サイレント 上 (ハーパーBOOKS)

  • ハーパーコリンズ・ ジャパン
3.56
  • (4)
  • (13)
  • (15)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 108
感想 : 13
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784596550590

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ウィル・トレントのシリーズ4作目。
    「ハンティング」に続く作品。

    田舎町で女子大生の殺人事件が起こる。
    ジョージア州捜査局(GBI)特別捜査官のウィル・トレントが派遣されました。
    そこは、サラ・リントンの故郷、殉職した夫のジェフリーが警察署長を勤めていた地区でもあった。
    小児科医で検視官も兼ねているサラはその後アトランタに移って4、5年はたっていたが、たまたま帰省していたため捜査に協力することになる。
    逮捕された若者トミーはかってサラの患者でもあり、サラはおかしいと気がついていた。

    識字障害を抱えていて内気だが優秀なウィルは以前からサラに一目ぼれしているのがバレバレ、でもなかなか踏み出せない。
    (常軌を逸した妻アンジーとまだ離婚が成立していないせいもあります)
    サラと地元刑事レナの葛藤もあり、そういう底流が濃厚な作品でした。今回で解決はしないのですが、それはまた後に。

    めちゃくちゃな順番で読んでしまったため、これは中ではわかりやすい方だったなというのが正直な感想。
    事件もそこまで凄惨じゃないし…
    ジェフリーと何があったのかが、わからないままなのは気になったけど。
    これ今もまだその頃のは翻訳されていないからわからないけど、その後の気持ちの整理は後々の他の本で出てきてましたね。

  • ウィル・トレントシリーズ4作目

    前半なので(なのか?)
    ややスローペース
    ウィルが尋問のテクニックを身につけたのは、施設で育って
    里親達の表情を読んできたからか
    または難読症(文字を読む、左右の認識などが困難)を気づかれない様に気を張り人を観察してきたことから発達した技術なのか
    「キャサリン・ダンス」の様なベース・ライン(相手の平常時の表情)を読み、それを基準として嘘を見抜こうとする技術(キネシクス)を普通に使っていた。
    警察では一般的な技術なのかな。

    主な感想は下巻で

  • 今までと違って残酷描写が少し鳴りを潜めたのがまずありがたい。
    相変わらず、若い女性が被害者となるのは同じだが・・・。

    今回はウィルが主人公となるのは同じとして、パートナーが完全にサラになっている。アンジーからフェイス、サラと次々に強い女性がパートナーになるところが面白い。

    濃密な人物描写はいつものことながら、サラの殉職した旦那=元警察署長がいた警察署が舞台となるだけに、さらに人物の絡みが複雑。様々な利害と人間関係が織りなすプロットは今までの中では一番緻密では?
    一筋縄では行かなそうな殺人捜査と相まって下巻の展開に期待。

  • カリン・スローター『サイレント 上』ハーパーBOOKS。

    ウィル・トレント・シリーズなのだが、誰が主人公なのかはっきりしない。ストーリーは半ば殺人事件そっちのけで、サラ・リントンとレナ・アダムズを中心に展開しているようにも思う。また、肝心の展開場面の描写が希薄で、まるで原稿の欠落があったのではないかと首を傾げる場面も…『プリティ・ガール』を読んだ時も思ったのだが、翻訳に問題があるような気がする。

    アメリカの田舎街で起きた女子大学生の殺人事件。犯人はナイフで刑事を刺した上で逃走を図るが、直ぐに逮捕され、犯行を自供する。しかし、犯人は留置場内で自殺し、留置場の壁に無実を訴えるメッセージを残していた…

  • 上下一括感想
    下巻にて

    警察小説の王道を行く

    現代の「ツインピークス」?

  • あまりの盛り上がりのなさに、このまま読み続けていいのかと不安になるが、ウィルとサラの行方が気になるので、下巻に行きますw

  • <ウィル・トレント>シリーズ第四作目。サラの故郷、グラント群が舞台であり、彼女の過去にまつわる描写も多いが、それに当たる物語は未邦訳らしい。サラの敵役・レナのキャラクターも今ひとつ精彩を欠き、これといった山場のないまま物語が進む。今作の事件は前作に比べ、一見すると非常に地味だが、ここからどう展開していくのだろうか。ウィルとフェイスのバディ感が好きなのに、今作は彼女の出番少なめ。サラの登場後、著者がフェイスの扱いを持て余している印象もあり、個人的にこのクロスオーバーの行く末が吉と出るか凶と出るか分からない。

  • この巻の舞台はグラント郡。レナなど、お馴染みの登場人物は出るのに、ジェフリーがいないのが、本当に寂しい。そして因縁のウィルとレナが対峙。でもその前に、やっぱりジェフリーがなぜ死んだのか知りたいと、この巻でも思いました。事件の真犯人は誰か。レナや臨時署長のフランクはどうなるのか。見どころ満載の下巻が楽しみ!

  • 今まで読んだウィル・トレントシリーズの中で、殺害の描写がそこまで残酷ではなかったことに少しホッとしました。
    またサラの故郷で起きた殺人事件のため、前回と同様サラとどこまで関わっていくのかが楽しみです。

  • いつも思うのだがウィル・トレントの属性には疑問。
    だから読まない訳じゃないけれど。

全13件中 1 - 10件を表示

カリン・スローターの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
カリン・スロータ...
ピエール ルメー...
カリン スロータ...
アンソニー・ホロ...
カリン スロータ...
アレン・エスケン...
クリス ウィタカ...
カリン スロータ...
リサ・ガードナー
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×