた時のためにと、彼女の周りの人たちが取った行動は、よかれと思ってやったんだろうけど、男の考えって感じでひどいなーと思った。
ヒーローは便宜結婚しているとはいえ、随分女性と交際していた模様。これがひっかかる人には向かないかも。