完璧な家 (ハーパーBOOKS)

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制作 : 富永和子 
  • ハーパーコリンズ・ ジャパン (2017年3月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784596550521

完璧な家 (ハーパーBOOKS)の感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりに夜中までかけて一気読み。
    次に何が起こるのか?この次はどんな展開になるのか?ハラハラドキドキ…もう、心臓に悪い怖さです。
    亡き淀川長治さん風の解説の声が聞こえてくる様です。

    「この2人、完璧なんですね。完璧な家に住む、愛し合う夫婦なんです。奥さんのグレース、このグレースにはダウン症の妹さんがいるんです。そのためにグレースは恋愛しても相手が結婚となると逃げ出してしまうんですね。
    ところがこの夫、ジャックですね。ジャックは妹さんを気に入って、妹さんが18歳で寄宿学校から出たら一緒に住もう、そう言うんです。グレース、もう感激と幸せで涙ですね。そしてグレースや妹さんが望む様な素敵な、素敵な家を結婚のプレゼントにしてくれるんです。妹さんが大好きな黄色で揃えたインテリアの豪華な部屋まで用意するんですね。しかも夫さんは負け知らずの有能な弁護士なんですね。扱うのは虐待された女性の弁護です。その上ジョージ・クルーニーみたいな美男子なんですよ。凄いですね〜。完璧ですね〜。完璧に幸せな結婚、完璧な家です。
    この結婚のために、グレース、妹のために働いていた仕事も辞めて、両親は夢だったニュージーランドへ移住するんです。妹のためにかかる負担をジャックが全部肩代わりしてくれるんですね。みんな幸せですね。それも夫のジャックが全部計画してくれるんです。愛ですね。完璧な愛です。」

    本のページを開くと、人物紹介がある。翻訳物なのでじっくりと名前を眺める。夫の仕事関係の夫婦、夫の友人夫婦、介護人、弁護依頼人…。グレースだけの友達が居ない…?

    「ジャックが公園でグレースを見初めて、運命の人だと決めたのは「ダウン症の妹ミリーのためならなんでもする人だ」と思ったからなんですね。年の離れた、障がいを持つ妹への無償の愛。グレース素晴らしいですね。そこに惹かれるジャックは、もう男性の鑑、人間の鑑ですね。
    それなのに、どうしてこれがサイコサスペンスなんでしょう。知りたいですよね。どう思いますか?周り中が振り向く様な美男子が、ダウン症の妹を愛している自分に惚れてプロポーズしてくれる。ぼーっとなりますね〜。それに彼の社会的評価も完璧です。信じられない幸福感。でも、人生の坂には上り坂、下り坂の他に「まさか」がある事を忘れてはいけないんですね〜。怖いですね〜。どんな風に怖いか?それは説明できないぐらい怖いですね〜。知りたければこれをお読みになってください。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ♪」

  • よかった。とにかく良かったなと思う結末。
    エスターは空港に送っていく時から、何か気付いていたのかな?
    嫌な話だけど、終わりは良かった。

  • 「ダーリン」という呼び方を夫妻どちら方向にも使っているけれど、日本語的には「うる星やつら」の影響か女性→男性みたいなイメージのために一瞬戸惑う。裏表紙の解説に「最後の一行まで目が離せないサイコ・サスペンス」と書いてあったので、最後の一行でどんな大ドンデン返しがあるのか期待しながら読んだが...。ミステリじゃなくてサスペンス小説だった。最後の一行でのどんでん返し、驚愕の真実を期待してハードルを上げすぎているのかもしれないと自戒した。

  • グレース:38才で結婚 主婦
    ジャック:40才で結婚 弁護士
    ミリー:17才 グレースの妹 ダウン症
    エスター:主婦 臨時教師

    おせっかいで小姑気質のエスターがGJだった
    意外な人に助けられたりすることってリアルあるある

    今作がデビュー作 全英100万部のベストセラー 
    16’の「ゴーンガール」と言われている
    好きな話ではないがイッキ読みはできた 
    最後のしめ方も上手い 
    次作 ”The Breakdown” も読みたいな ☆4.7

  • 優しくて、イケメンで、お金持ちの弁護士と結婚したグレース。
    でも、綺麗なバラには棘があった。
    それも、猛毒を持った棘。

    人の『恐怖』に快感を感じるサイコパス。。。それがジャックの真の姿だったのだ。

    新居に閉じ込められ、監視されるグレース。
    ジャックの真の目的は、ダウン症の妹ミリー。
    この監禁から抜け出し、妹のミリー守れるのか!?

