プリティ・ガールズ 上 (ハーパーBOOKS)
- ハーパーコリンズ・ ジャパン (2015年12月2日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784596550095
作品紹介・あらすじ
成功した夫と美貌に恵まれ、なに不自由ない生活を送っていたクレア。だが、ある日暴漢に夫を殺されたことから、彼女の人生は暗転する。葬儀中、自宅に強盗に入られたクレアは、刑事に加えFBI捜査官が事情聴取に現れたことを不審に思い、夫のパソコンを調べ始める。そこで見つけたのは複数の不審な動画ファイル。それは若い女性が拷問され、犯されて惨殺される猟奇ポルノだった…。
感想・レビュー・書評
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目の前で殺された夫のパソコンから猟奇ポルノの動画ファイルが見つかる。不条理に直面した女性の物語。ディーン・クーンツさんの作品を思い浮かべるような展開。
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今後どういう展開になっていくのか気になって、夢中で読まされました。殺された夫は、実は悪人だったのか。夫の死後、偶然見つけたある事実から、次々と新たな事実が見つかって、亡くなった夫に関する疑惑は深まるばかり。そして、怪しげな捜査官。一方で、だいぶ前に行方不明になった姉との関連なども絡まり、今後どうなるのかすっごく楽しみ。翻訳も読みやすくて、すごく面白い上巻でした。更なる驚きがありそうな下巻へ!
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きつかった…。無意味に残酷な描写、思い悩んでいた主人公がいきなり解決に向けて行動する読者置いてけぼりの展開、最後まで解せない動機、感情移入できない登場人物たち。訳もあまり上手くなく、ブクログの献本企画でもらった本だけど、読み切るのがしんどかった。
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本年度最高のスリラー
この帯に惹かれ手に取る。
裏返すと
夫を突然暴漢に襲われ殺されてしまう主人公。
夫の使っていたパソコンを見ると、女性に暴力を加え凌辱する動画が見つかる。
いかにも面白そうな内容に迷うことなく購入。
なんだろう。
物凄く読みにくい。
面白いだろう内容がちっとも入ってこない。
内容については下巻で。 -
ブクログの献本に応募して当選した作品。
Karin Slaughterが2015年に発表した長編小説。こういう作品を読むのが久しぶりだったので勘を取り戻すのに少し手間取ってしまい、家族ごとの話の切り替えが上手くいかなったけど、なれればスラスラと読めました。この上巻では、過去と現代で起こる色々な事件、そして家族、警察、FBIなど怪しい人物が次々と登場し、それらが複雑に絡み合いながら話が進んでいきます。この絡みあった糸を、本当にほぐせるのか不安になってきます。かなり気になるところで終わっているので、早く下巻を読んでスッキリしたい。-
2015/12/17
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2015/12/18
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ミステリーの設定、ストーリーは面白いのだが、翻訳が酷く、読み難い。別な翻訳家であったなら、すんなりと読めたのではないかと思う。非常に勿体無い。
建築家の夫と暮らすクレアは暴漢に襲われ、夫を殺害されるという悲劇に見舞われる。それをきっかけにクレアの人生は一転する。亡き夫のパソコンから見付かったスナッフ動画…果たして… -
出だしはゆるいがだんだん引き込まれて行く
夫が殺されたことから完璧だった夫の隠れていた部分が明らかになってくる
夫は殺人犯なのか?
さて、後半が楽しみだ -
売れっ子建築家として成功した夫と何不自由ない暮らしを送るクレアと、元麻薬中毒のシングルマザーリディアという、同じ姉妹なのに正反対の境遇となったのが興味深い。
普通、家からあんなビデオが出てきたら犯罪を疑うのに、警察が偽物だと取り合わないのは怪しすぎる。
特にクレアの場合は、今まで夫が自分に見せていた面が誠実な聖人君子であった分だけ、衝撃も大きいと思う。
三人の父親が殺人鬼と面会していたのは、自分の考えがまとめたり、現実を受け入れたりするするためなのだろうか?
下巻の真相が気になる。 -
オープニングから不穏すぎる。
果たして、この物語はどんな残酷な結末に私を連れて行こうとしているのか?という不安を掻き立てる。
世の中を不信なまなざしで見てしまう。確かなものなどないと。