いま、君にさよならを告げる (ハーパーBOOKS NV ロ 1-1)
- ハーパーコリンズ・ ジャパン (2016年12月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784596550446
感想・レビュー・書評
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久し振りに途中断念した本♪最初は、面白かったが、途中でおじいさんの浮気に翻弄してゆくのが、、受付なかった。
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涙なしには読めません
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シングルファーザーのウィルは、6歳の愛娘エラを残して交通事故で死亡した。
直後”みたま”になったウィルは、エラとなんとかコミュニケーションをとろうとしたが、気づかれることはなかった。
そんなウィルの前に、天国への案内人リジーが現われた。
エラを守りたいウィルに、2カ月だけ猶予をくれると言った。 -
献本企画で当選しました。ありがとうございます。
6歳の娘を遺して、交通事故であっけなく逝ってしまったシングルファザーの、それからの話。
登場人物の名前を覚えるのが苦手なので、ここ最近は国内の本ばかり読んでいた私が久々に読む、海外の作品。
いきなり交通事故のシーンから始まるのに、物語は思ったよりも明るく、テンポよく進み、読みやすい。
だけど、小学生の娘を持つ親としては、主人公の娘を想う気持ちが切ないほど分かり。外出時に読むときには涙に注意!だった。
アーサーや主人公の父親の話も加わって、生と死について、大切な家族とのかかわり方について、考えさせられた。
悲しいけれど、光を感じられるラスト。これが一番の終わり方だよねって思えた。 -
ブクログの献本企画で頂きました。1年のついでに自分の人生を振り返る年末にぴったりな作品でした。ありがとうございます。
幼い娘を残して事故死してしまった父親。あの世へのお迎えは来たものの、娘の側をすんなり離れられるわけはなく…と訳者後書きにもある通りよくあるお話なんだけれども。人生の理不尽さを改めて痛感します。急に家族がいなくなる、それだけでも受け入れがたいのに、立て続けにいろいろ起こりすぎて、感覚が麻痺しないと日々の生活すらままならないでしょう。子供なら死んだ父親と話すことで、大人なら雑務や責任に気をそらすことで。死んだ本人だって事実を受け入れることすら難しいのに家族のそんな状態を見ていたら天国にいくどころじゃありません。悩んで悩んで主人公が選んだ道は、正直力業過ぎてそんなのあり?としばらく腑に落ちませんでしたが、死んだ後くらいこんな奇跡があってもいいじゃない、とも思えました。
深刻になりすぎずに読めたのは、英国風のユーモアというよりも、「御霊」状態の主人公の、少し引いた語り口のためだと思います。そしてどうしたら娘の近くにいられるかとそればかり考えている主人公の姿が微笑ましい。この世に執着する理由がある人生って、例えこんなふうに打ち切られることになったとしても羨ましいです。 -
平易な文章で読みやすかったです。
割りとファンタジーな設定が多いので苦手な人もいるかも。
遺された家族たちが可哀想すぎたり、主人公に感情輸入しづらくて途中もやもやしたとこもあったけど、それらをうまいことまとめるラスト。
切なくて悲しいハッピーエンド。いいお話でした。 -
前半の娘と初めて意思が通じた描写は感動したが、後半の父親にまつわるエピソードは必要だったんだろうかと疑問が残る。