危険な駆け引き: 愛と勇気のマッケンジー家 (MIRA文庫 LH 1-13)

  • ハーパーコリンズ・ジャパン
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784596911575

感想・レビュー・書評

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  • 【マッケンジーシリーズ5作目】5男であり養子のチャンスのお話。マッケンジーシリーズって読んでるだけでサバイバルができそうに思ってしまう(笑)養子なのにマッケンジーファミリーに暖かく迎えられて愛情たっぷりな人間に成長したんだろうな。サニーみたいに騙されたら信用できなくなりそうだけど(苦笑)

  • シリーズ4作目

  • マッケンジー一家 最終話 (諜報員 チャンス)

  • ヒロイン:大物テロリストを父にもち、逃亡生活を送っているサニー
    ヒーロー:諜報員のチャンス。マッケンジー一家の養子です。
    愛は命がけを読んで、すごく面白かったので購入。どういういきさつでマッケンジー家に引き取られたのか、愛情を知らずに育ったチャンスが母メアリーから愛情を受け、他の兄弟たちと同じように育ってきた様子が分かります。特に同い年のゼインとの親密な関係と彼の結婚生活が垣間見られて面白いです。前半はゼインのお話し?と思われる部分も多いかもしれません。ゼインとベアリーの間の娘、ニックがかわいいけど、気性の激しいところはすさまじい状況で作られた結果なのかしらと、シリーズを読んだ人には面白い部分です。チャンスとサニーの恋愛話がメインのはずですが、マッケンジー一家勢ぞろいという印象です。

  • 購入済み

    内容(「BOOK」データベースより)
    「その男をとめて!」混雑したロビーでサニーは叫んだ。搭乗便の出発のめどが立たないうえに、今日中に届ける約束の書類をひったくられるとは。すると前方で、長身の男が犯人を取り押さえた。その恩人との出会いは、サニーにさらなる幸運をもたらす。チャーター機のパイロットだという彼が、足止めされたサニーを目的地まで送ると言うのだ。思わずサニーはチャンスと名乗る彼の厚意に飛びついた―すべては仕組まれたシナリオどおりだとも知らずに。

    A Game of Chance by Linda Howard

  • マッケンジーの息子チャンスは養子。ゼインとは双子のような存在だ。家族の中でいつも1歩退いたイメージの彼にはどこか淋しさを感じていたのだが 読み進めて行くと やはりこの一家の息子だなぁーとしみじみと感じた。大胆で素早く強引。ヒロインには可哀想な展開もあったけど チャンスには彼女のように優しいだけじゃなく強い女が似合うなぁと思ったね。

  • マッケンジー家五男・チャンスの話。

  • 「その男をとめて!」混雑したロビーでサニーは叫んだ。搭乗便の出発のめどが立たないうえに、今日中に届ける約束の書類をひったくられるとは。すると前方で、長身の男が犯人を取り押さえた。その恩人との出会いは、サニーにさらなる幸運をもたらす。チャーター機のパイロットだという彼が、足止めされたサニーを目的地まで送ると言うのだ。思わずサニーはチャンスと名乗る彼の厚意に飛びついた―すべては仕組まれたシナリオどおりだとも知らずに。

    リンダの「愛と勇気のマッケンジー家」シリーズの五作目。<br>
    リンダの国家のためなら嘘も策略も必要というお話しなので、どうにも後味はあまり良くない。マッケンジー家の物語の最終話でなければ、読まなかったかも。ヒロインはたまたまテロリストの娘として生まれ巻き込まれただけだし、そんなヒロインから情報を引き出すためならセックスも厭わないっていうのは、ヒーロー像としては最低。しかもヒロインが妊娠さえしなければ、結婚しようとも思っていなかったわけだし。<br>
    生まれによって持たざる得なかったヒロインの不屈の精神は感服するしかない。絶望的な状況でも、やってみようとする精神力の強さは凄い。そしてそんなヒロインなのに敢えて危険な目に遭わせようとするヒーローの最低さが際立ってしまう。<br>
    ただ産まれた息子にウルフと名付けたヒーロー、そうなるまでの葛藤は心にしみる。シリーズを通して描かれてきた孤独で愛を知らない少年だったヒーローが、不屈で純粋な心根のヒロインに出会って危険な一線から足を洗う決心ができたことは喜ばしい。あと良かったのはマッケンジー家の人々の大団円が読めたこと。瀕死の重傷を負ったヒロインはもっとヒーローに冷たくしても良かったけど。

  • リンダ作品の中でとても好きなシリーズのスピンオフ最終話。チャンス・マッケンジーが"彼をヒーローにして書いて"と切望されたことはリンダの手記で明らかにされていましたが、多分に漏れず世のロマンスファン同様私も、ヒーローとして彼の作品を読むことができてアドレナリンが急騰した。私は男性という生き物が好きだが、こんなふうに果断と勇胆を併呑して持ち、周囲の騒々しい愛情と折り合いをつけながら、それでもどこか癒されていない孤独を舐めるチャンスのような男性を愛さずにはいられないなあと思った。リンダ作品はとても予測がつかないくらい愛情にあふれているから、すべてを享受しながらもまるで暗中模索なチャンスのようなヒーローにはぜひとも一人の男性、唯一として注がれる家族とも友愛ともニュアンスの違う愛情に恵まれていてほしいと感じていた。チャンスには胸が痛くなるような幸福を感じてほしいと願っていたので、この作品には思い入れが強い。彼の血を受け継いだ彼の赤子をチャンスがその腕に抱けて、その子の成長を見守るという未来を手に入れてくれて読後は涙が止まらなかった。ウルフが人生で何を一番悔やんでいるか、チャンスに告白したその言葉が、まるで傷口にアルコールをかけられ抗生物質の軟膏をすり込まれているみたいに痛痒にしみる。サニーのように率直で嘘もなくて誤魔化さなくてチャンスを無条件に守ろうとしている人がヒロインで本当に良かった。

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