完璧な家 (ハーパーBOOKS)

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制作 : 富永和子 
  • ハーパーコリンズ・ ジャパン (2017年3月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784596550521

完璧な家 (ハーパーBOOKS)の感想・レビュー・書評

  • ハラハラドキドキで映画を見る感覚で読んだ。が、詰めが甘い印象。星4つにしたいところだけど299ページからガッカリ感が増してきて星3.6。ジャックのハンサムさ+残虐さ、グレースの美しさ+虐待され感、友人たちの付き合いとは裏腹な二人の夫婦関係など、自分の中ですっきり消化できない部分があるから星3.2。

  • 平成29年6月8日読了

  • 何となくで読み始めて自分の間違いに気付いた…
    何これ、止められない…
    読書から離れても(グレース大丈夫かな…)なんて心配になるほど。


    ミリーを支えに必死に頑張り続けるグレースがいたたまれなかった。
    もうずっとハラハラドキドキ…


    北九州の監禁事件?をモデルにしてるケモノの城を何となく思い出した。

  • 久しぶりに夜中までかけて一気読み。
    次に何が起こるのか?この次はどんな展開になるのか?ハラハラドキドキ…もう、心臓に悪い怖さです。
    亡き淀川長治さん風の解説の声が聞こえてくる様です。

    「この2人、完璧なんですね。完璧な家に住む、愛し合う夫婦なんです。奥さんのグレース、このグレースにはダウン症の妹さんがいるんです。そのためにグレースは恋愛しても相手が結婚となると逃げ出してしまうんですね。
    ところがこの夫、ジャックですね。ジャックは妹さんを気に入って、妹さんが18歳で寄宿学校から出たら一緒に住もう、そう言うんです。グレース、もう感激と幸せで涙ですね。そしてグレースや妹さんが望む様な素敵な、素敵な家を結婚のプレゼントにしてくれるんです。妹さんが大好きな黄色で揃えたインテリアの豪華な部屋まで用意するんですね。しかも夫さんは負け知らずの有能な弁護士なんですね。扱うのは虐待された女性の弁護です。その上ジョージ・クルーニーみたいな美男子なんですよ。凄いですね〜。完璧ですね〜。完璧に幸せな結婚、完璧な家です。
    この結婚のために、グレース、妹のために働いていた仕事も辞めて、両親は夢だったニュージーランドへ移住するんです。妹のためにかかる負担をジャックが全部肩代わりしてくれるんですね。みんな幸せですね。それも夫のジャックが全部計画してくれるんです。愛ですね。完璧な愛です。」

    本のページを開くと、人物紹介がある。翻訳物なのでじっくりと名前を眺める。夫の仕事関係の夫婦、夫の友人夫婦、介護人、弁護依頼人…。グレースだけの友達が居ない…?

    「ジャックが公園でグレースを見初めて、運命の人だと決めたのは「ダウン症の妹ミリーのためならなんでもする人だ」と思ったからなんですね。年の離れた、障がいを持つ妹への無償の愛。グレース素晴らしいですね。そこに惹かれるジャックは、もう男性の鑑、人間の鑑ですね。
    それなのに、どうしてこれがサイコサスペンスなんでしょう。知りたいですよね。どう思いますか?周り中が振り向く様な美男子が、ダウン症の妹を愛している自分に惚れてプロポーズしてくれる。ぼーっとなりますね〜。それに彼の社会的評価も完璧です。信じられない幸福感。でも、人生の坂には上り坂、下り坂の他に「まさか」がある事を忘れてはいけないんですね〜。怖いですね〜。どんな風に怖いか?それは説明できないぐらい怖いですね〜。知りたければこれをお読みになってください。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ♪」

  • 最後の最後までいつひっくり返されるかわからないスリルがあって、 失敗か成功かドキドキしながら読み進む。
    ジャックの思い通りにはすんなりいかないだろうと思わせるミリーの賢さは意外で面白かったけど、一人でも何とかなりそうな安堵感も生まれて少々複雑。もし彼女の存在が赤ちゃんや幼児だったら…そんな想像をして待ったなしの更なる切迫感にゾッとしてしまった。
    エスターの洞察力はエスパー並みだな。安心を通り越してちょっと怖いw

