ハウスメイトの心得 (MIRA文庫 NR 1-1)

著者 : ノーラ・ロバーツ 入江真奈

• ハーパーコリンズ・ジャパン (2001年9月1日発売)

感想・レビュー・書評

[hayasick0103さんの感想 · 2019年2月11日]

建築家ネイサンが長く留守にしていた我が家に帰ると、バスルームに見知らぬ女性が。作家の卵ジャッキーとお試し同居をすることになってしまう。明るくて聡明、行動的なジャッキーは一目惚れのネイサンにpush！push！真逆なネイサンはガードを固めるも、胃袋を掴まれ、たまたま触れ合った指先に電流が…家庭環境から幸せな家庭生活を描けないネイサンだが、ジャックへの想いは募るばかり。やがて再び長期の仕事に旅立つ日が近づき、決断の時が迫る。臆病というより公平すぎたって感じかな。同僚の後押しがあったものの、最後の必死な姿は良かった。

[本読み隊さんの感想 · 2014年5月13日]

従兄の口車で、他人の家を勝手に借りてしまったジャクリーンは、家主の思わぬ帰宅で窮地に立たされる。彼をまるめこんで同居をはじめたけれど…

彼は世界を旅する独身主義者。彼女は愛のすべてを捧げたけれど、彼はふたたび旅立とうとしている…という純ロマ。
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-3612.html

[旅人シロクマさんの感想 · 2011年8月28日]

ハウスメイトとして強引に認めてもらったヒロインの奔放さにあこがれつつ、苦悩するヒーローのまじめさもいいです。

関係としては、最初から疑いようもなくいい感じなのに、男性がなかなか頑なで。

女性としてのヒロインの快活さに、気持ちがよく読めました。

著者プロフィール

Nora Roberts
ノーラ・ロバーツ
1981年『アデリアはいま』(サンリオ文庫)でデビューするやいなや、一躍ベストセラー作家に。86年にアメリカ・ロマンス作家協会初の名誉殿堂入り。2007年には〈タイム誌が選ぶアーティスト&エンターテイナー100人〉の第7位に選ばれている。ロバーツ名義のほか、J.D.ロブ名義では〈イブ&ローク〉シリーズを発表。これまで刊行したタイトルは200点に達し、全世界で累計4億部を超える売上を記録。「ロマンスの女王」として今も世界中のファンを魅了している。

「2023年 『カクテルグラスに愛を添えて (下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」