あの日の風が恋しくて (MIRA文庫 SW 1-5)

  • ハーパーコリンズ・ジャパン
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (548ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784596912213

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  • まぁ、ヒーロー母がとんでもないヤツだったことが悲劇の始まりなのかも。

  • 海辺のイタリアンレストランのオーナー ローザには忘れられない人がいる。
    夏の間に逢えていた幼なじみのアレックス。
    友情は愛情へと形をかえるが、身分の違いや周囲の反対に引き裂かれていった。
    10年後、二人は再び出会う…。


    うん、良かった。
    アレックスとの子供の頃の話とか、二人がどんな風にお互いにとって唯一になってきたのかがよく判るし、読んでて楽しかった。

    しかし、ローザは気の毒だったなぁ。
    大学進学を楽しみにしていたのに、事故であんなことになって。
    アレックスの母親も、自分が事故を起こしたなら、そこで反対するのをせめてやめりゃいいのにって思った。
    アレックスを愛してたと思うけど、それは自己満足で自分勝手だと思うし、それでローザはすべて人生がひっくり返ったわけだし。
    気になるのは、ローザの二人の兄が、要するに高校卒業したばかりのまだ子供の妹に、大学進学を諦めさせて障害を負った父親の面倒をすべて任せたこと。(押し付けたわけじゃないけど、結果そうなってる)
    ローザ可哀想過ぎる。

    そして納得いかないのは、ローザのパパが物忘れが病的なレベルでひどいのが判ったのに、配線の不具合をそのままパパに任せたこと。
    ちょっとのことなんだから、自分で電話一本かければいいのに、と思った。
    それに甥っ子のジョーイを預かってるのに、問題を抱えた父親と二人にして平気なことに、もうちょいやりようがあったんじゃないのーと作者に対して思う。
    これじゃローザが無責任に思える。

    とはいえ、全体的に良かった。
    アレックスが離れていった訳にも、仕方ないなと思えるし、お互い結局ずっと相手だけ想ってきたんだなーってのが良かった。

    ☆4つ。

  • ◎総合評価 2
    ◆ヒロイン 3  ◆ヒーロー 3
    ◆純愛 3    ◆情熱 2
    ◆さわやか 3  ◆セレブ 3
    ※設定も登場人物も悪くない。が、とにかく話が長い。
    途中ななめ読みしながらなんとか読了。

  • 「あの日の風が恋しくて」幼い頃の恋愛って成就するのか?! 
    http://youyou-bookmovie.blog.so-net.ne.jp/2015-01-19

  • Ceresta's By The Sea
    夏の間避暑地として賑わう海辺の町が舞台。グレイトギャツビイの空気感イッパイ"別荘族"に属するアレックスと、別荘の庭師の娘で人情熱いイタリア系な友人に囲まれている地元民のローザ。二人はまだ小さい頃、モンゴメリー家が避暑に来る毎年夏休みの期間限定ながら無二の親友となり、自然と恋人同士になり、だけど突然別れることになってしまう。10年後、ローザがオーナーを務める評判のイタリアン・レストランにアレックスがやって来る…

    現在と過去を行ったり来たりしながら、ロミオとジュリエットのようになぜ二人の周囲の人からそれぞれ反目されるのか、話が進んでいく。風景や人物、小物の描写が、なによりイタリア料理の描写が丁寧で、ときどき挟まれるレシピもおいしそう。
    結構なボリュームだけどヒロイン、ヒーロー、おせっかいな友人や不器用な家族達が最後はみんないい味出てる!特に優男風ながらブレない男=アレックスがよかった◎

  • 30歳投資信託業+28歳レストラン経営 [more]<br />名士の息子と避暑地にある別荘の庭師の娘という間柄の幼なじみ。18歳で別れ10年後再会。<br /><br />ノスタルジックな、子供の頃の描写が好きだ。ヒーロー母の横槍とか再会したH/Hのやりとりとかよりも。<br /><br />ヒロインは真っ黒でやせっぽち(現在はラテン系グラマーだが)、ヒーローは喘息で病弱。夏の間だけ二人で海岸や家の中や庭で遊ぶ。<br />やがてヒーローは来なくなり、進学して青春を謳歌。<br />ヒロインはバイトしながら勉学に勤しみ、大学の奨学金を受けようと面接を受けるも、落ちる。ヒーロー母が面接官の一人だった。<br />別荘へ来たヒーローと恋仲になるが、ヒロインの父がひき逃げに遭い、看病や生活費のため進学を断念。ヒーローはいきなり別れを告げ去ってしまう。つらい時期を支えてくれたのは店の友人たちだった。<br />10年経ち、自殺した母の遺品を片付けに別荘へ戻ったヒーローは、ヒロインが経営するイタリアンレストランに友人たちと姿を現す。<br /><br /><blockquote>内容(「BOOK」データベースより)<br />海辺のイタリアンレストラン“セレスタズ”の閉店が迫った時刻に、一組の客が店に入ってきた。夏になるとこの地方を訪れる東海岸のセレブ、、別荘族のグループだ。その中の一人の視線に、レストランオーナーのローザは凍りついた。アレックス・モンゴメリー―昔、庭師の父が通っていた別荘のお坊っちゃま、そして幼いローザの、夏の間だけの親友。二人がティーンエイジャーになったとき、その友情は未熟な愛情へと形を変えた。直後に引き裂かれる運命だとは知る由もなく…。予期せぬ再会に、ローザの胸に忘れたはずの痛みが走った。</blockquote>

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