megumi33さんの感想
2015年9月26日
国王の庶子であるがために、敵国の皇帝に生け贄として捧げられた姫君とクールな独裁者のお話。 二人ともに自分のことより国のこと、互いの身を思いやる優しい性格です。若き皇帝は冷徹な仮面の下には、思いやりと思慮に溢れた為政者の素顔を持っていました。 どちらもとても魅力的なキャラクターで、読んでいて好感を覚えました。―にも拘わらず、最後の数ページで止まってしまったのは作品が面白くなくなったわけではなく、私が図書館で借りてきたハーレクインに没頭してしまったから―笑 やっと残りを読み終えました。