  • 全英100万部のベストセラーを記録し、英国アマゾンレビューが6900を超えた(評価4.2だそうです)というサイコ・サスペンスです。ぼくはサスペンスってほとんど読まないし、サイコ・サスペンスなんてなおさらなんだけれど、そういう映画は多少見ているんですよ。『ゴーン・ガール』なんかも面白かったですしね。サスペンスは、読むより映画で見る派だったんですが、本作を読んで、読むのも面白いものだなと思いはじめています。たいてい、酷い目にあう主人公は頭が悪くて墓穴を掘ったり、それくらいわかるだろってところで鑑賞者をやきもきさせます。ある意味ドリフターズのコントでの「志村!後ろ!後ろ!」の世界。『完璧な家』は、敵役の頭のよさでもって支配されてしまう主人公なんだけれど、いろいろ考えて試すことに対しては、失敗ばかりになりながらも、まあそれくらい抗うよなあという現実味は持っている。等身大の知能なんですよね。だからまあ、ふだん読まないサスペンスを読んで、中盤までは、エンタメに特化した小説だし、映画化も計算に入っている感じだし、ジョージ・クルーニーのあて書きだろうなんて思っちゃうんだけど、そのプロット、構築をきっちりと(当たり前だけど)頭を使ってやってるから読ませるんだよね。それにしても、ラストの数行と、ああいう読後感はぼくは好きでした。おもしろかったです。

  • 読み始めは一体何が起こっているんだろうというドキドキ感。途中は何とも不快なムカムカ感。ラストが近づくにつれ一条の光が射しこむ期待感が…
    「完璧な」というキーワードが幾度か登場するこの小説で、主人公のグレースは、華やかなキャリアウーマンの経歴を捨て結婚したばかり。弁護士の夫、ジャックと住む家がお話の舞台となります。ジャックはこの家を完璧な家と呼んでいました。完璧な妻、完璧な料理…違和感が拭えないこの表現は、薄気味悪い雰囲気を醸し出しています。新婚のこの家の夕食に招待されたジャックの友人の妻、エスターもそんなグレースの言動を訝しく思います。幸せがいっぱいの筈のグレースの身に進行しつつある恐ろしい事態…
    大方の結婚は、それまで殆ど相手の実態を知らずにいて、一緒に生活し始めたところでこんな筈ではなかった、と思う例が多いのでしょうが、彼女はそんな生易しいレベルを遥かに超えた相手と出会っていたのです。つまり、この家で暮らし始めた夫の正体はサイコパスでした。夫の忌まわしい生育歴が明かされ、その真の目的が明らかになるにつれこの環境からの逃亡も益々難しくなっていきます。
    現在と過去が交互に書かれる構成になっているので、先を読み急ぎたくなります。また視覚に訴えるところが大きいので、映像化されそうな作品だと思いました。

  • ブクログさんに頂きました!
    初めて献本に応募したのですが
    いきなり当たってしまい、めちゃ嬉しい!!
    ありがとうございます。
    ウキウキと早速読ませていただきました。

    現在と過去が交互に入る構成になっており
    序盤は完璧に幸せそうなカップルが
    読み進むにつれ夫ジャックの異常性が見えてきて
    八方ふさがりの状況の主人公
    息詰まるような心理戦にグイグイ引き込まれました。

    終盤まで気が休まることなく
    追い詰められましたが
    これまたラストが良かった。ほんとに~。
    イヤミス好きなら間違いなし
    お勧めの一冊ですな。

  • 悪くはないけど類似作あり、あんまし感心できん。
    単品で読んだら、、まあ普通かな。

  • 郊外の豪華な邸宅で暮らすグレース。ハンサムで優しい夫にも愛され、人は彼女を“すべてを手にした幸運な女”と羨む。だが、真実を知る者は誰一人いない―グレースが身も凍るような恐怖のなか、閉ざされた家で”囚人”同然の毎日を送っていることなど…。理想の夫婦の裏の顔とは!?(Amazonより引用)

    翻訳書は苦手なのだが、本書は大変読みやすく、何より面白く、一気に読んでしまった。上記の紹介文を読み、冒頭のホームパーティのシーンを詠んだときまでは、「モラハラ夫の話かな?」と思ったのだが、モラハラどころじゃないサイコパス野郎で、グレースが奴からどう逃げるのか、それとも逃げられずバッドエンドになってしまうのか、気になってページをめくる手が止まらなかった。

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完璧な家 (ハーパーBOOKS)の作品紹介

郊外の豪華な邸宅で暮らすグレース。ハンサムで優しい夫にも愛され、人は彼女を“すべてを手にした幸運な女”と羨む。だが、真実を知る者は誰一人いない――グレースが身も凍るような恐怖のなか、閉ざされた家で“囚人”同然の毎日を送っていることなど……。理想の夫婦の裏の顔とは! ?
発売後またたく間に話題をさらって関係者をざわつかせ、英国では100万部突破のビッグヒット!
最後の1行まで目が離せない、サイコ・サスペンス。

完璧な家 (ハーパーBOOKS)はこんな本です

完璧な家 (ハーパーBOOKS)のKindle版

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