    もう手に汗握ります!!
    何もかもグレースの先を読み、手を打ってくるジャック。
    子供に対して、愛情のない無責任な両親。
    なんでグレースばかりが....と読んでいて、なんだか可哀想になってくる。
    最後ジーンときます。

    全英100万部のベストセラーに納得です!

  • ハラハラドキドキで映画を見る感覚で読んだ。が、詰めが甘い印象。星4つにしたいところだけど299ページからガッカリ感が増してきて星3.6。ジャックのハンサムさ+残虐さ、グレースの美しさ+虐待され感、友人たちの付き合いとは裏腹な二人の夫婦関係など、自分の中ですっきり消化できない部分があるから星3.2。

  • 平成29年6月8日読了

  • 何となくで読み始めて自分の間違いに気付いた…
    何これ、止められない…
    読書から離れても(グレース大丈夫かな…)なんて心配になるほど。


    ミリーを支えに必死に頑張り続けるグレースがいたたまれなかった。
    もうずっとハラハラドキドキ…


    北九州の監禁事件?をモデルにしてるケモノの城を何となく思い出した。

  • 最後の最後までいつひっくり返されるかわからないスリルがあって、 失敗か成功かドキドキしながら読み進む。
    ジャックの思い通りにはすんなりいかないだろうと思わせるミリーの賢さは意外で面白かったけど、一人でも何とかなりそうな安堵感も生まれて少々複雑。もし彼女の存在が赤ちゃんや幼児だったら…そんな想像をして待ったなしの更なる切迫感にゾッとしてしまった。
    エスターの洞察力はエスパー並みだな。安心を通り越してちょっと怖いw

  • 全英100万部のベストセラーを記録し、英国アマゾンレビューが6900を超えた(評価4.2だそうです)というサイコ・サスペンスです。ぼくはサスペンスってほとんど読まないし、サイコ・サスペンスなんてなおさらなんだけれど、そういう映画は多少見ているんですよ。『ゴーン・ガール』なんかも面白かったですしね。サスペンスは、読むより映画で見る派だったんですが、本作を読んで、読むのも面白いものだなと思いはじめています。たいてい、酷い目にあう主人公は頭が悪くて墓穴を掘ったり、それくらいわかるだろってところで鑑賞者をやきもきさせます。ある意味ドリフターズのコントでの「志村!後ろ!後ろ!」の世界。『完璧な家』は、敵役の頭のよさでもって支配されてしまう主人公なんだけれど、いろいろ考えて試すことに対しては、失敗ばかりになりながらも、まあそれくらい抗うよなあという現実味は持っている。等身大の知能なんですよね。だからまあ、ふだん読まないサスペンスを読んで、中盤までは、エンタメに特化した小説だし、映画化も計算に入っている感じだし、ジョージ・クルーニーのあて書きだろうなんて思っちゃうんだけど、そのプロット、構築をきっちりと(当たり前だけど)頭を使ってやってるから読ませるんだよね。それにしても、ラストの数行と、ああいう読後感はぼくは好きでした。おもしろかったです。

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完璧な家 (ハーパーBOOKS)の作品紹介

郊外の豪華な邸宅で暮らすグレース。ハンサムで優しい夫にも愛され、人は彼女を“すべてを手にした幸運な女”と羨む。だが、真実を知る者は誰一人いない――グレースが身も凍るような恐怖のなか、閉ざされた家で“囚人”同然の毎日を送っていることなど……。理想の夫婦の裏の顔とは! ?
発売後またたく間に話題をさらって関係者をざわつかせ、英国では100万部突破のビッグヒット!
最後の1行まで目が離せない、サイコ・サスペンス。

完璧な家 (ハーパーBOOKS)のKindle版

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